イギリス発祥のテニスのように、礼儀作法も含めて正統的なスポーツがある一方、バスケットボールのように品位に欠ける側面があるスポーツもあります。
でも、品位に欠けるバカげたことも、よくよく見れば立派な背景があるかもしれません。
だって、スポーツの役割は、生きていくための学習ツールですから。
「ジミー・ニュートロン!」
NBAでは今シーズン(2019-2020)、2年目のダンカン・ロビンソン選手が屈指のアウトサイドシューターとして、突如頭角を現しました。
プレイオフに入り、ダンカン・ロビンソン選手の活躍もあり、チームが優勝決定戦まで勝ち進みます。
「1勝もできずに4連敗する」という予想もある中、すべての人の想像を超える熱戦を繰り広げてくれました。NBAファンはとても楽しめたシリーズだったでしょう。
緊張感のある中、実は試合中にもかかわらず、ダンカン・ロビンソン選手は相手ベンチから「ジミー・ニュートロン!」とからかわれていたらしいです。
そのことを言われた本人が明かしています。
ジミー・ニュートロン ぼくは天才発明家! (Jimmy Neutron: Boy Genius)
「ジミー・ニュートロン」は、子供向けアニメ「ジミー・ニュートロン ぼくは天才発明家!」の主人公、11歳の天才児です。
Amazonプライム会員ならば、シーズン1エピソード2を無料で観れます。
アニメを見ましたが、外見は確かに似ています。
ロビンソンの表情は多くのスポーツ選手と異なり、闘争心とは無縁なひょうひょうとした感じです。
勝敗に大きく影響するような大事な場面で得点しても、感情をむき出しにするようなことはありません。
アニメのジミー・ニュートロンもひょうひょうとした感じで、とても似ています。
誰が思いついたのでしょうか? 陽気なビッグマンに違いない!
侮辱行為なのか?
さて、対戦相手のベンチから「ジミー・ニュートロン!」と言われるのは侮辱でしょうか?
もちろん、応援ではありません。
ディスっているのは間違いありませんが、誰彼構わずディスるような文化はありません。
敗戦が決まった場面で、敗者をディスるようなことはありません。実力をまったく出せない若者をからかうこともないでしょう。
つまり、対戦相手として実力が認められて、初めて「ジミー・ニュートロン!」と呼ばれたのでしょう。
経験の浅いロビンソン選手が、屈指のアウトサイドシューターとして認められた瞬間なのではないでしょうか。
「ジミー・ニュートロン!」は、トラッシュトーク文化の中でのご挨拶だったと思いたいです。
飛躍
ダンカン・ロビンソン選手は、プレイオフでも記録的な活躍をしました。
しかし彼は、NBAどころか大学入学、いや、もっと前から苦労の連続です。
下記の動画では、ダンカン・ロビンソン選手が屈指のシューターになるまでが詳しく説明されています。
映画のような物語です。
来シーズンは、カリーやハーデンを超えるのでしょうか?
人気
ダンカン・ロビンソン選手の活躍に伴って、日本での認知度も上がってきていると感じます。
だけど、ひょうひょうとしているので、おかしな方向に向かっているような… これもリスペクトの証?
おわりに
ダンカン “ジミー・ニュートロン” ロビンソン選手のファニーな風貌が注目され、爆発的な人気者になればいいなぁ!
ジミー・ニュートロン選手の益々のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
ダンカン “ジミー・ニュートロン” ロビンソン選手に端を発したかどうか、わかりませんが、NBA選手たちのアニメキャラクター大喜利が広がる という状況らしいです。
しかし、「NBA withポケモン」に見られるように、ずっとくだらない文化なのかもしれません。
コメント