スポーツを楽しむための遺伝子検査

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  • お子さんのスポーツ遺伝子を検査して、遺伝的特性を知りたいと思いませんか?
  • あなたの遺伝子タイプを知って、スポーツの潜在能力を高めたいと思いませんか?

この記事は、エクササイズ遺伝子検査の紹介です。

スポーツ遺伝子を検査することで、種目選び、トレーニング方法の見直しや運動能力向上のヒントに活かされることが期待されています。

検査結果により、競技種目の向き/不向き、運動能力向上のためのアドバイスが得られます。検査結果の利用の仕方は、あなた次第です。取り組むスポーツやポジションを変えなくても、トレーニング方法/頻度、食事内容の見直しなど、出来ることがたくさんあります。

本記事を最後までご覧になり、あなたやあなたのお子さんのスポーツライフに活かせれば幸いです。


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はじめに

スポーツが人生なのではなく、スポーツは人生を支えてくれるツールです。スポーツでは、最初から最後まで挑戦です。挑戦することにこそ価値があると思います。

遺伝子検査の結果は、挑戦を知的にアドバイスしてくれるものだと思います。やみくもに努力するよりも、検査結果をヒントにした方が、挑戦しがいがあるでしょう。

向いているスポーツでない種目に挑戦する場合には、越えなければならない壁が人より高いかもしれません。その場合には、人よりも工夫が求められるでしょう。それも愉しみだと思います。

エクササイズ遺伝子検査

一般の人が遺伝子検査を受けられるようになったのは、つい最近のような気がしますが、ハーセリーズ社が提供する遺伝子検査サービスは、15年にもなる実績があります。

医療機関をはじめ、既に多数の実績があるサービスですので、安心して検査を受けることができます。

ほほの内側(口腔粘膜)を提供するだけで、トレーニング方法や栄養に関してのアドバイスを受けられます。

口腔粘膜の採取は、付属の綿棒をつかって口の中の粘膜を採取するだけです。痛くありませんし、面倒なこともありません。採取した口腔粘膜を郵送するだけです。

結果レポートは半月ほどで届きます。

被験者の年齢制限

20歳以上の方に限定されています。ただし、中学1年生〜19歳の方は、本人様の意思確認と親権者の同意があれば受けられます。

小学生以下の検査依頼はできません。

何が分かるのか?

3種類の遺伝子(α-アクチニン3/ACE/PGC-1α(PPARGC1A))を検査することで、筋肉タイプ(速筋派/遅筋派)、血管収縮能のタイプ(拡張能/収縮能)、エネルギー産生力のタイプについて知ることができます。

以降では、それぞれについて詳しく説明します。

筋肉タイプ(速筋派/遅筋派)

ご存知の通り、速筋は、収縮が速く瞬発力がありますが、持久力はありません。遅筋は、収縮が遅いため瞬発力には向きませんが、持久力があります。

従来、速筋/遅筋の割合は先天的に決まり、後天的に割合が変化しないと考えられてきました。今では、トレーニングにより割合が変化すると考えられています。そして、子孫に遺伝するとされています。

とはいえ、先天的な速筋/遅筋な割合があり(長い間、後天的に変化しないと思われていたように)、スポーツの向き不向きに影響します。

速筋(白筋)型

瞬発的な力を発揮するのに有利です。スプリント系短距離(陸上短距離/水泳短距離/スピードスケート/自転車のスプリント競技)、柔道、相撲、ウエイトリフティングなどに向いています。

遅筋(赤筋)型

持久力を発揮するのに有利です。長距離(陸上長距離/水泳長距離/自転車ロード/トライアスロン)などに向いています。

両筋バランス型

中庸なタイプです。多くの球技スポーツに向いているでしょう。

血管収縮能のタイプ(血管拡張能/血管収縮能)

スポーツマンであっても血管の拡張能/収縮能について、ご存知の方は少ないでしょう。

血管の拡張能/収縮能は、血液を送り届ける力に影響しますので、酸素や栄養を送り届ける力に影響します。

血管拡張型(血管拡張能が高いタイプ)

筋肉へ酸素や栄養を送り届ける力が優れているため、運動による疲労を感じにくいです。

一流登山家に多いタイプです。持久系のスポーツが向いています。

血管収縮型(血管収縮能が高いタイプ)

筋肉へ酸素や栄養を瞬間的に送り届ける力が優れています。瞬発系のスポーツが向いています。

トレーニング効果が他のタイプより低いので、継続的なトレーニングを必要とします。

血管拡張/収縮バランス型

中庸なタイプです。持久系のスポーツが向いています。

エネルギー産生力のタイプ

遺伝子検査により、ミトコンドリアの生合成のタイプが分かり、エネルギー産生力のタイプを分類しています。

ミトコンドリア高増殖型

持久系の運動が比較的楽に行えるタイプです。運動や食事のコントロールでミトコンドリアが増えやすいタイプです。

ミトコンドリア低増殖型

エネルギー産生量も緩やかですが、運動によりミトコンドリアを増やすことは可能なタイプです。日常的にインターバルトレーニングなどを取り入れて、ミトコンドリアを増やす努力が必要です。

ミトコンドリア標準増殖型

中庸なタイプです。運動を継続することでエネルギー産生量が少しずつ増え、持久系の運動がだんだん楽に行えるタイプです。運動や食事のコントロールでミトコンドリアが増えやすいタイプです。

結果レポート

結果レポートには、以下の内容を分かりやすくアドバイスしてくれます。

  • 検査結果
    • 各遺伝子詳細
    • エクササイズ体質
  • タイプに合ったスポーツ例
  • トレーニング方法や栄養のアドバイス

結果レポートにより、トレーニング方法の見直しや運動能力向上の糸口を見つけられることが期待されています。

※費用は、7,000円(税抜)です。公式ページでご確認ください。

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