- バスケットボールチームで、スコアをつけていますか?
- そのスコアシートは分析に役立っていますか?
この記事は、試合のデータがあればいいのに・・・という駄文です。
現在、市販されているスコアブックや、TOが作成するスコアシートが分析するにはデータが足りないことは、周知の事実でしょう。
ケビン・デュラントが復帰してからの活躍
ケビン・デュラントがNBAファイナルで大ケガをしましたが、復帰への不安を綴った記事があります。
記事では、過去に同じケガを負った選手について、受傷時の個人スタッツと復帰後のベストスタッツを並べ、ケガからの復帰がいかに難しいかを述べています。
スタッツとして、出場時間、ポイント、リバウンド、アシスト、PER(Plyaer Efficiency Rating)が列挙されています。(PERについては、「バスケットボールにおけるEFFとPERとは?」が分かりやすいです。)
そんな単純な指標だけで、復帰したあとの価値を論じられるものではないと思います。一年も休めばメンバーも変わりますし、求められる役目にも変化があるでしょう。
記事への意見はさておきまして、我々市民プレイヤーが所属するチームは、単純なスタッツさえ持っていないでしょう。
データの代わりは感覚?
市民プレイヤーが所属するチームでは、単純なスタッツさえ持っていないので、HC(ヘッドコーチ)は感覚的にプレイヤーの価値を把握しているのだと思います。
HCが観戦したり経験したゲームを元に、感覚的にコートに送り出すプレイヤーを決めていることでしょう。
これでは、HCが仮にNBAのコーチを超える能力があったとしても、たくさんの不適切な判断や誤解を生じているのは間違いありません。
プレイヤーにとっても、何が良くて何が悪いのかが、今ひとつぼやけた感覚的なものになっているに違いありません。
ボーリングのスコア
昔、ボーリングでは(ピンのセットは人がやっていたし)スコアは、プレイしている人が書いていたことを憶えていますか?
それが、いつの間にか(ピンは機械がセットするし)スコアは自動で表示されています。
ボーリングの内容がスコアにすべて記載されているとは思いませんが、自動で作成される手軽さが歓迎されるのは納得です。
競技スポーツでも、ある程度は実現できるのではないでしょうか? 技術面と資金面、資金面の方が難題かもしれませんが。
動画を撮影し、動画からデータを抽出することは可能ですが、あまりに手間が掛かり過ぎて現実的には不可能です。なんとかならないでしょうか。
データがあれば
もしも、個人スタッツのデータが揃えば、そこからいくらでも好きな指標を計算できます。スタッツに現れないチームへの効果も、導き出されるでしょう。
あるプレイヤーが出場している時間についての、自チーム/相手チームの±◯点など。
そんなことが出来れば、指標に基づき策を立てて、試してデータを得る。再度、指標に基づき策を改善し、試してデータを得る・・・愉しそうではありませんか?
このような愉しみがあるのなら、喜んでHCを引き受けてくれる人が出るかもしれません。
それに、チームとしてもプレイヤーとしても、課題を定義しやすくなり、課題に取り組んでいけると思うのです。
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