このページは、グリッドフォームローラー(GRID Foam Roller)のレビューです。
グリッドフォームローラーは、一般的な形状をしたフォームローラーです。
製品ラインナップを紹介した上で、使用感、専用アイテムなどを記載しています。
最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
はじめに
近年、「筋膜リリース」という言葉が流行しています。そのため、グリッドフォームローラーも筋膜リリースと関連付けられることが多いです。
わたしは自分の筋膜を感じることができないので、グリッドフォームローラーで筋膜リリースできたかどうかを気にし過ぎないようにしています。
なぜフォームローラーを使うか?
わたしは、フォームローラーを使った後の、カラダがリセットされた感じが好きです。リセットとは、例えば、立ったときに余計なところが力むこと無く、スッと立てているような感じです。
似ているけど異なるフォームローラーをいろいろと試していますので、写真のように増え続けています。
Stretch Pole(写真、一番上の青くて長いポール)は、練習会場などへの移動には長過ぎるので、持参できるサイズとして購入したのがGRID Foam Roller(グリッドフォームローラー)のスタンダード(33cm)です。
既にランブルローラーを持っていましたが、ランブルローラーは時には刺激が強過ぎます。
ランブルローラーの詳細は、ランブルローラー(Rumble Roller)のレビューをご覧ください。
私にとっては、ランブルローラーよりもグリッドフォームローラーの方が使える範囲が広いです。
グリッドフォームローラー(GRID Foam Roller)
グリッドフォームローラーは正統的と言いますか、とっても普通の形状のフォームローラーです。
グリッドフォームローラーはカラダに当てて転がしやすく、中空構造のため、端をしっかり掴めるので位置を変えるのも容易です。
製品ラインナップ
グリッドフォームローラーは製品ラインナップは下記の通りです。
2倍の硬さの”X”があります。長さはスタンダード(33cm)の1種類です。
柔らかい”コア”は、2種類のサイズ(45cm*14cm、30cm*9.8cm)
グリッド・ボール(直径13cm)は球体。驚くほど軽い48g、スマホの1/3程度の重さです。
製品ラインナップをまとめると下表になります。
モデル | 硬さ | 全長 | 直径 | 重量 |
グリッド・スタンダード | – | 33cm | 14cm | 604g |
グリッド・X | 2倍の硬さ | 33cm | 14cm | 814g |
グリッド・2(ロングモデル) | – | 66cm | 14cm | 1,300g |
グリッド・ミニ | – | 10cm | 14cm | 212g |
コア | 柔 | 45cm | 14cm | 316g |
コア・ミニ | 柔 | 30cm | 9.8cm | 221g |
グリッド・ボール | – | – | 13cm | 48g |
カラー・バリエーション
グリッド・スタンダードのカラー・バリエーションは、ピンク/ブラック/オレンジ/カモフラージュ/グリーンの5色と、日本限定カラーのカモフラージュ・ブルーがあります。
硬いグリッドフォームローラー・Xは「ブラック」の1色です。
グリッドフォームローラー・2は「オレンジ」の1色です。
コア・フォームローラーは「シルバー」の1色です。
グリッド・ボールは「オレンジ」の1色です。
グリッド・スタンダードの感想
所有しているスタンダードについての感想を含めて、特徴を説明します。
重さ
大雑把にはフォーム・ローラーは軽いほど扱いやすいです。
ランブルローラーよりも重たいグリッドフォームローラーですが、突起が無いので転がしやすく、端を掴めるのでとても扱い易いです。
ランブルローラーよりも、グリッド・スタンダードは約250g重たいです。スマホ1, 2台程度の違いです。
軽い方が転がしやすいのですが、グリッドフォームローラーにはランブルローラーのような突起が無いので転がしにくいことは全くありません。むしろ、ランブルローラーより転がしやすいです。
硬い「グリッド・X」は、グリッド・スタンダードより約200g重くなります。
グリッドフォームローラーは、類似品と比較すると同等か、少し軽いと思います。
長さ
予算が許すなら、グリッド・スタンダード/グリッド・2の両方を購入しても困ることはないでしょう。
競輪選手並の脚の太さだと、33cmのスタンダードでは両方の大腿を乗せられず、小さ過ぎるかもしれません。その場合には、グリッド・2しか選択肢がありません。
