- EMSを使ってまでやせたいですか?
- EMSを使ってまでトレーニングしたいですか?
この記事では、伊藤超短波(株)の「ツインビート」のレビューを通して、EMSをオススメします。
ホンモノのEMSは高価です。高価ですがそれだけの価値が私にはあります。
EMSを使う場面を具体的に想定してから、購入を検討されることをオススメします。
本記事を最後までご覧になり、あなたがEMSを選ぶ参考になりましたら幸いです。なお、本記事には個人的な感想が含まれますので、すべての方に当てはまるものではありません。
EMSの価値
EMSの価値は、次のようになるでしょう。
- 通常のトレーニング後に、追い込むトレーニング機器
- ブルース・リーが取り入れていたのは有名でしょう
- でもオーバーワークになる心配があります
- 疲労回復/コンディショニング
- あまり知られていませんが、ちゃんとした製品には、この機能があります
- 最高のリハビリ器具/ケガをしているときのトレーニング器具
- トレーニングに制限があるときでもEMSなら使えることが多いです
- ケガからの回復のときにEMSを使えることが多いです。
ご注意!
向上心のあまり視野が狭くなり、突っ走ろうとしていませんか? そんな心配があっても無くても書籍「果てなき渇望」は、引き込まれて一気に読める面白さです。
果てなき渇望
1998年ナンバー・スポーツノンフィクション新人賞を受賞した、増田晶文著「果てなき渇望」をご存知でしょうか?2000年にはスポーツノンフィクション単行本部門第1位です。
生活のすべてを掛けて、取り憑かれたように行動していくボディビルダー達の狂信さを描いたものです。しかし、多くの人が共感するであろう欲求という側面から描写されています。純粋な成長願望があれば、引き込まれることでしょう。
わたしは文庫化される前、単行本で読みましたが、文庫には後日談も追加されているらしいです。 なぜ、そこまでするのか? 一気に読める面白さでオススメします。
わたしの購入動機
誰しもスポーツに取り憑かれてしまう時期はあるものでしょう? わたしは、そんな時期にEMSを購入しました。EMSで追い込んでトレーニングすれば、さらにパフォーマンスの向上が狙えるのではないかと・・・
ツインビートPro
わたしは、医療機器メーカーの伊藤超短波株式会社の「ツインビートPro」を使っています。
既に生産終了から7年以上経過しているのでメーカー修理期間も終了してますが、これまで一度も壊れることは無く、現在も問題無く使用できています。
粘着パッドは(ストックを使いきることも無く)長い間使用できています。なお、粘着パッドは汎用品なので、今も手に入ります。
5つのモード
ツインビートProには、下記の5つのモードがあります。わたしは、ほぼ「ミックス」「ファスト」だけを使用しています。
- スロー・・・・・・ゆっくり収縮
- ミックス・・・・・ゆっくりと素早く収縮の混合
- ファスト・・・・・素早く収縮
- ドレナージュ・・・エステのようなもの
- リフレッシュ・・・トレーニング後のリラックス
2極/4極
2極/4極(パッドの貼り方と刺激の出し方が異なる)があり、身体の部位に適切にパッドを貼る必要があります。貼り方は、説明書に従えば誰でも貼れます。
レビュー
ツインビートProは、使用中に出力を操作して上げていきます。
例えば、大腿にEMSを使った場合、少し大げさに表現すれば「刺激に耐えながら(刺激を楽しみながら)過ごす」ことになります。
大きな筋肉に対して強い刺激を与えられると、他のことを作業するのは無理です。テレビを観る程度のことは可能ですが、読書や事務作業などの集中を必要とする作業はできません。
近年流行の安価なEMSは、本体とパッドが一緒になったコンパクトな形状で、他のことができそうですが、そんな刺激で効果があるのでしょうか? ツインビートProでは他の作業が制限されます。
ツインビートProは、本体とパッドがケーブルでつながっている構成なので、活動するには収まりが悪いです。しかし、他のことがあまりできないので問題ありません。むしろ、出力を手作業で変更するので、本体が手元にある方が扱い易いです。
神経伝達 vs. 電気刺激
どんなスポーツであれ、プレイヤーはパフォーマンスの向上を目指してトレーニングします。
普通のトレーニングでは、神経伝達により動作することを繰り返します。意識的に繰り返すのは動作であって、筋肉の収縮ではありません。
一方、当たり前のことですが、EMS ( Electrical Muscle Stimulation )によるトレーニングでは、神経伝達の代わりに電気的な刺激で、(あまり大きくは動作せずに)筋肉を収縮させます。意識的に繰り返すのは動作ではなく、筋肉の収縮です。
EMSでは意識しなくても筋肉は収縮しますが、意識する動作はありません。そのためか、EMS製品の説明に「同時に意識して収縮させましょう」のような文がよくあります。
わたしは、EMS使用後の動作では少し身体に違和感を感じます。多分、わたしだけではないと思います。 知らないうちに、疲労するからなのか、回復(筋肉が発達)するからなのか、通常の神経伝達とは異なる動作を身体が覚えるからなのか、原因は分かりませんが、違和感を感じます。違和感は少しの間残ります。
いつ使うか?
