鉄道の新書セール(6/27まで)

この記事は約7分で読めます。
KarinKarinによるPixabayからの画像

通勤や旅行などで利用している鉄道について、疑問がありませんか? あるいは、友人の鉄ちゃんに疑問をぶつけて、鉄ちゃんの興味を覗いてみたいと思いませんか? 例えば、

  • 「快速と準急はどっちが速い?」など、分かりにくいことに出会って困惑したことはありませんか?
  • 相互乗り入れにおける、車両の貸し借りをどうしているか、気になりませんか?

この記事では、Kindleストア : 【40%OFF以上】新書フェア  (6/27(木)まで)から鉄道について気になる新書を紹介します。

わたしは、この新書に掲載されていることを友人の鉄ちゃん「ビッグマンのFぞうさん(仮名)」にぶつけて、彼の興味の対象を探るとともに、心を開かせてみようと企んでいます。


スポンサーリンク          

「快速」と「準急」はどっちが速い?

鉄ちゃんとのコミュニケーションはさておき、フツーに利用するときでさえ、「列車種別」に戸惑うことがよくあります。公共交通であるのに、なんでこんなに意味不明な命名が許されるのか、まったく理解できません。相互乗り入れにより、複雑さは増すばかりです。

読むことで「なぜか気になる、知って楽しい鉄道雑学」になることを期待しています。

ややこしいが知って楽しい鉄道のオキテ
本書は、1.「のぞみ」や「はやぶさ」といった“列車名”、2.「快速急行」や「通勤快速」などの“列車種別”、3.首都圏でよく見られる他社線との“直通運転”、4.直通列車に関する“特急券の発売”、5.運賃計算に代表されるJRの“旅客営業制度”、という5つのテーマを勝手に選び、各々にまつわるややこしいネタを掘り起こして味わう企画。テツ必見の珍しい列車や懐かしの切符の写真もふんだんに掲載。なんでそんなにややこしいのか解せないが、なぜか気になる、知って楽しい鉄道雑学があふれたディープな一冊。

出版社のサイト から引用 赤は追記

鉄道会社はややこしい

「「快速」と「準急」はどっちが速い?」と同じ著者による本書。目次を見るだけでも、鉄道の背景である、社会の仕組みや事情まで言及してくれていることが分かります。

序 幕 東青森駅の変なゴミ箱~「はしがき」にかえて

第一幕 複雑だが巧みなる直通運転
    一 地下鉄絡みの相互直通運転に見る奇妙な現象
    二 直通運転はなぜ生れたのか

第二幕 規則だらけの直通運転
    一 直通運転の掟
    二 直通運転から生まれる切っても切れぬ仲

第三幕 政治が複雑にさせる鉄道会社間の関係
    一 JR旅客鉄道各社の関係
    二 似て非なる直通運転と線路の共用
    三 さらに政治がややこしくする鉄道会社間の関係

第四章 鉄道会社間の駅共同使用の妙
    一 ひとつの駅に2社以上が同居する共同使用駅
    二 共同使用駅のタイプ別分類
    三 他社の業務にも精を出す共同使用駅の駅員

出版社のサイト から引用

わたしにとっては、相互乗り入れになると、その路線の雰囲気も変わるように感じます。東急東横線とみなとみらい線、さらに、副都心線、東武線、西武線。便利に感じるときもありますが、「昔の方が良かった」と懐かしむときもあります。読めば「裏のカラクリを一挙公開! 写真もふんだんに掲載し、読んで楽しい、電車に乗ってみたくなる」となるのでしょうか。

鉄道会社どうしは、車両・線路・駅を貸し借りしている

たとえばJR中央線と地下鉄東西線、東急線と地下鉄日比谷線、小田急線と地下鉄千代田線、阪急線と地下鉄堺筋線、近鉄線と地下鉄烏丸線……これらは相互に直通運転を行っており、いつもは何気なく乗っていて気がつかなくても、
よく観察すると様相は複雑怪奇であるとともに、見事な連携プレーを披露している! 実は相互直通の鉄道会社の間では、車両を貸し借りしていて、それらの使用料は清算しなければならなかったりする。本書では、そういった裏のカラクリを一挙公開! 写真もふんだんに掲載し、読んで楽しい、電車に乗ってみたくなる一冊。