しかし、NBAの2m級の選手がスタンダードを使用しているのを映像で見たことがあります。
硬さ
このような製品を購入するとき「どのような感じがするか?」が分からず、悩みます。
店頭で試用しても今ひとつ分からないのではないでしょうか。やはりある程度の期間、リラックスした状態で使ってみたいです。
わたしは(柔らかい)Stretch Poleと(刺激のある)ランブルローラーを既に使っていたので、硬さで悩むことは無く、スタンダードを購入しました。
スタンダードで痛過ぎて使えないことはまず無いと思いますが、柔らかいコアの説明に「痛みに敏感な方やシニアの方に」とあります。
遠征先で時間が十分過ぎるほどあり、ゆったりと身体に当てたいときに「もう少しだけ柔らかいのが欲しい」と思ったことはあります。
寝起きは刺激に敏感です。でも、スタンダードで「痛い」ことはありません。
コメント
グリッドフォームローラーについての雑感を述べます。
グリッドフォームローラーはバッグになる
グリッドフォームローラーには魅力的なオプションパーツ(フタとストラップ)が用意されています。
キャップは、ただはめ込むだけの単純な構造です。
それなのに、中に物を入れても、簡単には外れません。
ただし、バッグのようには、開け閉めが容易ではありません。
詳細は「GRIDフォームローラーはバッグになる」をご覧ください。
もちろん、自分で適当なストラップを用意すれば、(中にものを入れることは出来ませんが)肩に掛けることができます。
ときどき、スポーツバッグに紐でぶら下げている人を見掛けます。
グリッド・スタンダードにコア・ミニが入りそう
サイズを見る限りでは、グリッド・スタンダードの中にコア・ミニがすっぽり入ります。
調べても、そんなことを試した人はいないみたいですが、多分入ると思います。仮に新品のときは入らなくても、コア・ミニは少し潰れそうな素材に見えます。
ホントに入るのなら、コア・ミニをスタンダードに入れて、遠征時に両方を持って行きたいです。
表面の形状(パターン)
表面のパターン(3種類)は、製品説明によれば「手のひらのよう/指のよう/指先のよう」などと表現されていますが、違いを気にして使ったことはありません。
服を着たままグリッドフォームローラーを使っても、表面のパターンを感じにくいです。
高額?
ランブルローラー同様、周囲のみなさんからは「高価だ!」という意見があります。
芯は配管みたいだし、外側は脆いものに見えるからでしょう。
確かに、材料費や加工代しか考えなければ、高額に感じるでしょう。
しかし、そのように考えてはいけない製品なのではないでしょうか? 次のように考えてはいかがでしょう?
- オリジナルのアイディア
- 開発費、大量には売れない製品の販売コスト
- 使う人に何をもたらすか?
特に最後の「自分にとって、何をもたらすか?」を考えると、私にとってはむしろ安く感じます。
グリッドフォームローラーの耐久性は優れていますし、安全/安心して使える製品です。長い間使うことを考えれば、紛い物との価格差は気にならないでしょう。
類似品が割れているのを、何度か見たことがあります。
フォーム・ローラーを一つに絞るとしたら
「もしも、所有できるフォームローラーが一つだけならグリッドフォームローラーを選ぶか?」と問いかけられたら、迷わず、だけど仕方なく「選びます」と回答します。
グリッドフォームローラーは使える範囲が広いので、一つだけしか使えないのであれば選びます。
時間があれば、もう少し柔らかいフォームローラーでゆっくりほぐしたいです。
まとめ
グリッドフォームローラー(GRID Foam Roller)のレビューをお届けしました。いかがでしたでしょうか?
私は、カラダの部位により好みの道具を使用しています。
下表は、部位別によく使う道具をまとめました。表中、道具に貼付けたリンクは、関連記事へのリンクです。
部位 | 道具 |
背中 | Rumble Roller |
脛 | バランスワン マッサージスティック |
ふくらはぎ〜足首 | 膝コゾコゾ体操 |
大腿前面 | ストレッチングポール |
大腿側面 ハムストリング 内転筋 | GRIDフォームローラー |
内転筋(膝に近い方) | GRIDフォームローラー マッサージボールMB5 |
臀筋、腰部 | ストレッチングポール Rumble Roller マッサージボールMB5 |
グリッドフォームローラーしかなければ、ほとんどすべての部位にグリッドフォームローラーを使います。
他のものは、使える範囲が少し狭いです。
あなたも、ランブルローラーを使って、カラダがリセットしませんか?
立ったときに余計なところが力むこと無く、スッと立てているような感じを味わいませんか?