ランブルローラー(Rumble Roller)のレビュー

4.0
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ハード/small

このページは、ランブルローラー(Rumble Roller)のレビューです。

ランブルローラーはお気に入りのフォームローラーのひとつです。購入してからほぼ毎日使用しています。

そんなランブルローラーの製品ラインナップを紹介した後、ランブルローラーの使用感、他のフォームローラーとの比較などを述べます。

最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。


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はじめに

近年、「筋膜リリース」という言葉が流行しています。そのため、ランブルローラーも筋膜リリースと関連付けられることが多いです。

筋膜リリースに関する議論
筋膜リリースに関する議論では、「そんなやり方ではリリースされない」とか「◯◯しないと筋膜には影響しない」などと言われることがあります。

具体的には、フォーム・ローラーやマッサージ・スティックがその対象になっています。 確かに、そうなのかもしれません。そして、その拘りが医学的な研究には大切なことだと十分に理解できます。

しかし、私のようにセルフ・マッサージやストレッチをするスポーツ愛好家には、良好なコンディションこそがとても大切であり、その原因が筋膜かどうかは二の次です。

私は、筋膜リリースについて神経質になり過ぎないようにしています。
 

わたしは自分の筋膜を感じることができないので、ランブルローラーで筋膜リリースできたかどうかを気にし過ぎないようにしています。

なぜフォームローラーを使うか?

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増え続けるフォーム・ローラー

わたしは、フォームローラーを使った後の、カラダがリセットされた感じが好きです。リセットとは、例えば、立ったときに余計なところが力むこと無く、スッと立てているような感じです。

似ているけど異なるフォームローラーをいろいろと試していますので、写真のように増え続けています。

ランブルローラーは、ストレッチポール(Stretch Pole、写真で一番上の青くて長いポール)しか無いときに、もう少し刺激があるモノが欲しいと感じて購入した、2個目のフォームローラーです。

しかし、Stretch Poleはそもそもフォームローラーとして購入したのではなく、バランス養成のグッズとして購入しました。ですから、ランブルローラー(ハードタイプ)が、実質、最初に購入したフォームローラーです。

ランブルローラー(Rumble Roller)

ランブルローラーは突起のある形状が特徴の、オリジナル・フォームローラーです。

製品ラインナップ

ランブルローラーには、2種類の硬さ(スタンダードフォーム/ハードフォーム)と3種類のサイズ(small/middle/long)があります。

さらに、後からリリースされた、突起の小さい「ゲイター」という製品があります。

全7商品のラインナップです。

硬さサイズ
スタンダードフォームsmall
スタンダードフォームmiddle
スタンダードフォームlong
ハードフォームsmall
ハードフォームmiddle
ハードフォームlong
ゲイターカーキ(middle)

サイズ

ランブルローラーのサイズは下表になります。

硬さ(色) サイズ全長直径重量
スタンダード(紺)small31cm13cm370g
middle55cm14cm775g
long77cm15cm1,260g
ハード(黒)small31cm13cm350g
middle55cm14cm755g
long77cm15cm1,170g
ゲイター(カーキ)56cm11.5cm705g

他のフォームローラーは、全長に関わらず直径は同じですが、ランブルローラーでは長くなると少し太くなっています。

面白いことにサイズの印象は「(直径が異なるにもかかわらず)直径は同じで、長さだけが異なる」ように感じます。

どの製品にするか?

このような製品を購入するとき「どのような感じがするか?」が分からず、悩みます。

スポーツ店などで試用できるところもありますが、やはりある程度の期間、リラックスした状態で使ってみないことには、何とも言えません。

最初の使用感だけで、硬さ(スタンダードフォーム/ハードフォーム)のどちらにするか決めるのは難しいと思います。

最初、ハードフォームで「痛くて大丈夫かなぁ?」と思っても、慣れれば大丈夫だと思います。

硬さ(スタンダード/ハード)を決める

スタンダード/ハードのメーカー説明は次の通りです。

スタンダードタイプでも柔らかさは感じず、深い刺激が得られると思います。
一般の方よりも筋肉が硬い方、またはより硬質な深い刺激を求める方にはハードタイプをおすすめします。ハードタイプはスタンダードタイプに比べて約36%硬質な素材を使用しています。

公式サイトから引用

わたしも、スタンダード/ハードのどちらにするか悩みましたが、最終的には、「綾瀬はるかさんが「ハード、smallサイズ」を愛用している」ことを知り、「ハードでも十分耐えられるだろう」と思いハードフォームに決めました。

しかし、今でもスタンダードの方も合っているかもしれないと思うことがあります。

予算が許せば、スタンダード/ハードの両方を購入して試してはいかがでしょうか?

