- 冷感タオル選びで迷っていませんか?
- タオルやインナーの説明にある、接触冷感と気化熱による冷却がごっちゃになっていませんか?
日本では、昔はもう少し過ごしやすい気候でしたが、近年は異なります。日が昇りきっていない早朝でさえ暑苦しく、日常生活に支障があります。
そのため、いろいろなアイテムが市場に出ています。しかし、誤解を招くような製品説明が多いですし、少々誤解している人がいます。
この記事では、近年人気の冷感タオルを理解できるように「気化熱による冷却」を説明します。最後まで記事をご覧になり、冷感タオルを理解する助けになりましたら幸いです。
接触冷感
着用した瞬間に「ひんやりした感触」がある素材を利用した、衣服/タオルなどがあります。
着用したときには、冷たい感じがしますが、着用後に持続するものではありません。接触冷感でないものは、着た瞬間「全然冷たくない!」と感じるかもしれません。
気化熱による冷却
気化については、中学の理科で習います。ですから説明不要かもしれませんが、学校教育で接したことが身に付いているとは限らないでしょう。
水の蒸発を利用する
液体である水が水蒸気になるときに大きな熱エネルギー(気化熱)を必要とします。水が水蒸気になるときには、周囲から多くの熱を奪い水蒸気になります。
「気化熱による冷却」では、気化熱を利用して、冷却効果を実現しています。
接触冷感とは異なり、原理的には「そこに水がある限り冷却が続く」ことになります。
COOLCORE®
COOLCOREタオルが人気で、評判が良いいです。COOLCOREタオルの性能は、下記の動画をご覧になれば分かるでしょう。
ただし、早回し(早送り)なので誤解がないようにお気を付けください。英語で説明が追加されていますが、実際は30秒掛けて60度から15度に冷やされています。なお、動画では摂氏ではなく華氏です。(でも室温は何度なのだろう?)
COOLCOREの高効率な冷却メカニズムは、ケミカルフリーで実現されています。特殊な化学成分を添加しているのではありません。アレルギーの心配が軽減するでしょう。
何かをコーディングしているのではありません。そのためか、メーカー説明では「洗濯を繰り返しても性能は劣化しません」となっています。
技術説明の動画が公開されていますが、残念ながら英語です。
まとめ
いかがでしたでしょうか? ホンモノの冷感タオルは、冷たいひんやりした感触で誤摩化しているのではなく、実際に「高効率な冷却」機能を備えているのです。
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