出版社のサイト から引用 赤は追記

日本の鉄道 乗り換え・乗り継ぎの達人

乗り換え/乗り継ぎが「日本の鉄道の本質的な特徴と文化」と捉えて、乗り換え/乗り継ぎだけにこだわった本書。著者は、前掲の二冊と同じ所澤秀樹(しょざわひでき)さん。

「鉄ちゃん垂涎、初心者にもおトクな内容の一冊!!」とのことで、本当に実用的なのかもしれません。

はしがき
序章

第一章 「乗り換え・乗り継ぎ」ことはじめ
一 鉄道最大の欠点とは?/二 鉄道における「乗り換え・乗り継ぎ」の形態 /三 鉄道創業期の乗り継ぎ相手は?/四 はやくも始まった国鉄と私鉄の連絡/五 直通運転における「線路の縛り」/六 別の候補もある「ことはじめの日」/七 急行列車と各停列車の関係さまざま/八 当初は区間ごとに列車の運転を分けるのが流儀?/九 明治中期の直行列車と区間列車の乗り継ぎスタイル
 
第二章 「乗り換え・乗り継ぎ」不安解消策の老舗 連絡運輸
一 「乗り換え抵抗」を軽減させる営業的手立てとは?/二 「連絡乗車券」の効能/三 「連絡運輸」の取り決め事/四 運賃の取り漏れが注意の「通過連絡運輸」/五 連絡運輸、お金の精算方法は?
  
第三章 日本のお家芸!? 「乗り換え・乗り継ぎ」の巧みを見る
一 二つの特急を一つに見立てる/二 遅れた列車を待つのか、待たないのか? /三 海の上で遅れを挽回? /四 鉄道乗り継ぎ大国、日本/五 「乗り換え・ 乗り継ぎ」の巧みは近鉄にあり/六 「乗り継ぎ割引」の矛盾
 
第四章 名所的乗り換え・乗り継ぎ駅巡り
一 乗り換えやすさの追求/二 乗り換えにくさの追求?
  
附 章 枕崎発・稚内ゆき~列島縦断、乗り継ぎ紀行
一 発端/二 指宿枕崎線/三 特急「きりしま6号」~特急「にちりん16号」/四 寝台特急/五 寝台特急「北斗星」/六 特急「サロベツ」
  
あとがき
  
参考文献

出版社のサイト から引用

秘境駅の歩き方 この週末で行けるプチ探検の旅 

わたしが勝手に誤解したのですが、「この週末で行けるプチ探検の旅」が「日帰り可能!」かと思いました。本書で紹介されている秘境駅は、関東から日帰りで行くのはとても大変でしょう。しかし本書では、「秘境駅の魅力や楽しみ方を伝えるとともに、実際に秘境駅に行くときのノウハウ・注意点を紹介していく」とのことなので、新しい愉しみにつながるかもしれません。

おすすめのポイント
山奥や原野など人里から離れた場所に存在している鉄道駅、それが「秘境駅」だ。自然や歴史に溢れた秘境駅の魅力を伝える一冊。 
週末を使って鉄道で行ける、プチ探検の旅行に出かけよう! 
山奥や原野など人里から離れた場所に存在している鉄道駅、通称“秘境駅(ひきょうえき)”が、近年、鉄道ファンの間で人気を集めている。
こうした“秘境駅”を訪ねてみると、すぐ横を渓流が流れていたり、野生の動物に囲まれていたり、あるいは明治時代の建造物が現役のまま残っていたりと、魅力あふれる発見がある。
しかし実際に秘境駅を訪れるには、ロケーションの悪さゆえ、たどりつくこと自体が困難である場合が多い。運行されている列車の本数が極端に少なく、たどりつけたとしても帰りの列車がないという事態も想定しておく必要がある。秘境駅の周りには何の宿泊施設もなく、タクシーなど他の交通機関はほとんど存在せず、それどころかアクセス道路すらない駅もある。
本書では、秘境駅の魅力や楽しみ方を伝えるとともに、実際に秘境駅に行くときのノウハウ・注意点を紹介していく
■目次:
まえがき 
第1章 大自然の秘境駅 
第2章 心癒される駅 
第3章 歴史を偲ぶ駅 
第4章 隠れ家のような駅 
第5章 厳しい現実の駅 
第6章 鉄道文化遺産的な駅 
あとがき

出版社のサイト から引用

コメント