バスケットボールは蹴ってでも守れ!

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Bernhard MülhensによるPixabayからの画像

バスケットボールにおけるキックボールを「うっかり蹴ってしまったバイオレーション」程度に考えていませんか?

実は、キックボールはとても有効なディフェンス・スキルなのです。不利な場面で、故意にキックボールにすることで、ディフェンスを立て直すことができるのです。

この記事では、キックボールに関する規則を説明した上で、キックボールが有効になる場面を挙げます。最後までご覧になれば、キックボールの重要性を理解した上で、どのように取り組むか、考えがまとまることでしょう。

競技規則におけるキックボール

バスケットボールにおけるキックボールは俗称であって、競技規則に「キックボール」という言葉は登場しません。「第13条 ボールの扱い方 13-2 ルール」には次のように書かれています。

ボールを持って走ること、故意に足または脚(大腿部も含む)でボールを蹴ったり止めたりすること、ボールをこぶしでたたくことは、バイオレーションである。
ただし、ボールが偶然に足または脚に当たったり触れたりすることは、バイオレーションではない。

競技規則 から引用

足で守る

「足で守る」って言うと、良いフットワークで動き回って、プレッシャーを掛けて守るかのようですが、ここでは、その意味ではなく、「キックボール覚悟で守る」という意味です。

キックボール以外のほとんどすべてのバイオレーションは、「すべきではないこと」です。トラベリング、ダブルドリブル、アウトオブバウンズ・・・。しかし、キックボール・バイオレーションは、した方がよいときがあります。

そんな「キックボール覚悟で守る」ことについて、適確に説明しているページがありました。

ディフェンスはパスコースをふさぐためにわざと足を出して守る場合がある。足にボールが当たれば当然キックボールとなるが、そのままパスが通るよりもバイオレーションになったほうが良い場合も多く、また、相手にも「パスコースがばれている」という精神的ダメージを与えることもできる。 

キックボール(kick ball) | バスケスキルアップ講座BLOG から引用

例えば、ファーストブレイクを守るとき、アウトナンバー(オフェンスがディフェンスより多い状況)のときは、失点やアンドワン、ファールなどが高確率で生じます。そんなとき、キックボールで守れれば、失点もファールもせずに守れたことを意味します。

あるいは「ファールしても構わない」状況であっても、アウトナンバーだと、ファールさえできないときがあります。そんなときでも、キックボールはできるかもしれません。

バランスが悪い

「キックボール覚悟で守る」ことは、リスクがなく有効な手段になっています。バイオレーションである以上、累積されるファールとは異なり、失うものがありません。

オフェンスのバイオレーションなら、相手ボールになるのでバランスが取れていますが、ディフェンスのバイオレーションは、せいぜいショットクロックが増えるだけのことです。

これは、長く続いている問題だと思います。

下品なプレー

「キックボール覚悟で守る」ことは、そもそも品がないプレイだと思います。もちろん、ルールに沿って考えた上での、適切な選択かもしれません。しかし、とても失礼なものだと思います。

競技全体を覆う、ボールの扱い方に反する行為ですし、そもそもボールは蹴られるように作られていません。

罰則

罰則によって、治安を維持する考えは嫌いです。しかし、キックボールに対する罰則は、甘過ぎると思います。キックボール覚悟で守って、成功したのなら、スローインではなく、1投のフリースロー&スローインが、バランスが取れているように感じます。

最初は警告、2回目から1投のフリースローかもしれませんが。

罰則が甘いからといって、罰則がファールであっては、重過ぎると思います。故意かどうかの判断が難しいキックボールですので、罰則がファールだと今度は「キックボール・ファール」でファール・トラブルに陥れようとする、バカげた作戦が登場してくるかもしれません。

それでも練習する

下品なプレーだから、キックボールはしたくありません。しかし、とても有効なスキルなので、試合で使えるように、練習中にも積極的にキックボール覚悟で守ります。気分は良くないのですが。

セーフティで早くに戻る小さい選手は、ファーストブレイクを一瞬でも遅くさせられるように、ポジションをとるでしょう。そして、終止パスコースに位置することで、蹴れるチャンスがあることでしょう。

大先輩から大先輩へのバンズパス、蹴りたくないけれど、足を出します。ここで遠慮すると、いざというときに失敗する気がするので蹴ります。というワケで、皆さま、ごめんなさい。

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