EMSの価値

EMSの使用経験からEMSの価値を考えました。

愛用品のツインビートPro

購入動機

果てなき渇望

1998年ナンバー・スポーツノンフィクション新人賞を受賞した、増田晶文著「果てなき渇望」をご存知でしょうか?2000年にはスポーツノンフィクション単行本部門第1位です。

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生活のすべてを掛けて、取り憑かれたように行動していくボディビルダー達の狂信さを描いたものです。わたしは文庫化される前、単行本で読みましたが、文庫には後日談も追加されているらしいです。 なぜ、そこまでするのか? 一気に読める面白さでオススメします。

文庫

購入動機と当時の使用感

対象は違えど、誰しもスポーツに取り憑かれてしまう時期はあるものでしょう?わたしは、そんな時期にEMSを購入しました。EMSでのトレーニングはムリが可能だから、さらにパフォーマンスの向上が狙えるのではないかと考えていました。

効果がホンモノそうなモノを選択しましたが、使用後「何かちょっと違う・・・」と感じて、あまり使わなくなりました。

現在の使用目的

あれから時が過ぎ、歳をとった今、EMSは大切なものになってます。購入した動機とは異なる使い方ですが「持ってて良かった!」と思います。  今ではEMSについて明確な考えがあります。

神経伝達 vs. 電気刺激

どんなスポーツであれ、プレイヤーはパフォーマンスの向上を目指してトレーニングします。普通のトレーニングでは、神経伝達により動作することを繰り返します。意識的に繰り返すのは動作であって、筋肉の収縮ではありません。

一方、当たり前のことですが、EMS ( Electrical Muscle Stimulation )によるトレーニングでは、神経伝達の代わりに電気的な刺激で、(あまり大きくは動作せずに)筋肉を収縮させます。意識的に繰り返すのは動作ではなく、筋肉の収縮です。意識しなくても筋肉は収縮しますが、意識できる動作は無く、EMS製品の説明に「同時に意識して収縮させましょう」のような文がよくあります。

EMSの仕組みによるものなのか、EMS使用後の動作では、少し身体に違和感を感じます。多分、わたしだけではないと思います。 知らないうちに、疲労するからなのか、回復(筋肉が発達)するからなのか、通常の神経伝達とは異なる動作を身体が覚えるからなのか、原因は分かりませんが、違和感を感じます。違和感は少しの期間残ります。

いつ使うか?

可能なら、スポーツのトレーニングには神経伝達を伴う動作・・・走ったり、スキルトレーニングやウエイトトレーニングをしたり、・・・などをすべきで、そうすれば当然、違和感は生じません。

追加のトレーニングとして、EMSを使うなら違和感は少ないと思います。

普通のトレーニングが可能でないなら・・・ケガをして関節可動域が狭いときや、激しい動作ができないときなどで、トレーニングできない期間が長引くのならば、EMSでのトレーニングはとても有効な手段だと思います。

わたしは膝が不調です。状態が悪いときに、大腿の筋肉が痩せていくのが分かりました。そのとき、週一回程度、EMSを使用することでリハビリ期間を短くできたと思っています。

価値

経験からEMSの価値を次のように考えています。

  1. 最高のリハビリ器具
  2. (弱い刺激で)疲労回復、コンディショニング・・・製品により、このモードがあります
  3. トレーニング後に追加して追い込む器具(ブルース・リーのように)・・・回復力が必要なので、年老いた今はもうムリ!

ダイエット

さて、現在、EMSの認知度は高いですが、「無理せずにやせる/体形を〜/腹筋を〜」という謳い文句がほとんどです。ダイエット目的のためのEMSについて、コメントすることはあまりないですが、EMSを使用後には、とても腹が減ります。特に翌日になってからも、とても腹が減り、食べる量を増やさなければならないです。  

ですから、感じる以上に身体に負荷があり、無理なく痩せる効果があると思います。しかし、現在販売されているEMSは試したことがありません。多くの製品は稼働する筋肉が表層に限られると思いますので、その分、効果は少ないでしょう。

付録(1) EMS関連用語

一般財団法人日本電子治療器学会のサイトでは、EMSの製品説明を正しく理解するために必要な用語が、簡潔に説明されています。理解のためには、次の用語に目を通した方が良いと思います。

  • TENS(テンズ:経皮的電気刺激療法)
  • EMS(神経筋電気刺激療法)
  • マイクロカレント療法(微弱電流療法)
  • 干渉電流刺激療法
  • ロシアン電流刺激(ロシアンカレント)
電流刺激療法とは?|一般財団法人日本電子治療器学会

付録(2) ツインビートPro

わたしの愛用品は、医療機器メーカーの伊藤超短波株式会社の「ツインビートPro」です。 既に生産終了から7年以上経過しているのでメーカー修理も対応してもらえません。しかし、これまで一度も壊れることは無く、現在も問題無く使用しています。粘着パッドは(ストックを使いきることも無く)長い間使用できています。なお、粘着パッドは汎用品なので、今も手に入ります。

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同梱品

5つのモード

EMSのモードは「スロー」「ミックス」「ファスト」で、それぞれ、ゆっくり収縮、ゆっくりと素早く収縮の混合、素早く収縮させます。「ドレナージュ」(エステのようなもの)「リフレッシュ」(トレーニング後のリラックス)は使いませんでした。

2極/4極

2極/4極(パッドの貼り方と刺激の出し方が異なる)があり、身体の部位に適切にパッドを貼る必要があります。貼り方は、説明書に従えば誰でも貼れると思います。

レビュー

出力を操作して上げていく必要があります。例えば、大腿にEMSを使った場合、少し大げさに表現すれば「刺激に耐えながら(刺激を楽しみながら)」過ごすことになります。そのため、他のことをしながらはムリでした。テレビを観る程度のことは可能ですが、集中しての読書や事務作業はできませんでした。

近年流行の安価なEMSは、本体とパッドが一緒になったコンパクトな形状で、他のことができそうですが、ツインビートProでは他のことはほとんど無理だと思います。

他のことがあまりできないので、本体とパッドがケーブルでつながっている構成であっても、全く問題無いと思います。むしろ、出力を手作業で変更するので、本体が手元にある方が扱い易いと思います。

付録(3) ツインビート3ターボ(後継モデル)

オススメします。

3つのモード

ツインビートProとはモードの数え方が違います。メニューは増えています。

(1)EMS 筋肉トレーニング

干渉波とロシアンカレント(ロシアで開発された筋肉トレーニングのためのEMS)があります。ツインビートProには干渉波しかありませんでした。

(2)MCR マイクロカレント

  • フェイス・・・専用マイクロローラー(オプション)でコロコロフェイシャル
  • ショート・・・運動後のコールダウン
  • ロング・・・身体全体をやさしく癒す

(3)TNS リフレッシュ

運動後の身体を心地良くリラックスさせます。ドレナージュ/リフレッシュ/ポンピングのメニューがあります。

入手

アフターケアを考えると正規販売代理店がオススメです。正規販売代理店のサイトには、「ツインビート3ターボ」の説明がありますが、シェイプアップする女性向けの説明です。