- 抗疲労効果があるイミダゾールジペプチド、そのサプリメントに興味があるけれど、ホントのところが良く分からなくて困っていませんか?
このページは、イミダゾールジペプチドのサプリメントの紹介です。専門的な説明ではなく分かりやすさを優先しています。サプリメントには、実は不親切なネーミングや不誠実な含有量の表記があるのです。
最後までご覧になれば、実際にサプリメントを選んで試すことができるでしょう。イミダゾールジペプチドで疲れないカラダを手に入れられるかもしれません。
最後までご覧になり、あなたがサプリメントを選ぶ参考になりましたら幸いです。
はじめに
イミダゾールジペプチドの話は、大阪市立大学の研究成果があり各種メディアで取り上げられています。
抗酸化物質は、自身の持つ強い還元力により、活性酸素を消去する。したがって、生体内の抗酸化物質の濃度を高く維持し、過剰に発生する活性酸素を消去すれば、疲労の発生を抑制できると考えられる。
疲労のメカニズム解明:疲労の原因は活性酸素だった から引用
世間に良く知れ渡っている話は、渡り鳥の胸筋に抗酸化物質「イミダゾールジペプチド」が多く含まれている話でしょう。その他には、マグロやカツオなど生涯泳ぎ続けている魚の尾びれの周囲にも大量に含まれています。
つまり、イミダゾールジペプチドは長時間連続して運動する骨格筋に特に多く含まれています。鶏胸肉には牛肉や豚肉の2〜4倍含まれています。もちろん、ヒトの体内にも大量にあります。
イミダゾールジペプチドという名前はカルノシン、アンセリン、バレニンなどの総称です。
イミダゾールジペプチドという名前はカルノシン、アンセリン、バレニンなどの総称
動物にはカルノシンが多く、魚にはアンセリンが多い
経口摂取で効果が期待できる!
食べたものがそのまま使われないのは、義務教育レベルの話なんですが、あまり理解されていないかもしれません。
機能が優れた動物を食べても、普通、その機能を身に付けることは出来ません。
イミダゾールジペプチドは例外的なものであり、経口摂取で効果が期待できます。
イミダゾールジペプチドの抗酸化作用については、Wikipediaから引用します。
有効成分であっても経口摂取で効果が出ない物質もあるが、イミダペプチドは、消化吸収過程において2つのアミノ酸に分解され、体中で再合成される。ヒトの場合、脳細胞、筋肉などの消耗の著しい部位に、イミダペプチド合成酵素が豊富に存在するため、酸素消費が多く発生する部位で、ピンポイント的にイミダペプチドが再合成されやすく、効果が発現しやすい。このため、抗酸化作用が他の抗酸化物質よりも優れる特徴を持つ[3]。
Wikipedia から引用
イミダゾールジペプチドの種類により、抗酸化作用以外の働きも注目されています。
抗酸化作用に伴い抗疲労効果もある[4]。バレニンとカルノシンには認知症予防作用があるとされる[5]。
Wikipedia から引用
食品から摂れるけど大変!
大雑把に言って、鶏胸肉200gを摂れば、市販のサプリメントと同量のイミダゾールジペプチドがとれます。
たいていの場合、サプリメントの成分を食品で摂ろうとすると、膨大な量(食べられない量)を必要とします。ところが、イミダゾールジペプチドの場合は、食品で摂ろうと思えば摂れる量に過ぎません。
でも、実際の生活の中で摂るのは大変ですし、それを継続するのはもっと大変です。ここに、サプリメントを利用する価値があると思います。
不誠実な含有量表記
食品からであろうがサプリメントからであろうが、イミダゾールジペプチドを200mg程度摂りたいのです。ところが、サプリメントの中には、含有量を「チキンエキス200mg」などとしているものがあります。
チキンエキスの中には、大量にイミダゾールジペプチドが含まれています。しかし、チキンエキス中のどれぐらいがイミダゾールジペプチドなのでしょう?