可能なら、スポーツのトレーニングには神経伝達を伴う動作・・・走ったり、スキルトレーニングやウエイトトレーニングをしたり、・・・などを主にすべきで、そうすれば違和感は生じないでしょう。
追い込むために追加のトレーニングとして、EMSを使うなら違和感は少ないと思います。
普通のトレーニングが可能でないなら・・・ケガをして関節可動域が狭いときや、激しい動作ができないときなどで、トレーニングできない期間が長引くのならば、EMSでのトレーニングはとても有効な手段だと思います。
わたしは膝が不調です。状態が悪いときに、大腿の筋肉が痩せていくのが分かりました。そのとき、週一回程度、EMSを使用することでリハビリ期間を短くできたと思っています。
ダイエット
EMSの認知度は高いですが、「無理せずにやせる/体形を〜/腹筋を〜」という謳い文句がほとんどです。
経験上、ツインビートProを使うととても腹が減ります。特に翌日になってからも、とても空腹で食べる量を増やさなければならないです。
ですから、ツインビートProを使っているときに感じる以上に身体に負担があり、無理なく痩せる効果があるのではないでしょうか。
しかし、現在販売されている多くのEMSは、スペックから見る限り稼働する筋肉が表層に限られると思いますので、その分、効果はないでしょう。
ツインビート3ターボ(現行モデル)
ツインビートProの後継にあたる「ツインビート3ターボ」は、更に機能が充実したオススメのモデルです。
3つのモード
ツインビート3ターボには、次の3つのモードがあります。ツインビートProとはモードの数え方が違いますので、機能が減ったわけではありません。むしろ、機能(メニュー)が増えています。
- (1)EMS 筋肉トレーニング
- (2)MCR マイクロカレント
- (3)TNS リフレッシュ
(1)EMS 筋肉トレーニング
干渉波とロシアンカレント(ロシアで開発された筋肉トレーニングのためのEMS)があります。ツインビートProには干渉波しかありませんでした。
(2)MCR マイクロカレント
- フェイス・・・専用マイクロローラー(オプション)でコロコロフェイシャル
- ショート・・・運動後のコールダウン
- ロング・・・・身体全体をやさしく癒す
(3)TNS リフレッシュ
運動後の身体を心地良くリラックスさせます。ドレナージュ/リフレッシュ/ポンピングのメニューがあります。
付録 EMS関連用語
一般財団法人日本電子治療器学会のサイトでは、EMSの製品説明を正しく理解するために必要な用語が、簡潔に説明されています。EMSのスペックを読んで理解するためには、次の用語に目を通した方が良いと思います。
- TENS(テンズ:経皮的電気刺激療法)
- EMS(神経筋電気刺激療法)
- マイクロカレント療法(微弱電流療法)
- 干渉電流刺激療法
- ロシアン電流刺激(ロシアンカレント)