気象状況の影響でスポーツ大会が、急遽中止になることがあります。参加者にとっては、単に残念なだけかもしれませんが、主催者側では、中止の判断、中止の連絡など煩わしいことだと思います。
大きなイベントで商業的なものは、もちろんしっかり対応していると思います。しかし、商業的でない市民大会のような地区イベントでは、地域の格差が大きいです。
台風では、予報の精度が年々向上し、公共交通の計画運休などに活かされています。でも、バスケットボール大会の開催については、主催者により対応が大きく異なります。
急速に発達した大型で猛烈な台風19号の接近に伴っての、各主催者の判断は差がありました。部外者から見れば、出来ないことが明確なのに、なぜ発表しないのだろう?といった感じです。
この記事は、大会中止の判断とその連絡についての雑感です。主催者側への非難ではありません。主催者の皆さまには、いつも感謝しております。
中止の判断
中止の判断は、大変な作業だと思います。でも、中止にする条件を事前に決めておけば良いのに、と思います。ほとんどの主催者は、その時々で判断しているように感じます。
緊急の伝達手段が現代的でないことは、もどかしさを感じます。移行するのは、大変かもしれませんが、試験運用なら試し易いでしょう。
以降で説明するA地区は、良いモデルかもしれません。
A地区
A地区では、地区のバスケットボール協会からの伝達に、今年度試験的にLINEを使っています。正式な連絡は郵便のままです。
台風19号の最接近は12日深夜が予想される状況で、13日の全試合中止が10日にLINEで発表されました。
試合の予定があったチームには、後日、郵便が届くのでしょう。
全試合中止の知らせのみならず、代替スケジュールも公開されました。体育館の確保に余裕があったのかもしれませんが、手際が良過ぎて気持ち悪いほどです。
B地区
B地区は、地区のバスケットボール協会のWebサイトを持っています。Webページの作りが、とても古いものですので、スマートフォンからのアクセスでは不便でしょう。
技術的に古過ぎるページなので、PCからでもスマートフォンからでも見れることに驚きます。
さて、台風19号に関する記載は、Webページには見当たりません。(もしかしたら、コンテンツ管理システムを使っていないので)Webページの更新がとても大変なのなのかもしれません。
試合予定の12日は、公共交通の間引き運転/運休が予定されているのに、なかなか中止の発表が無いので不思議に思っていたところ、
- 11日早朝にチームの代表者からのメールで、本日中に発表があると連絡
- 11日14時半にチームの代表者からのメールで、中止の連絡
で、その理由が「施設が閉館のため」なんです。
じゃあ、施設が閉館しなかったら、開催なの? 公共交通さえ動いてなくても?
もう少し、主体的な発表の方が断然格好いいと思うのです。ユニフォームやアンダーウェアの細かいところを注意するのは、傲慢なのにー。
施設が通常通りに開館しないのは、予想通りですが、避難場所にはならないのでしょうか? 近年、施設管理を民間に委託している場合が多いので、非常時の活用に不安を感じます。
トーナメントなので、以降のスケジュールに大きく影響するためか、「代替日程は後日」となっています。
代替日程(2019/10/14追記)
後日知らされた決定は、予想していなかったものであり、驚きました。
中止された試合の勝敗は、代表者による抽選で決めます
代表者のコメントは「大会日程上、致し方ないと思います」でした。
私の所属チームは2回戦ですが、対戦相手の強豪チームは、多分シードのため1回戦になります。抽選でよいのでしょうか? 対戦相手は、(抽選で負けたら)試合をせずに大会を終えることになります。
大会参加費や登録費を試合数で評価することは、不適切だと思いますが、試合なしで大会を終えるのは残念すぎる結果に感じます。
私的にはシニアの大会は、トーナメントであっても親善試合の色彩が濃いと感じています。スケジュールを順次繰り延べにして、準決勝や決勝を無くす方が「自然災害による影響」の処理としてふさわしく感じます。
C地区
C地区は、A、B地区と比較すると、とても小さい地区です。そして少し郊外になります。
13日の午前中に試合がありますが、公共交通は多分動かないでしょう。動かなそうな公共交通が体育館の最寄り駅になるので、開催は無理だと予想してます。
主催者側からは、何も発表がありませんが、事前に発表があるとは思えません。チームの代表者も「電車が動いていれば試合はあると思う」という感覚ですが、地域に適合しているのかもしれません。
特殊な作りの体育館で、屋根が(採光のために)薄いです。台風で剥がれて飛んでいくのではないかと心配しています。掘って体育館のスペースを作り出してあるので、屋根が低いから丈夫なのでしょうか。
中止の連絡が来ることは、あきらめていたところ、11日の夜になってチームの代表者から連絡がありました。
「相手チームのメンバー不足により試合が無くなりました。」
これは、「台風さえも恐れずに試合に臨む」チキンレースだったのだろうか? 先に対戦相手が音を上げたのでしょうか。こうした決着がこの地域の決め方なのでしょうか。だとしたら面白いです。
D地区
D地区では、13日の夕方〜夜に、私設リーグのような大会が予定されています。参加チームは、すべて地元です。
主催者側からは、何も発表がありませんが、直前に判断するつもりなのでしょう。厳密に戦績を記録している大会ではないですし、最悪「ただの中止」で済む公算なのでしょう。
主催者が高齢者なこともあり、スケジュールの間違いなどが日常的に生じていますので、参加者にとっても心構えがマッチしているのかもしれません。
延期の知らせ(2019/10/12追記)
試合の時間、体育館が使えることは分かっていましたが、主催者側が終日分を延期としました。他の大会との兼ね合いで決定されたらしいです。
チームA
こちらは大会ではなく、練習についてです。地区センターの体育館を定期的に借りている団体リーダーから、
- 11日14時頃にメールで、12日夜の練習は中止と連絡あり
で、その理由が「施設が臨時休館のため」です。
施設が使えないのは、もちろん納得できますが、避難場所としては想定していないのでしょうか? 多分、管理を民間に委託していると思うのですが、非常時にも活用できるのでしょうか。
地形的に崖崩れなどが発生しそうな地区です。被害が無ければ良いのですが。
チームB
チームBは、毎週公共の練習場所(毎週同じとは限らない)を確保して活動しています。
予約していた公共施設が練習時間に開館していることは分かっていましたが、早々と中止の判断をしました。参加者の移動時間を考えると、公共交通の運休が予想されるので賢明な判断をしたのでしょう。
チームC
チームCも毎週のように練習場所(毎週同じとは限らない)を確保して活動しています。
予約していた公共施設が練習時間に開館していることは分かっていましたが、参加者の移動時間を考えると遅刻せずに参加できる人はほとんどいないでしょうね。 だけれども判断は、「集まれたら練習する」です。
男クサイ決断にも見えるし、臨機応変と表現できるかもしれないけど・・・
都内の練習場所で13時からなのですが、集まれたのでしょうか?
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