ハードタイプは、寝起きにやろうとは思えないほど、強烈な刺激があります。痛くてダメなのではなく、刺激が強く身体がリラックスできないので寝起きはムリという感じです。「痛い」というより「イタ気持ちよい」感じですが、わたしにとって寝起きはムリです。

普通のフォームローラーを背中に当てても、少し物足りなさを感じますが、ハードタイプは大変気持ちいい上、起き上がったときにリセットされた感じがします。肩甲骨周辺がほぐされる感じです。 そのため日常的には、大腿は普通のフォームローラー、背中はランブルローラー、臀部はそのときの感触でどちらかを使用しています。

長さ(long/middle/small)を決める

試合会場や練習場所に持参するのなら、smallサイズの一択となるでしょう。

予算が許せば、longサイズもあれば便利でしょう。

移動を考えなければ、longサイズだけでも困ることはないと思います。

77cmあっても「長いから操作しにくい」という状況は起きないと思います。

Stretch Poleは98cmありますが「扱いにくい」と感じたことはありません。

middleサイズは無用?

middleサイズは、無用なサイズのような気がします。longとsmallがあれば十分だと思います。

しかし、カラダが大きくてsmallサイズに両足が乗らないのなら、持ち運び用にmiddleサイズしかないでしょう。

脚が競輪選手並みなら、両方の大腿を載せるのはムリでしょう。

つまり、ビッグマン用の持ち運びサイズがmiddleではないでしょうか。
 

ところが、middleサイズのUSA限定色ピンクが人気です。日本ではあまり販売されていません。

日本ではあまり販売されていません。
あるいは、高額な配送料が掛かるでしょう。
 

パーソナルトレーナー星野由香さんの『ほぐピラ』が流行り、表紙のモデルが抱えているのがランブルローラー・middleサイズのUSA限定色ピンクです。

コメント

ランブルローラーについての雑感を述べます。

重量

ランブルローラーは非常に軽いフォームローラーです。

手に持ってみればとても軽く感じることでしょう。

カラダを乗せて転がしやすいです。大雑把に言えば、フォームローラーは軽いほど扱い易いです。

また、軽いので持ち運びに便利です。

軽くて突起があるので、片手で簡単に持てます。ヨガブロックのようにストレッチの補助にも使っています。

高額?

ランブルローラーは、周囲のみなさんからよく「高価だ!」と言われます。

見た目の質感などから「安そうな材料で作られている」「加工の難しさが無さそう」などと感じるみたいです。

確かに、材料費や加工代しか考えなければ、高額に感じるでしょう。

しかし、そのように考えてはいけない製品なのではないでしょうか? 次のように考えてはいかがでしょう?

  • オリジナルのアイディア
  • 開発費、大量には売れない製品の販売コスト
  • 使う人に何をもたらすか?

特に最後の「自分にとって、何をもたらすか?」を考えると、私にとってはむしろ安いです。

紛い物(偽物?類似品?)

オリジナルの製品が評価されて、売れてくると類似品が市場に出てきます。

ランブルローラーは高額ですので、圧倒的な低額でいくつもの類似品が販売されています。

ランブルローラーは丈夫で長持ちします。もう5年以上使っていますが、まだまだ使えそうです。

類似品の耐久性はどうなのでしょうか?

オリジナルのランブルローラーをオススメしますが、類似品の誘惑に負けそうなら下記のページが参考になるでしょう。

フォームローラーを一つに絞るとしたら?

「もしも、所有できるフォームローラーが一つだけならランブルローラーを選ぶか?」と問いかけられたら、迷った末に「選びません」と回答します。

ランブルローラーひとつで「身体の各部位すべて」「いつでも(寝起きでも)」など全範囲をカバーするのは難しいです。

一方、「使いたい部位(背中)」「使いたいとき(全身がほぐれてきてから)」にはランブル・ローラーを選びたい! ランブルローラーはそんな感じのフォームローラーです。

スタンダードタイプならもしかして、わたしにとって「一つだけ選ぶ」フォームローラーになるかもしれません。
 

まとめ

ランブルローラー(Rumble Roller)のレビューをお届けしました。いかがでしたでしょうか?

私は、カラダの部位により好みの道具を使用しています。

下表は、部位別によく使う道具をまとめました。表中、道具に貼付けたリンクは、関連記事へのリンクです。

大雑把には、刺激を比較的繊細に感じる部位にはグリッドフォームローラー、比較的鈍感な部位にはランブルローラーを使うのが好みです。

ランブルローラーの刺激が強すぎる場合であっても、トレーナーやスウェットパンツなどを着れば刺激を和らげることができます。
 

あなたも、ランブルローラーを使って、カラダがリセットしませんか?
立ったときに余計なところが力むこと無く、スッと立てているような感じを味わいませんか?