クリーンバスケット

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日本バスケットボール協会(JBA)が設立した、インテグリティ委員会が新たなメッセージを発表しました。暴力暴言根絶のメッセージです。当たり前のことをメッセージに乗せて発表しなければならない事態なのでしょうか。


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新メッセージ

「クリーンバスケット、クリーン・ザ・ゲーム ~暴力暴言根絶~ 」

もちろん、賛同します。しかし・・・

異論はさておきまして、バスケットボールの家庭教師、鈴木良和先生はブログで丁寧に解説されています。本来、インテグリティ委員会がもう少しだけ解説すべきだと思います。

『クリーンバスケットという指針』
鹿児島県バスケットボール協会さんがFacebookで紹介していましたが、JBAから、「クリーンバスケット、クリーン・ザ・ゲーム」というメッセージが発表されまし…

ドラッカーの言葉を引用しながら、どなたでも分かる表現でメッセージの意味を説いています。

紳士たれ

プロ、アマを問わず、伝統と実績のある強豪チームについては、「紳士たれ」みたいな話が昔からよくあります。バスケットボールとか、スポーツ以前に社会人として、品行方正であることが、強豪になるための必要条件だと思います。

しかし、社会人として〜という話においては、日本バスケットボール協会がコメントする話ではありません。日本バスケットボール協会の委員会がメッセージを掲げ、言及しなければならない事態が問題であると強く感じます。

本当にそんな事態になっているのでしょうか?わたしの周囲を見る限り、そのようには感じません。

クリーンバスケット?

メッセージ中、「クリーンバスケット」の部分は、ヘンな英語なので駄作に感じます。それはさておき、目指すものが今一つ分からないです。

もちろん、肉体的な暴力は論外にダメですし、暴言もダメです。では、何が暴言なのでしょうか?受け手が不快に感じたらNGなのでしょう。

バスケットボールの文化としては、クダラナイ発言をしつつ、時には、審判に注意や罰則を受け、時には、後から相手に謝罪する、そんな感じでコミュニケーションをとるものなのではないでしょうか。

「クリーンバスケット」に従うあまり、口を閉じるのではなく、特に若年層にとっては、小さな間違いを犯しながら、学んでいく場になればいいと思います。

茶番はOK?

規則を厳密に適用すると、いただけない行為なんだけど、クダラナイ発言は、バスケットボールの一部で、バスケットボールの文化なんだと思います。

ビッグマンの茶番

久しぶりに会うチームメイトが、とてもうれしそうな様子で近づいてきました。

おい!聞いてくれよー!
コイツ、オレがフリースローの1投目を外したら、2投目の前に
『オレがシュートを教えてやろうか?』って言うんだよー!

今日は同じチームのビッグマンKさんが、先日の大会では対戦相手でした。そのとき、FTを外したら、ビッグマンKさんが(近づいてきて小声で)『オレがシュートを教えてやろうか?』と、動揺させようとしてきたらしいです。

文章にするとつまらないですが、こうした茶番もバスケットボールの一部で、バスケットボールの文化でしょう?

デュラントTシャツ

デュラントTシャツを着てウォーミングアップしている、チームメイトのOさんに、対戦相手でもないビッグマンが近づいてきました。

ビッグマン:おーい!シャツに負けてるぞー!
Oさん:アップしてるんだから、邪魔しないでください!
ビッグマン:(Oさんがシュートを落とすと)シャツに負けてるぞー!
Oさん:だからぁ、邪魔しないでくださいって言ってんですよ!
ビッグマン:(Oさんがシュートを落とすと)シャツに負けてるぞー!
Oさん:あんただって、負けてるでしょー!
(ビッグマンのシャツにはジャンプマンが付いてました)

聞こえていた人たちには大ウケの茶番でした。なお、ビッグマンとOさんは、親しい間柄です。

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