バスケットボールでは、両チームの選手が入り交じるので、どうしても接触する場面が生じます。
どのスポーツも年月の経過と共に、競技が成熟していきますが見方を変えれば、いつも成熟する過程にあるとも言えます。競技規則が更新され続け、規則の適用方法が模索されていきます。
バスケットボールでは、ルール改正とその適用について選手も審判も調整し続けています。その過程も愉しみの一部だと思います。
ファールのコールは、試合の勝敗に大きく影響する競技の一部です。競技をより愉しむために、そしてケガの防止のためにも、もう少し厳しくコールして欲しいファールがあります。
「何事もなかったかのようにプレーを続けられる」
中国で開催されたワールドカップで審判を担当された加藤誉樹氏のインタビュー記事が公開されています。加藤氏は、日本初のJBA公認プロレフェリーだったのですね。
インタビューは、表現を選んだ感じがしますが共感の多いものでした。その中で、日本以外の国のフィジカルを表現した次の言葉があります。
「何事もなかったかのようにプレーを続けられる」
なるほど、その通りかもしれません。私のレベルでさえ、相手よりすべてに優位なときは、何事もなかったかのようにプレーを続けらます。
体格が少し劣っていても、技術やカラダの扱いが勝っていれば、何事も無かったかのようにとはいかなくても、プレーを続けられます。
「何事もなかったかのようにプレーを続けられる」というのは、きっと、「ファールされても瞬時にボディバランスを整えてプレーを続けられる」ですよね? そうなれるよう精進します。
それでもコールして欲しいファール
仮に「いつでも何事もなかったかのようにプレーを続けられる」程度にフィジカルを備えても、見逃さないで欲しいファールがあります。その中でも、見逃され過ぎに感じているファールがあります。
シュート後
シュートを放った後のいわゆる”アフター”は、見逃さないで欲しいです。
着地点に入るファール
悪意を持って意図的にやる人はいないハズです。だけど起きるんですよね。
見逃されるのは、未熟な審判に限った話なのでしょうか。そうだとしたら、仕方が無いです。
シューティング・ハンドを叩かれる
シューティング・ハンドを叩くケースは、見逃されることが多いです。決して見逃さないで欲しいけど、(公認審判でもない審判が)2人制審判では見逃してしまうことが多いでしょう。それは、仕方が無いと思っています。
でも、正面からシューティング・ハンドに向かって振り下ろすディフェンダーの手は、見逃さないで欲しいです。これが突き指の原因になっていますし、悪意があるのではないかと疑ってしまいます。
脱力した手がリング方向に伸びているのは、シュートの原則であって変えることができません。その状態のときに指を傷める向きに叩かれるのは、防ぎようがありません。
特に、親指を叩かれると、治りにくい傷め方をします。
腰を押される
オフェンスのムーブに対して、正しい手の使い方でデフェンスが抑える(押し戻す)のは構わないですが、オフェンスの動きとは無関係にディフェンスから動いて接触し、腰骨を押す・・・これに困っています。対処する上手い方法があるのだろうか。
近年、ディフェンスの手の使い方に着目して、コールのガイドラインにする試みがなされています。分かり易い判定につながっていて、歓迎しています。
でも、手の使い方ばかりに目がいって、「ディフェンスが先に押す」とか、「オフェンスからは接触していないのに、ディフェンスが押す」を見逃す傾向にあるよう感じます。
これは、わたしが押し相撲に弱過ぎるから繊細に感じているのでしょうか?
体重が軽過ぎますが、それでも、改善に努めなければならないでしょう。やはり、体幹とボディバランスを鍛えないと思います。下記は、改善のためになるトレーニングをまとめた記事です。
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