24秒ルールに見る、常識とコミュニケーション

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バスケットボールの24秒ルールは、大雑把に言えば「攻撃を24秒以内に終えないと、攻撃権が相手チームに移る」というものです。

すべてのスポーツは、無駄に失点/違反/・・・を重ねると、状況が悪くなり敗者となります。では、24秒ルールについては、どう対処することが正しいのでしょうか?

正しい選択は分からない

いろんな策が考えられます。

  • 24秒をなるべく使い切って、自チームがボール保持している割合を高くする
    • なるべくシュートで終える
  • 24秒はあまり意識せずに、ゴールの成功率が高くなるオフェンスにこだわる
  • 24秒ルールは無視して、なるべく速く、かつ、早くオフェンスを終える
    • 激しいディフェンスをし続ける

もちろん、答えは簡単ではありません。相手チームが大きくて、かつ、ベンチメンバーが貧弱なら、最後の策が適切かもしれません。

相手と自チームの特色、人数、残り時間、点差など、いろいろな条件で正しい選択は、変わってくることでしょう。でも、何を選択するかを、明確に説明して欲しいです。チーム内で、各メンバーが違うことを考えはじめると、チームは崩壊していきます。

カウントダウンするチーム

攻めているとき、24秒のカウントダウンを、ベンチ・メンバーが大声で読み上げるチームがあります。これは、とても奇妙な行為に感じます。

24秒のショットクロックは、(外に位置する/ゴール方向を向いている)オフェンスからよく見える位置に置かれています。このことは、ディフェンスからは、確認しにくいことを意味します。

つまり、大きな声で読み上げると、ディフェンス全員がショットクロックを把握することになります。そのため、ベンチ・メンバーが相手のディフェンスを助けているように思います。

また、ロケット発射のせいかもしれませんが、カウントダウンそのものが、余計な緊張を生む演出に感じます。そのため余計に、奇妙な行為に感じるのかもしれません。

カウントダウンするチームは、例外なく、サイズ、スキルともに勝っているチームです。だから、残り時間を隠して、不意を突く必要などないのかもしれません。でも、「(読み上げることが)常識だろー!」な態度だと、そんな常識を持ち合わせないメンバーもいるでしょうから、チーム内のコミュニケーションが難しくなっていくと思います。

「8びょーう!」

司令塔な役割のPGがプレイ中に「8びょーう!」と言いました。司令官には従わなければならないのですが、どうすればいいのでしょう?

  • 残り8秒しかないのだから、確実にシュートで終えよう!
  • 残り8秒しかないのだから、急いでシュートしよう!
  • まだ8秒もあるのだから、落ち着いて、確実にシュートで終えよう!
  • ショットクロックの残りは8秒ですよ!(見えとるがな!

実際、タイムアウトのときに意図を聞いたところ、最初のに近いニュアンスでした。(伝わらないので「やめて欲しい」とお願いしました)

長い間、いろいろなことが培われたチームなら、「第三者には曖昧な指示」でも疑問の余地などなく、メンバー全員の認識が等しく、統率された行動となるでしょう。でも、それほどまでに、十分練習しているチームはありますか?

司令官の常識が伝わっていないと考えて、もう少し明確な指示でないと、他のプレイヤーは戸惑います

「子どものつまみ食い」じゃない!

24秒バイオレーションになったとき、「子どものつまみ食い」を注意するように叱っている場面を見るときがあります。そんな必要ありますか?

24秒バイオレーションにならないように、「無駄に慌てて失策し、速攻を喰らって失点」の方がマズイと思います。24秒バイオレーションは、普通に失敗したプレイとして、テキパキとディフェンスに切り替えれば良いのではないでしょうか。

無用に24秒バイオレーションを引きずり、切り替えられずに、流れを失う・・・この悪循環が最悪だと思います。ところが、よくあることです。

わたしの好み

わたしが、体格的に劣っていて、運動能力も貧弱なためか、すべてのプレーは、隙につけ込んだり、不意を突いたりすることで、成り立っています。だから、24秒については、(自分で確認して、脳内でカウントするから)読み上げたりしないで欲しいです。

しかし、チーム・プレイヤーですので、チームの方針に従います。だから、「こういう考えでこうする」と目的や手段、背景などを説明して欲しいです。そうしないと理解不十分で、失策につながることでしょう。

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