この記事は、微生物先輩とチームメイトに捧げる駄文です。
発酵と腐敗
「腐敗した組織」という表現はありますが、「発酵した組織」という表現は使われません。同様に、「腐敗したチーム」は使われますが、「発酵したチーム」は使われません。
なぜなのでしょう? 少し細分化して考えてみます。
まず、発酵や腐敗が身近である食品会社の記事から、発酵と腐敗の定義をお借りします。
発酵と腐敗の違いとは、人間が人間の視点で決めたこと。どちらも微生物の力によって物質が変化することをいうのですが、それが人間にとって有益なものであれば発酵、有害なものであれば腐敗ということになります。
発酵と腐敗・熟成の違いって何?|Webマガジン「発酵美食」|マルコメ から引用
なるほど、会社組織などに「腐敗」が使われるということは、会社や社員、お客様にとって有害な「会社の変化」を指しているのでしょう。
ところで、社員やお客様にとって、有益な歓迎すべき「会社の変化」がないから、会社組織などに「発酵」が使われないのでしょうか? そんなことは無いと思いますが、なぜか使かわれませんね。
チームもいろいろと問題が噴出してくると、腐り始めてくることがあります。チームのメンバーや対戦相手にとって、いろいろと迷惑な変化なら「腐敗」なのでしょう。
チームのメンバー対戦相手にとって、歓迎される変化を感じるときがありますが、「発酵したチーム」とは言われません。なぜなのでしょう?
それを探るために、まずは、チームの発酵と腐敗について、マルコメさんの文章を書き換えてみました。
発酵と腐敗の違いとは、プレイヤーがプレイヤーの視点で決めたこと。どちらも微生物の力によってチームが変化することをいうのですが、それがプレイヤーにとって歓迎されるものであれば発酵、迷惑なものであれば腐敗ということになります。
「微生物」を除き、自然で納得できる文章になりました。
微生物とは何か?
微生物を納得できるものに置き換えられれば、「発酵したチーム」を使っても良さそうに思います。
小さなPG
PGは、多くの場合、他のプレイヤーよりも小さいです。優れたPGは、PG本人のスタッツがどうあろうと、チームをステップアップさせます。ステップアップさせた良い状態を繰り返すことで、チームの発酵を促進させているに違いありません。
小さなHC
HCは、多くの場合、ビッグマンよりも小さいです。優れたHCは、プレイヤー個々のコンディションがどうあろうと、チームプレーを徹底させて優れたチームに見せ掛けます。優れたチームに見える状態を繰り返すことで、チームの発酵を促進させているに違いありません。
熟成
「発酵したチーム」の探求は、今ひとつでしたが、「熟成されたチーム」という表現は使われます。
熟成についても、熟成が身近である食品会社の記事から説明をお借りします。
熟成は必ずしも微生物が関係しているわけではなく、その食品が元々持っている酵素のチカラによって分解されたり、時間をかけることで旨みや風味が増します。
発酵・腐敗・熟成の違いとは?|Webで学ぶ|株式会社玄米酵素 から引用
チームの説明になるように、玄米酵素さんの文章を書き換えてみます。
熟成は必ずしも小さなPGが関係しているわけではなく、そのチームが元々持っているプレイヤーのスキルによってチームプレイが熟練し、時間をかけることで上手みや味が増します。
つまり、発酵と熟成は同時に進行するかもしれない変化なのですね。そして、時間が掛かる変化なのです。
おわりに
わたしが所属しているチームの一つは、微生物先輩が尽力されています。でも現在、発酵と腐敗の分岐点かもしれません。
微生物先輩はさておきまして、ハッキリ言えば腐敗が進んでいるのかもしれません。参加者が減り、大会への登録が減り試合が少なくなっています。チームメイトの皆さんはどのように感じているのだろうか。
もしかしたら、ドラスティックな変化が必要な時期に差し掛かっているのかもしれません。
失礼いたしました。
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