ひとりで練習する

わたしは、ひとりで練習するのが好きです。いつでも、ひとりで練習したいわけではなく、ときどきは、ひとりで練習したいだけのことです。

例えば、バスケットボールのシューティングでは、何人かの人とドリルを行った方が、試投数が多くなり、効率的な練習が行えます。ひとりでシューティングしたのでは、当然、試投数が減りますので、効率が悪くなります。

それでも、ひとりで練習することは、自然と細部に注意を払うことができるので、集中できる気がします。そのため、効果が期待できる気がします。

「ひとりで練習する」ことは秘訣らしい

ひとりで練習する意義について、「才能を伸ばすシンプルな本」はためになりました。

本書は、ジャーナリストである著者が、取材した各地の「才能開発所」で得た知見をまとめたものです。

『エクセレント・カンパニー』の著者トム・ピーターズが「これはまさに人生を変える名著だ!」と絶賛する本書は、「才能は『遺伝』よりむしろ『行動』によって決定される」という新しい科学の考え方に基づいています。そして、その新しい科学とは、「才能を開発したいなら、深い練習を通じて脳を鍛える必要がある」という言葉に要約できるのです。それでは具体的にどうすれば才能を開発することができるのか。その52の秘訣がシンプルな言葉で書かれています。

出版社の紹介 から引用

本書には、52の秘訣が載っています。秘訣20は、そのものずばり「ひとりで練習する」となっています。その効果は、次のように記述されています。

  1. 能力の限界にあるスイートスポットを見つけ、
  2. 誰にも頼らずに実行する規律を身につける最高の方法だからだ。

ここでの「スイートスポット」は、もっとも上達するであろうレベルの練習であり、現在の能力の上限にあるゾーンとしています。精いっぱい背伸びをして取り組み、うまくいかなくても、ふたたび挑戦できるレベルです。

本書の52の秘訣について、「ひとりで練習する」ことで実施可能なものを調べてみると、下記のようになります。

  • 秘訣5 すすんでバカになる
  • 秘訣13 スイートスポットを見つける
  • 秘訣14 腕時計をはずす
  • 秘訣15 あらゆる動きを細分化する
  • 秘訣17 苦闘を歓迎する
  • 秘訣20 ひとりで練習する
  • 秘訣22 ミスをしたら、すぐに検証する
  • 秘訣26 ペースを落とす
  • 秘訣29 うまくできたら、その瞬間を脳に焼きつける
  • 秘訣31 新しい動作を覚えるには、大げさにやってみる

例えば「秘訣5 すすんでバカになる」は、失敗するであろうことを、「背伸び」して実際に行って、失敗することを指しています。「背伸び」してミスすることが、上達に不可欠なプロセスだとしています。

ひとりで練習すれば、時間を自由に使えるので、好きに取り組めます。時間を自由に使えることで、多くの価値を生みだせます。グループ練習では、練習メニューの遂行のために時間を自由に使えません。個人のために練習内容を変えたり、練習を中断することはできません。

本書は、それぞれの秘訣について、簡潔な分かりやすい説明があります。上記の秘訣、その他の秘訣については、本書をご覧ください。

目次
第1章 はじめる―観察して、盗んで、バカになる(なりたい人を見つめる 1日に15分を使ってスキルを脳に刻み込む 遠慮なく盗む ほか)
第2章 スキルを伸ばす―スイートスポットを見つけて背伸びをする(スイートスポットを見つける 腕時計をはずす あらゆる動きを細分化する ほか)
第3章 上達を維持する―繰り返し、へこたれず、目標を秘密にする(繰り返しを大切にする 汗水たらして努力する 1時間の実戦のために5時間の練習をする ほか)

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