ケトルベル入門用動画「Enter The Kettlebell」

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最初に購入するなら、12kgまたは16kgのケトルベル

この記事では、誰でもご覧になれるYouTubeで公開されている、良質の入門用動画「Enter The Kettlebell」を紹介します。

「Enter The Kettlebell」は、ケトルベルについての他の記事でも何度か登場しています。

これから、入門用動画「Enter The Kettlebell」を使って、ケトルベルを使ってみようとしている方に向けて書きました。ケトルベルの入手についても簡単に触れています。

本記事を最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。なお、本記事には個人的な感想が含まれますので、すべての方に当てはまるものではありません。


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「Enter The Kettlebell」はどのような入門か?

「入門」の意味するところは、幅が広く、そのため少々曖昧です。これからケトルベル・トレーニングをする人向けの入門であることは確かですが、万人向けとはなりません。

ケトルベルには、ケトルベルの競技(速い動作で回数を競う)があります。その競技の入門ではありません。この競技の場合、身体を柔らかく使って、ケトルベルを操作します。

パベル・サッソーリン( Pavel Tsatsouline )師匠の教えは、ストリクト・フォーム(strict form、厳格なフォーム)で、衝撃を受け止め、身体に負担を与える、トレーニング用のものです。

”とても親切などなたにとってもガイドとなるやさしい入門”ではありません。集中して繰り返し動画を観た上で、細心の注意を払って正しいフォームで取り組むことを強要される入門です。

取り上げているトレーニング・メニュー

動画には、下記メニューの説明があります。

  • Swing 9:04
    • オススメのケトルベル・スイングの説明。既に記事があります。
  • Get-up 15:04
    • 実行するのがとても難しいメニューです。
    • スクワット・スタイルよりもランジ・スタイルの方が簡単でしょう。
    • ケトルベルらしいメニュー。別に記事を書く予定です。
  • Clean 18:24
    • ケトルベルでクリーンをするには、独特の難しさが加わります。
    • 他のメニューの起点となるメニュー。既に記事があります。
  • Press 24:18
    • ミニタリー・プレスのようなもの。
    • 例えば、バスケットボール・プレイヤーなら、それほど熱心にやる必要がないと思います。
  • Snatch 30:12
    • ケトルベルでスナッチをするには、独特の難しさが加わります。
    • 優れたトレーニング・メニュー。別に既知を書く予定です。
    • 「高速に繰り返す」など心肺機能強化への展開があります。
  • Safety 35:07
    • 安全に関する説明。

Swing

簡単なようで正しいフォームは難しいケトルベル・スイング

極論すれば、熱心にSwingだけをやるのであってもOK、と考えています。

Swingをするためだけにケトルベルを購入するのであってもOKだし、日常的にトレーニングするメニューは、SwingだけになってしまってもOKだと思います。

ケトルベルのトレーニングではありますが、トレーニングのウォーミングアップにも、スポーツのウォーミングアップにもなります。

Get-up

地味に苦しいケトルベル・ゲットアップ、ランジスタイルで立ち上がるところ

既に、紹介済みのウィンドミル、それと上記のGet-upは、ケトルベルらしいメニューで、身体の複数の部位による連係動作であり、動作中に身体を安定させる良いトレーニングだと思います。しかし、少々難しいメニューなので、後回しにしても良いと思います。

Get-upには、起き上がるときの動作により、ランジ・スタイル(足を前後に開いて立ち上がる)と、スクワット・スタイル(足を左右平行にして立ち上がる)があります。わたしはもっぱらランジ・スタイルです。スクワット・スタイルの方が、柔軟性を求められるので、難しいと思います。

通常、ケトルベル・ゲットアップ・ランジ・スタイル、ケトルベル・ゲットアップ・スクワット・スタイルと呼ばれます。

スポーツ動作との兼ね合いでは、どちらか選ぶのであれば、ランジ・スタイルが良いと思います。スポーツの動作では、大抵、両足が前後になっていますので。

Get-upが良いトレーニングと呼べない点は、どこかにケガがあると、大抵、トレーニングできない点です。両手、両足、ボディ、すべてに痛みがない状態でないと、実施できないです。

Get-upが「Enter The Kettlebell」に取り上げられているのは、この動画らしい特色です。入門としては難しいメニューですし、敬遠されがちなメニューです。しかし、Get-upは、効果的なメニューであることは間違いないです。

Snatch

ケトルベル・スナッチの挙上したフォーム

Snatchは、動作を覚えるのに時間が掛かります。Snatchそのものにも、トレーニング効果があるとは思いますが、連続したSnatchにより、心肺機能に負荷がありますので、時間/回数などを変えることにより、トレーニング・メニューが広がります。

Snatchについては、別に記事を書く予定です。

おわりに

とても使いやすいRKCのケトルベル

「Enter The Kettlebell」は良質なトレーニング動画ですが、すべてを完全に消化する必要は、検討の余地があります。将来に残しても良い部分があると思います。

スポーツへの効果を急いでいる場合には、上記のメニューのいくつかを実施しないまま、ワンレッグ・デッドリフトや、ボトムアップ・プレスを早くに取り入れた方が良いかもしれません。これらのメニューは、バランスマットの上でも楽しめます。「ヨガブロッック」の記事で紹介した、バランスマット上で楽しんでいます。

ケトルベルについて興味がありましたら、どうぞ他の記事もご覧ください。

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