摂りたいのはイミダゾールジペプチドであって、チキンエキスではありません。虚偽の表記ではありませんが、不誠実な表記です。騙そうとしているのでしょか。
このような商品は、大抵とても安価ですので誤摩化すつもりなどないのかもしれませんが。
「イミダペプチド成分」は混乱する
イミダゾールジペプチドは、カルノシン、アンセリンなどの総称です。大雑把には、動物にはカルノシンが多く、魚にはアンセリンが多いです。
語源としては、イミダゾール-ジ-ペプチドなのですが、ジ(”2″の意味)が省略されて、イミダゾールペプチドとされることがあります。
なお、イミダペプチドは登録商標なので具体的な商品を指しますが、時には、イミダゾールジペプチドの意味で誤用されることがあるので混乱します。Wikipediaでも別名として紹介されています。
イミダゾールジペプチド (英語: Imidazole dipeptide) は、イミダゾール基を含むアミノ酸のヒスチジンが結合したジペプチドの総称であり、別名、イミダペプチド、イミダゾールペプチドとも呼ばれる。
Wikipedia から引用
混乱を招くのに、なぜ登録を許可したのだろう?
「イミダペプチド成分」と表現されたときには、間違いなく、イミダゾールジペプチドのことです。この使われ方は作為的に感じます。
サプリメント
含有量が明確で、品質が良さそうな商品をピックアップしました。実際には、この表以外にも確かな品質のものもあるでしょう。
商品名 | イミダゾールジペプチドの成分 | 単価/1日分 (税抜) |
---|---|---|
DHC イミダゾールペプチド | 鶏肉抽出物1,800mg (イミダゾールジペプチド225mg) | 約130円 |
日本予防医薬 イミダペプチド ソフトカプセル | 鶏胸肉抽出物 イミダゾールジペプチド200mg | 約250円 |
日本予防医薬 イミダペプチド ドリンク | 鶏胸肉抽出物 イミダゾールジペプチド200mg | 約270円 |
NowFood L-カルノシン 500mg 100カプセル | L-カルノシン (B-アラニル-L-ヒスチジン)500mg | 約35〜106円 |
DHC アンセリン | フィッシュペプチド (アンセリン10%)600mg | 約70円 |
イミダゾールジペプチド
DHCのイミダゾールペプチドは鶏肉抽出物加工食品です。鶏胸肉から作られているので、カルノシンとアンセリンの両方が含まれています。
日本予防医薬の商品は、宣伝されていますのでご存知の方も多いでしょう。少し高い印象です。
カルノシン
カルノシンのサプリメントは、国内の製品はほぼありません。わたしはNOW Foods(ナウフーズ) L-カルノシンを試すつもりです。
含有量がしっかりしているサプリメントを求めていくと、アメリカ製に行き着くことが多いです。その場合、iHerbならやすい場合がほとんどです。ただし、送料が高いのでまとめ買いがオススメです。$60以上で無料配送です。
アンセリン
DHCでは、アンセリンのサプリメントをイミダゾールジペプチドという名前を出さずに説明しています。
「イミダゾールペプチド」を商品名に使ってしまったので、紛らわしくなってしまうからなのだろうか?
プリン体が気になる方に! アンセリンパワーで健康値をサポート
公式サイト から引用
健康値は気になるものの、偏った食生活やアルコール、ストレス、運動不足などで生活習慣の改善は難しいのが現実。食事でのプリン体や、健康値、ストレス、疲れなどが気になりはじめていませんか?
DHCの『アンセリン』は、マグロやカツオといった回遊魚の特有成分を30倍に濃縮*したフィッシュペプチドを配合。1日3粒で60mgものアンセリンを手軽に摂ることができるサプリメントです。毎日の健康や気になる健康値、プリン体に、朝、昼、夜など、数回に分けてとるのがおすすめです。
アンセリンはマグロやカツオなど、回遊魚のスタミナ源ともいわれる成分で、アラニンとヒスチジンという、2つのアミノ酸が結合したものです。
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