置き換えるタイプのインソール(中敷)、たくさんあってどれが良いか悩みますよね?
このページは、超軽量のformthotics(フォームソティックス)のレビューです。
formthotics(フォームソティックス)は、ニュージーランドの老舗Foot Science International社が製造・販売するインソールです。
海外では医療用足部矯正具の製造・販売としてより有名です。
エビデンスに基づいたインソールとして認知され、足病学先進国であるニュージーランド、オーストラリアではトップシェアです。
わたしは、インソールについて長いこと悩んでいました。
履き慣れたシューズの感触、特に接地感はそのままにしてくれる、軽量で薄いインソールを探していました。
分厚く重たいインソールでは、履き慣れたシューズの感触が変わり、別物になってしまいます。
フォームソティックスを使用してみたところ、なかなか良好です。
本記事を最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
はじめに
履きなれたシューズのインソールを購入する場合、置き換えるタイプを選ぶことがほとんどでしょう。
シューズのフィッティングに余裕があるのなら、分厚いインソールや重たいインソールも選択候補になるかもしれません。
機能性を宣伝しているインソールのほとんど全部は、シューズに付いてくるインソールに比べて、分厚く重たいです。
分厚く重たいインソールを否定するつもりはまったくありませんが、分厚く重たいインソールを使用すると履き慣れたシューズの感触が変わり、シューズが別物になると思います。
- シューズが重くなる
- シューズの重量バランスが変わる
- (分厚いと)接地感が変わる
こうなると、もう履き慣れたシューズではありませんよね?
大げさに言っているつもりはありません。あなたが履いているシューズと気になるインソールの重さを調べれば、納得されるでしょう!
流行りのフィッティング・サービスで、「新品のシューズ + 新品のインソール」を購入されるのなら、多少重くなっても問題ないでしょう。
履きなれたシューズの履き心地を変えたくないのなら、それまで使っていたインソールと、同程度の厚さと重さで選ぶ以外ありません。
置き換える前
なぜスポーツシューズは、頻繁にモデルチェンジするのでしょう?
一般プレイヤーのほとんどは、選手生命が短いから困らないと思っているのかな?
新登場するシューズには、新しいテクノロジーが搭載されて、一段上のステージに連れて行ってくれるかもしれません。
でも私は、超長寿命なモデルAND1 TAI CHI MID(タイチミッド)を選ぶことで、生産中止と新テクノロジーから逃げることにしました。
タイチミッドのインソール
タイチミッドのマイナーチェンジで、インソールが変わりました。
左が新しいの、右が古いの(汚くて申し訳ない)です。
裏を見ると、構造の違いが一目瞭然です。
一見、豪華になったかのように、余分なもの(赤いところ)が追加されています。
横から見ると違いが良く分かります。厚みが増しています。
(余計なことをしてくれました)
履き心地は柔らかく、クッション性が良くなったかのように誤解します。
大げさに言えば、フワフワした接地感でバランスマットに乗ったような感触です。
バランスマットを使うのは、トレーニングだけで十分です。
仕方がないので、古いシューズからインソールを取り出して再利用していましたが、壊れてきて困っていました。
インソールを探す
置き換え用のペラペラのインソールが欲しいのですが、あまり良い品がありません。
いろいろ調べたところ、ほとんどすべてのインソールは分厚く重たいです。
重くなる、あるいは重量バランスが変わると、履き心地がまったく異なります。
元のインソールと同程度の厚さと軽さの製品は、フォームソティックス以外にほぼ無いでしょう。
フォームソティックス
普通のスポーツシューズに付いているインソールと同じ程度の厚さと軽さを条件にすると、ほとんど選択肢はありません。
ニュージーランドの老舗 Foot Science International社のformthotics(フォームソティックス)だけは例外です。
履きながら成形されるのが特徴でしょう。
フォームソティックスのその独特な形状は、あなたの足骨格を正しい構造に矯正していくように効いていきます。初めて使った時は、少し違和感を感じるくらいの矯正力ですが、徐々に使い込んでいくうち、その違和感は消えていきます。ランナーならランニングフォームや足骨格が変わっていき、ケガをしにくい体に矯正されていくでしょう。フォームソティックスに使用される、Formaxという特殊素材は、体温と体重で、2週間程度で成形され、履き慣れた靴がまるでオーダーメイドのシューズに早変わりします。まずは3週間、ぜひお試しください。
公式サイト から引用 赤は追記
フォームソティックスを持ってみると、その軽さに驚きます。
一見、チープな素材を削り出したかのような形状で、ホントに価値があるのだろうか?と思わせてくれます。
1年使うと
フォームソティックスの見た目はきゃしゃで壊れやすく感じますが、大変丈夫で壊れる気配がまったくありません。
薄い形状で、使用することで形が少しずつ成形され、フィットします。
そのため、接地感に優れているように感じます。それなのに、ショックを吸収する感じも優れています。
表(足に触れる側)は成形(変形)していきますが、裏(シューズに触れる側)は変形が確認できません。
一年ほど使い、足形がついています。
成形が良くわかるように陰影を強調して写真を撮りました。強く接地する指の付け根と指の形状(凹み)が分かりますでしょうか?
フォームソティックスの接地感に大変満足しています。
フォームソティックスのモデル
フォームソティックスには各種モデルがあります。スポーツ向けランナップは、製品が細かく分かれています。
各モデルにSingle(薄い形状)、Dual(厚い形状)があります。
バスケットボール用のモデルはありませんので、私はformthotics sport Racket Sports Single(ラケットスポーツ用モデル)を使用しています。
その他に検討したモデルは、Run Dual Competition(マラソンのレース用モデルの厚い形状)、Racket Sports Dual (ラケットスポーツ用モデルの厚い形状)などです。
厚くなることを敬遠して、Singleのモデルを選択しました。
おわりに
formthotics(フォームソティックス)のインソールを紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?
軽量で薄く、一見チープに見えるインソールですが、とても良い性能です。
人手を借りずに、ゆっくりと成形されていくところも気に入っています。
ところで、NBA選手がファンにシューズをプレゼントするとき、インソールを外す光景をご覧になったことがありますよね?
インソールは選手一人一人に合うようにカスタマイズされていますので、シューズは履き替えても中敷は使い続ける、それほど大切なアイテムです。
最近は、一般消費者が利用できるカスタム/セミ・カスタムのインソールを提供するサービスが増えてきましたが、費用が掛かり、時間・場所が限られます。
フォームソティックスの2週間かけて成形されるプロセスは、インソールのカスタマイズでありながら、追加費用も要らず、フィッティングの手間が不要です。
あなたもフォームソティックスによる、カスタム・サービスを受けてみませんか?