バイクを停める時、地震対策をしていますか?
もちろん、万全の地震対策などありません。それでも、簡単に出来ることがあります。
- ギアを入れる
ニュートラルにしない - サイドスタンド
センタースタンドにしない - 前輪をロック
- その他
本ページでは、バイクを停める時の地震対策について説明します。
最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
はじめに
地震はいつ来るか分かりません。
台風対策は「台風の暴風でもバイクが倒れないよう備えましょう!」をご覧ください。
地震はいつ来るかわからないから、手間をかけて地震対策することは現実的ではありません。
だから簡単に、手間をかけずに対策すべきでしょう。
ギアを入れてサイドスタンド
サイドスタンドとセンタースタンドのどちらが揺れに強いか?は、物理の素養があればまったく悩まないと思います。
サイドスタンドの方が揺れに強いです。
バイクの重量は倒れやすさに関係なく、重心の高さが大きな要因になります。
簡単な物理と数学の知識で理解できるように、分かりやすく丁寧に解説されています。
なぜ、ギアを入れるのか?
ギアを入れておかないと、地震の揺れでバイクが前後に動くかもしれません。
バイクが前後に動くと、サイドスタンドが外れる可能性があります。
そうならないように、いつでもギアを入れておく習慣がよいでしょう。
平地での一時的な停車であっても、ギアを入れてサイドスタンドにしましょう
地震はいつ来るか分かりません。
前輪をロック
ギアを入れていても、バイクは前後に少し動きます。地震の揺れでバイクが前後に揺すられているうちに、サイドスタンドが外れるかもしれません。
そうならないように、バイクが動かないようにするには前輪をロックするのが賢明な策です。
フロントブレーキのレバーを握った状態にすれば、前輪をロックできます。前輪をロックしてみると、バイクの安定に驚くでしょう。
前輪のロックは、フロントブレーキのレバーを握った状態にできれば、何でも構いませんが、デイトナのフロントブレーキロックは、とても便利な道具です。
耐久性があり、必要な時に使えます。
一時的な停車で前輪をロックするのは、面倒かもしれません。
帰宅してからの停車ならば、前輪をロックする習慣があっても良いのではないでしょうか。
さらに出来ること
バイクはサイドスタンド側には倒れにくいですが、反対側には倒れやすいです。
下記の動画は、台風対策についてのものですが、反対側に倒れやすいことを実演(2:30〜)してくれています。
つまり、大きな地震ではサイドスタンドの反対側に倒れるおそれがあります。
ところで、地震の揺れ = バイクを倒そうとする力は、大きな地震であっても同じ向きには短い時間しか力(揺れ)が作用しません。
何か支えがあれば、大きい力だけど短い時間に耐えられる対策ができそうです。
上記の動画の説明(3:30〜)のようにゴム紐で柱と結ぶと、柱への負担が小さくて、倒れないようにする有効な手段になりそうです。
しかし、バイクカバーを掛ける場合にはできない対策です。
リフトアップスタンド
スタンドと反対側に何かを挟んで倒れないようにするのは、有効な対策でしょう。ただし挟んだだけでは、地震の揺れで外れるかもしれません。
デイトナのリフトアップスタンドは、外れなければ有効な対策でしょう。
メンテナンス時はリフトアップしますが、地震対策にはつっかえ棒として、バイクが持ち上がらない程度に支えればOKでしょう。
リフトアップスタンドの設置は手間がかかるし、リフトアップスタンドの盗難が心配になるかもしれません。今ひとつ、満足いかない対策です。
つっかえ棒
台風の時に活躍しているつっかえ棒(ツーバイフォーの角材)は、暴風で外れることもありません。
地震対策にも使えそうですが、日常的に使用するにはあまりに洗練されていないし、耐久性が心配です。
もっと良い道具はないだろうか?
おわりに
バイクを停める時の地震対策について説明いたしました。いかがでしたでしょうか?
大地震は、いつ来るかわかりません。首都直下地震は必ず来る(「今後30年で70%」)と言われています。
バイクについて万全の対策はできませんが、わたしは日常の習慣として無理なく対策しています。
あなたもいかがですか?
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