社会の倫理
不適切動画
不適切な動画が話題になっていますが、その原因として、いろいろと言われています。
- 職業意識/責任感が足りないことが問題
- 管理者不在で、アルバイトだけに任せていることが問題
- 低賃金なのが問題
- 屈折した承認欲求が問題
どれも改善すべきことで、すべてが深刻な問題に感じます。
SNSの倫理
真剣に、学校教育の役割りや、影響を論じている記事がありました。
バカッターは、日本のインターネットにおいて誕生したTwitter利用者による行為の様相を表すインターネットスラング。「馬鹿」と「Twitter」のかばん語。
Wikipedia から引用
ネットリテラシー
ネットリテラシー とは、情報ネットワークを正しく利用することができる能力のことです。下記はネットトラブルなどの量的な考察と、ネットリテラシーの啓発についての記事です。実は、不適切動画などの問題行動は、むしろ少ないのではないか?という意見です。
我々、中高年のネット上での問題行動が少なく見えるのは、ネットリテラシーが備わっているのではなく、単純に利用者が少ないからに過ぎないと思います。今後、本当にみんながSNSを利用するようになるには、ネットリテラシーの啓発活動が必要だと思います。
不適切動画の投稿が、問題行動であることは明らかです。良識あるオトナが、同様な問題行動を引き起こすことはないでしょう。しかし、ネットリテラシーの欠如から、意図せず、結果として問題を起こすことは、心配されます。
試合の倫理
スポーツは限られた空間での、社会の縮図だと思っています。特に、若い人にとっては、学びの場であって欲しいです。しかし、問題があることは、既に、少しだけ触れました。
ファール
バスケットボールでは、ルール上、ファールが明確になっていて、2〜3人の審判がファールの判定をしてくれます。
実際の試合では、身体の接触があって、ルール上ファールが起きても、審判に見つからなければファールは宣告されません。だからといって「審判に見つからなければ、ファールじゃない!」という考えでプレイすることは、当然、嫌われる考え・行為です。報復行動などの心配も生じてきます。
ファールが宣告されているのに、審判に反抗している場面は多くの人が目にしているでしょう。ゲーム全体を見通して、意義を唱えているのならまだしも、狭い考えで、その場の判定に文句を言うのは、間違った行動だと思います。
帯同審判で判定のスキルが未熟だからと、流行の「あおり運転」のようにイチャモンをつけるのは、間違った行動だと思います。接戦ならまだしも、ワンサイド・ゲームで勝っているのに、文句を言い続けていると、試合終了後、勝者を讃える気持ちを持てません。
アカデミー賞の法則
確か、コンピュータ雑誌「bit」のコラム「イーグル村通信」で目にしたと思うのですが、「アカデミー賞の法則」というものがあります。「今年は◯◯が主演男優賞だ!」なんて言われながら、何年も受賞を逃し続けると、駄作で演技も今ひとつな作品なのに、「今まで授与できなかった」バイアスが生じたり、「これが最後のチャンスかも」などの思いも働いて、選考されるときがあります。
ファールの宣告も同様で、審判が見逃したり/誤判定だったかも、というバイアスが生じて、辻褄を合わせようとしてしまいます。審判に対する文句も影響しているように見えます。
- 4個目のファールが誤判定だったと思い込むと、5個目のファールは吹かれにくい
- ファールを見逃したと思い込むと、次のファールはすぐに宣告される
- ゲームの早い段階で、文句を言い続けた選手・チームには、後半の大事な場面で厳しく判定される
ガリバーの法則(冗談)
インサイドに強力なビッグマンがいるチームとの対戦では、守るのが大変で、ファールを覚悟してディフェンスは接触します。1人ではなく、2, 3人で囲って、激しく守ると、ファールがなかなか宣告されないことがあります。
小さい人間が叩いても、気が付かないからですか?
密集しているから、見えにくいのでしょうか。それでは、ツマラナイので「ガリバーの法則」と呼ぶことにします。
失礼いたしました。
『ガリヴァー旅行記』は、20世紀では子供向けの物語とみなされることが多かった。子供向けの版では最初の2篇のみが収録される傾向にあり、全編を通して読んでいない人々からは、主人公が身長6インチの小柄すぎる人々に取り巻かれるリリパット国とブレフスキュ国でのレミュエル・ガリヴァーの冒険に広く関心が持たれている。しかし、この作品がこれまでに書かれた道徳と品行に対する風刺文学の中で、最も痛烈な一作品である事実が見過ごされているのは皮肉な巡り合わせである。今もなお本作は、全歴史を通じた偉大かつ不朽の風刺文学の一つとして、これまでに書かれた最高の政治学入門書の一つとして、確固として成立している。法における判例上の対立、数理哲学、不死の追求、男性性、動物を含めた弱者の権利等、今日の数多くの議論が、本作には予見されていた。
Wikipedia から引用
「ガリバー旅行記」は、オトナ向けの小説です。新潮文庫(1951)、角川文庫(2011)、青空文庫(1995)ほか、多数の翻訳があります。
青空文庫のススメ
青空文庫は、ネットリテラシーにまつわる不安などを心配せずに、スマホから容易に愉しめます。(青空文庫も、ビューアーもご存知の方が多いのですが・・・)
青空文庫(あおぞらぶんこ)は、著作権が消滅した作品や著者が許諾した作品のテキストを公開しているインターネット上の電子図書館である[。
(中略)
青空文庫として閲覧ソフトウェアを開発したり提供したりはしていないが、電子辞書やiPhoneアプリなどで専用ビューアーがサードパーティによって開発されてる。
Wikipedia から引用
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