チーム運営の課題(17)相互理解と配慮

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この記事は、バスケットボールの練習についての雑感です。学校のクラブ活動ではなく、主に社会人のチームに関するものです。技術的な話ではなく、悪い意味での「子どもみたいなオトナ」に対する雑感です。


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参加人数の確保

バスケットボールのクラブチームでは、練習に参加する人が多過ぎたり、少な過ぎたりして困っていることでしょう。

メンバーのほとんどが社会人であれば、仕事や家庭などの都合により欠席することもあるでしょう。そのため、チームの面倒を見る人は、参加人数を確保するために苦労しています。

お盆休みや年末年始は、参加人数の予測が難しいので特に苦労します。

参加人数が多過ぎるのも多少困りますが、少な過ぎる方が深刻な問題ですので、別のチームも呼ぶなどの工夫をしています。

練習の背後では、このように苦労しているのだから、その恩恵を受け、練習に参加している人は感謝の気持ちを持って欲しいです。もちろん、ほとんどの人は、そんな当たり前のことは理解しています。

参加人数が多過ぎたからといって、何の配慮も無しに「何のために来たんだろう?来なければ良かったー!」みたいな文句や態度を配慮なしに表現しないで欲しいです。そんなことをしても、意味のある効果はないし、そうされることで傷つく人がいることを分かって欲しいです。

練習日(曜日)、時刻

すべての人が満足できる曜日や時刻はありません。誰かのために誰かが都合してくれていることを分かって欲しいです。もちろん、ほとんどの人は、そんな当たり前のことは理解しています。

でも、一部の人だけど、言動にわがままなニュアンスを感じるのは、わたしが狭量だからだろうか。

練習場所の確保

バスケットボールのクラブチームでは、定期的に練習場所が確保できているところは稀でしょう。チームの誰かが苦労して確保してくれていると思います。

社会全体で練習場所(体育館)は慢性的に不足しています。公共施設(スポーツセンターなど)を予約できることは、誰かの継続的な努力によるものです。

その恩恵を受け、練習に参加している人は感謝の気持ちを持って欲しいです。もちろん、ほとんどの人は、そんな当たり前のことは理解しています。

一部の人だけど、遠い/暑い/寒い/狭いだのと、配慮なしに文句を言わないで欲しいです。それだけでは、何も変わりません。

練習時間

近年、体育館の予約一コマは短くなる傾向にあるように思います。昔は3時間以上が多かったが、現在は2時間弱のところが目立つように感じます。

短い時間なので、効率的に工夫して使うことが重要だと思うのですが、建設的な意見が聞けることはほとんどありません。

建設的な意見はあるのだけど、わたしにしてくれないだけなのでしょうか。

練習内容

人それぞれで、目的が同じではないでしょう。

  • 身体をほぐしに来ている
  • 個人のスキルを磨きに来ている
  • 心地良い5対5を求めている
  • チームメイトとの阿吽の呼吸を求めている
  • リハビリ目的で、軽く練習するだけ
  • (きれいな人に会いに行く)
  • (きれいな人をたくさん連れて行く)

人それぞれであったとしても、練習内容を改善したいと思っている人は多いのではないでしょうか? だとしたら、誰かにそのことを表現して欲しいです。

わたしは以降のようなことを考えています。

ランニングシュート

試合中に、ノーマークのランニングシュートの場面はどれほどあるでしょう? 技術レベルによらず、ほとんどありませんよね? そして、その少ない機会は、一部の選手に限られるでしょう。

それなのに、試合前でも練習でもランニングシュートは盛んです。なぜなのだろう? わたしの想像では、次のようなものでしょう。

  • 何も考えていないから
  • 昔からそうだから
  • スキルのウォーミングアップではなく、身体を温めるための走れるメニューとして

あまり行わないプレイなら、あまりやらなくていいのでは? わたしの希望は、次のような変更です。

  • 左側から始める
  • 左側だけにする(右側はやらない)
  • ランニングシュートはやめて、ゆるくダラダラと2対1を行う
    • より実戦的であるし、より身体が温まるから
    • いきなり真剣にやろうとしても、スキルのウォーミングアップとしては無理があるので、ゆるくダラダラと。ディフェンスは手抜きで。

フリースロー

苦しい練習の合間に、短い休憩の意味を兼ねてフリースローの練習をやるならまだしも、苦しくない練習なら休憩は要らないと思うのです。

練習の成果がないことを真剣に捉えているのだろうか。

そもそも「真剣に打っていますか?」「落としたら試合に負ける覚悟で打ってますか?」と言いたくなるときがありますが、わたしの誤解でしょう。

5対5

  • テーマを決めましょうよ
  • 全体でテーマが無ければ、5人(あるいは数人)で勝手にテーマを決めましょうよ
  • 勝つことを大前提にしましょうよ
  • 負けが決まったら(論理的に勝てないことが分かったら)礼儀を忘れない範囲で無気力プレーをしましょうよ
    • 子どもなら「最後まで全力でプレーする」ことが大切だけど、
    • オトナなら「残り時間と戦況でプレイセレクションは変わる」ことが大切
  • タイムアップ後、(失敗したプレイについて)プレイの意図を確認しましょうよ

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