サッカーでは頭を使うけど、バスケットボールでも頭を使います。
サッカーでは頭を使う
確か、小学校低学年のことでした。クラスメートのO君は、成績が優秀だけど体育は少し苦手でした。ノッポで少々”頭でっかち”、発育過程にあるからカラダを扱うのが難しい時期だったかも知れません。
当時、自宅のテレビがカラーだったのか白黒だったのか思い出せませんが、上手なサッカーのプレイを見た記憶はありません。だから、体育の授業でサッカーをやっても、イメージできるものがほぼありませんでした。
体育教師が「ボールを扱うときには頭も使うように!」と指導してくれますが、ヘディングは難しい技術ですし、ムリな要求です。
あるとき、サッカーの授業で、O君と向かい合って「インサイドキックのパス交換」をしていました。するとO君は、すごく深いおじぎをして頭でボールを止めるのです。
地面を転がってくるボールを頭で止める、すごい芸当です。
毎回、頭で止めるのではなく、ときどき。確かに教師は「ときどきは頭を使うように!」と言ってた気がします。
O君の愚行に気が付いたとき、最初は「そんな言葉通り解釈してアホか!」(当時の表現は思い出せない・・・)と思いましたが、ひたむきな姿なのでからかうことも出来ずにやり過ごしました。
ひたむきな努力で、工夫していく。そんなO君は、今も頭を使っているのだろうか。
バスケットボールでも頭を使う
現在、バスケットボールのチームメイト”ヨコちゃん(仮名)”は、50歳を過ぎてからバスケットボールをはじめた、異色のプレイヤーです。
10年ほど前には、率直なところ「よくやるよなー!」という印象でした。味方のフェイクにもディフェンスと一緒に騙されていましたっけ。自分がオープンであることに気付かないときもありました。
しかし、現在では遜色ないプレイヤーです。遜色ないどころか頼りになるプレイヤーで、ブザービーターになった、リバウンド&2ptのシーンが思い出せます。
ヨコちゃんは、バスケットボール教室的な場所にも熱心に出掛け、ひた向きな努力で、工夫していました。
大人になってから始めるものは、受け身でトレーニングしていてもなかなか上達することはないでしょう。ヨコちゃんは、積極的に頭を使ってプレイした結果、今日の姿になれたのだと思います。
ヨコちゃんのプレイを見ると、O君の姿が重なることもあり、いつも頭が下がる思いです。
ライトついてますか
O君で思い出した古典的名著を紹介しましょう。
自動車用トンネルを抜けた後も車のヘッドライトを点灯して走行し,そのまま長時間駐車してバッテリーを上げてしまった経験はありませんか? この種の問題の解決策としてトンネルの出口に「ライトを消せ」という標識を出すことが考えられるけど,それだと夜中にライトを消す人があるかも知れません。もしあなたがトンネル管理者なら,どんな標識を考えますか?
出版社のサイト から引用
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