安全靴メーカーは長いこと武骨な(ダサい)シューズを販売していたように感じています。
しかし、現在はスポーツシューズやファッション関連のメーカーが参入したこともあって、魅力的でカジュアルなセーフティシューズが多数リリースされています。
だけど後発の大手スポーツメーカーは、高額な製品をリリースしています。
高品質&高機能だから?
高額なスポーツシューズは、莫大な広告費がかかっているけど、セーフティシューズの大々的な広告は見たことないです。
なのになぜ日本の大手スポーツメーカーは高額で販売するんだろう?
本ページでは、私好みの大人シックな(カジュアルシックな、シャレオツな)安全靴/セーフティシューズを紹介します。
すべて安価な普段使いできるセーフティシューズの5選です。JSAA規格の合格品(プロスニーカー)も含まれます。
はじめに
安全靴は足を保護してくれる堅牢なシューズだと誤解していませんか?
かかとを覆うつくりは、バスケットボールシューズの方がシッカリしています。
安全靴が着地のショックを吸収してくれないから、インソールで調整するのは良くある話です。
また、安全靴が長持ちするとは限りません。
それでも規格を知って理解することは、大切だと思います。
ご参考:「安全靴の基礎知識 – 安全靴・作業靴の規格とは | ミドリ安全」
わたしは、バイク乗車時になるべく足を保護してくれそうなシューズを着用しています。詳細は「エンジニアブーツは優れたライディングシューズ!」をご覧ください。
規格は大切な社会の仕組みですが、規格を気にし過ぎても意味がないかもしれません。
さて、これから紹介するセーフティシューズは、規格を気にし過ぎることなく、安価で大人シックな(カジュアルシックな、シャレオツな)シューズです。
セーフティシューズは足の保護を考えているのに、普通のスニーカーより安価なものが多いと思います。
先芯(さきしん)とは
安全靴やセーフティシューズでたびたび出てくる先芯(さきしん)とは何でしょうか?
重たいものが足先に落下したときに足を保護するようなカップ状の保護材のことです。より正確には下記をご覧ください。
先芯(box toe)とは、靴のつま先部分のアッパー(甲革)と裏革の間に挿入する芯材のことです。
先芯とは | 靴の種類や製法、修理に関する用語集
JIS規格(日本工業規格)は、危険を伴う作業現場で履かれる安全靴などに先芯を入れることを義務付けています。安全靴には鉄素材の先芯が多く使われていましたが、現在は強化プラスチックなどの軽い素材も一般化しています。
鉄製の先芯を使用すれば、頑丈だけれどシューズが重くなります。強化プラスチックならば軽量化できます。
作りの悪い安全靴やセーフティシューズでは、先芯が足指に当たり痛みを感じるなどの問題が生じます。
先芯が内蔵されていれば、足を保護してくれるかもしれません。
安全靴の規格のほとんどは、先芯による足の保護規定です。
EDWIN(エドウィン)
EDWINのハイカット(というよりミッドカット)の普通のスニーカーにしか見えないセーフティシューズです。
カラバリは4色ありますが、黒以外はカジュアル過ぎる気がします。
言い換えると、
JSAA B種相当の先芯(軽作業規格の先芯)を採用していますが、正当な安全靴ではなく作業用の靴です。
EDWINのシューズって、ESM102に限らず実売価格が安過ぎると思いませんか? ESM102は、探せば5千円未満で買えるでしょう。
WIDE WOLVES(ワイドウルブズ)
WIDE WOLVES(ワイドウルブズ)シリーズは、大正15年(1926年)創業のおたふく手袋株式会社が2009年から展開しているラインナップです。
ワイドウルブズの特徴は、鋼鉄製の先芯が入っているとは思えない、安全靴独特のずんぐりした感じがまったくしない、スッキリしたデザインだと思います。
そして、履いてみると鋼鉄製の先芯が入っていると思えないほど軽いです。(軽量なスニーカーよりは、ハッキリした重さがあります)
それなのにJSAA-A種合格品ですから、「プロテクティブスニーカー(プロスニーカー)」を名乗れます。
明るいところでは、上の写真のように濃いグレーに近いです。
わずかに青みがかって見えるときがあります。
ワイドウルブズのラインナップには数多くのデザインがありますので、あなた好みの1足もきっと見つかるでしょう。
気になりましたら、どうぞ電子カタログをご覧ください。
mobus(モーブス)
モーブスらしくない?(落ち着きすぎている)真っ黒なMBS-1006が気になります。
JSAA-A種合格品のプロスニーカーです。
もう少しモーブスらしいデザインなら、ミッドカットのMBS-1007がおすすめです。
もちろん、JSAA-A種合格品のプロスニーカーです。
ドイツでスポーツシューズから始まったモーブスが安価にセーフティシューズを販売するのだから、日本の大手スポーツメーカーも倣ってほしいです。
HenlyBegins(ヘンリービギンズ)
HenlyBegins(ヘンリービギンズ)は、バイク用品を製造・販売しているデイトナのオリジナルブランドです。
レース寄りや走り屋寄りではなく、バイクを降りた後のスタイルも考慮した製品です。
バイク用について気になりましたら「エンジニアブーツは優れたライディングシューズ!」をご覧ください。
ヘンリービギンズのHBS-001は、落ち着いた色とスタイルのミッドカットスニーカーです。バイク乗車以外でも、どんなパンツにも違和感なくフィットすると思いますが、いかがでしょう?
JIS規格S級相当の鉄製先芯を内蔵していますが、安全靴の規格に準拠しません。
合成皮革は素材が適合しません。
バイクでの安全性は、安全靴の規格の試験では測れないので規格でないことを気にしても仕方ないでしょう。
おわりに
わたしの好みでカジュアルなセーフティシューズ5選を紹介しました。いかがでしたでしょうか?
さあ、あなたも大人シックな(カジュアルシックな、シャレオツな)セーフティシューズを普段使いしてはいかがでしょう。
セーフティシューズは足の保護を考えているのに、普通のスニーカーより安価に感じます。
さて、セーフティシューズは安全靴だと考えると重く歩きにくいイメージがあります。
しかし、セーフティシューズは歩きやすいシッカリしたスニーカーです。現代の軽量スニーカーに比べれば重たいですが、少し重い靴が好みならむしろセーフティシューズをおすすめします。
実際、いくつかのセーフティシューズで30分程度歩いていますが、歩きにくいことはありません。
さらに、ミッドカットやハイカットのモデルで、靴紐が絡まないように処理できればバイク用としても安心感があります。
靴紐が何かに絡まないためには、結ばない・ほどけない靴紐キャタピラン(CATERPYRUN)が便利です。
結ばない・ほどけない靴紐は、他にもあります。
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