- 100均で見かけるファインガーグリッパー、「ホントに使えるの?」と気になりますよね?
十分使えます!
ただし、本文で紹介する処理をしないと、「使い物にならないよ!」となるかもしれません。
簡単な処理をすれば「えっ!100均なの?!」という程度には良くなります。
このページは、ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」のレビューです。
ホンモノ(プロハンズのグリップマスター)と比較するのは野暮です。
このページでは、ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」のレビューの他、使い方などの関連情報があります。
最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
はじめに
握力を鍛えるハンドグリッパーは有名な道具ですが、フィンガーグリッパーは、あまり知られていないかもしれません。
個々の指を意識して、鍛えることが出来るので、手技を磨く人には必需品でしょう。
フィンガーグリッパーは、指をケガした時にも、ありがたいトレーニング器具です。
詳細は、「突き指のリハビリ」をご覧ください。
使い方(持ち方)
通常、フィンガーグリッパーの親指側にある突起が親指の指先に向くように持ちます。
厳密な決まりではないので、鍛えたい握り方によってアレンジすれば良いでしょう。
「【100均ギター部】指を鍛えるフィンガーグリップの練習例 | タニオの100均生活」では、ギター愛好家が、ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」で、フィンガーグリッパーの使い方を紹介しています。
稼働させる指の組み合わせを変えてのトレーニングが紹介されていて参考になりました。
買ってきたままでは軋む(きしむ)
さて、ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」について、下記のように評価しています。
気になったのは、スプリングがけっこうギチギチとキシむこと。つくり自体は流石は100均クオリティです。音がする以上、オフィスや図書館でこっそり鍛えるのにはむいてないですね。ここは残念!
【100均ギター部】指を鍛えるフィンガーグリップの練習例 | タニオの100均生活
ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」は、実際のところ、すごく軋みます。
軋む(きしむ)とは、「固い物がこすれあってすべりの悪い(不快な)音を立てる(明鏡国語辞典)」です。
軋み(きしみ)を取り除いても無音ではない!
ホンモノであっても無音ではありません。
ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」の軋みを取り除いても、ホンモノ同様小さな音はします。
- ホンモノのフィンガーグリッパーであっても
- 図書館では無理でしょう
- 静かなオフィスだと不適切でしょう
私が思い描く図書館は、他の人が静かにページをめくる音が明確に聞こえる環境です。
ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」の軋みを取り除けば、普通の人が打鍵するPCのキーボードの音よりも、ずっと小さな音しかしません。
伝わりましたでしょうか? 音の説明は難しいです。
軋み(きしみ)を取り除く方法
ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」は、ギシギシと軋みます。
でも実は、シリコンスプレーを吹き掛けるだけで、軋みは解消されます。
加工精度は、それほど悪くはないので、部品間の摩擦を減らすだけで解決です。
ホンモノは一味違う
ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」がなめらかに動いたところで、ホンモノとは機能に差があります。
ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」のコピー元と言いますか、原物はプロハンズのグリップマスターでしょう。
親指側は、ラバーの部品で覆われていて滑らないようになっています。少し柔らかくできています。
このラバー部品は外せます。
ラバー部品はを外すと形状が平らになっていますので、親指側を握らずにどこかに押し付けて使用することができます。
滑らないように溝が彫ってありますので、使用を想定した作りになっているのでしょう。
現代のホンモノ!?
「弦楽器奏者もトレーニングは必要」では、弦楽器奏者がフィンガーグリッパーの使用方法を説明しています。
その中で興味深い記述があります。
注意しないといけないのは使い方で、弦楽器に関して言えば握って使ってはいけない。という事
弦楽器奏者もトレーニングは必要
と言うのも親指を反対側へ当てて握るのとそうでないのとでは指に掛かる力の方向等が全く違うから、つまり、鍛えるべき部位が違うからだ。
「握らずに(親指を遊ばせながら)、他の指を使う」という使い方は、指のスキル向上の参考になります。
平らであれば、何かに押し付けて使用することができます。
現在は各ピストンの強度が調整できる、このタイプのフィンガーグリッパーが主流ではないでしょうか?
もちろん、私もこのタイプに移行しています。
各ピストンの強度を変えられるので、回復期のリハビリにも使えます。
ピストンが5個あるのは、手の大きさに対応するためです。
ケガで固定されている指があっても、ピストンが5個あれば対応できます。
邪魔になるピストンは、固定具で縮めておけます。
フィンガーではなくハンドのトレーニングのために、親指側のラバーを外してピストンにかぶせる使い方もありますが、今ひとつな感じです。
おわりに
ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」のレビューをお届けしました。いかがでしたでしょうか?
レビュー内容をまとめると次のようになります。
それなりに使えるグッズです。
ダイソー「FINGER GRIP(フィンガーグリップ)」の原物であろう、プロハンズのグリップマスターよりも、現在主流のホンモノは、進化しています。
あなたも本格的にトレーニングするなら、こちらがおすすめです。
- 親指側は平らでどこかに押し付けて使用できる
- 各ピストンは強度を調節できる
- ピストンは5個あり、手の大きさに対応できる
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