反復練習の誤解(1)

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  • 調子が悪いときに、無理して練習していませんか?
  • シュートタッチが今ひとつなときに、感覚を取り戻そうとムキになって反復練習していませんか?
  • いつもの感覚でサーブできないのに、ムキになって回数をこなすような練習をしていませんか?
  • 普段は、つまずかない箇所でつまずいてしまう演奏なのに、がむしゃらに繰り返し演奏していませんか?

それは間違いなのです。

この記事では、反復練習の誤解を解き、反復練習すべきときを説明します。

わたしは長いこと、間違った方法で反復練習していました。

この記事を最後までご覧になり、あなたが反復練習するときのアドバイスになりましたら幸いです。

調子の良いときほど、徹底して繰り返し練習する

スポーツに限りませんが、ほとんどすべてのスポーツには反復練習が必要です。しかし、わたしは長いこと誤解していました。

調子の良いときほど、徹底して繰り返し練習するのが良いそうです。  

「上手に行える」という効果を得るために、細部を意識せずに出来るよう繰り返し練習するのです。正しい動作を脳に刷り込むのです。

結果に満足できる正しいフォームを反復練習するのが正しいやり方なのです。

誤解

わたしは逆のことをしていました。調子の悪いときほど、「感覚を取り戻さなくては・・・」という気持ちで練習量を増やしていました。

一度身に付けたつもりでも再現できなくなり、焦りながら「こんなはずではない・・・」なんて思いながら苦しんでいる人も多いのではないかと想像します。

調子が悪いときに繰り返し練習することは、「悪い動作を繰り返して脳に刷り込む」ことになります。

言い換えれば、悪いフォームの反復練習をしていることになります。これが間違っていることは明確でしょう。

出典

このことを教えてくれたのは、ライフル射撃のオリンピック金メダリスト、ラニー・バッシャム著「メンタル・マネージメント―勝つことの秘訣」です。

ラニー・バッシャム氏のメンタル・マネージメントを簡潔、平易にしかも系統的に紹介しています。初版が1990年ですが、古さは感じません。

ラニー・バッシャム氏は、ライフル射撃の選手ですが、本書はライフル射撃に限らず反復練習の価値をていねいに説明してくれています。

本書全体は、反復練習に限ったことではなく、本番でパフォーマンスを発揮するためのガイドです。メンタルマネージメントという言葉がタイトルにあるので、心理的なことばかりだと想像されるかもしれませんが、そのようなことはありません。

もっと実践的なアプローチが、スポーツや楽器演奏のために書かれています。最後に目次を転載します。

第1章 勝ち負けは問題ではない?―メンタル・マネージメントとは何か
第2章 勝者はなぜ勝つか
第3章 勝つことに導く要因は何か―意識、下意識、セルフ・イメージとは?
第4章 勝つことの秘訣―トライアード状態をめざして
第5章 「意識」の輪を大きくする
第6章 リハーサル―一番よく使われる精神的道具
第7章 「下意識」の輪を大きくする
第8章 「セルフ・イメージ」の輪を大きくする

本書があなたの本番に役立つよう、願っています。