洋服やバッグなどで日常的にお世話になっているジッパータブ、あなたも毎日のように使っていますよね?
ジッパータブは縁の下の力持ちのように働き続けて、意識されることはあまりありません。
いつもは気にしない存在だけど、ジッパータブが壊れたときに突然、大切さに気付かされます。
そんなジッパータブが壊れたら、どうしていますか?
- そのまま放置?
- 修理(自作)?
- 交換?
このページでは、ジッパータブを紹介します。
ジッパータブは、自作せずに購入して装着した方が手間がなく、見た目も使い勝手も優れているでしょう。
ジッパータブがあれば、かじかんだ手でも手袋をつけたままでも、ファスナーの開閉が簡単になります。
最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
自作は案外むずかしい
市販のウェアには、最初からジッパータブが装着されていることがあります。
写真のバイク用ウェアでは、ファッション性と実用性を考えて、ブランド名入りの布が使われています。
このジッパータブは、数年使うと取れてしまい、手袋をつけたままジッパーを閉めるのに苦労します。ジッパータブの代わりに何かを取り付けないと不便で仕様がありません。
実用的なジッパータブには、次のような性質が必要です。
- 大きさが手頃でシッカリつかめる
- 使わないときには邪魔に感じない
- 丈夫で長持ち
ジッパータブの代わりにいい加減に紐を結んだのでは、つかみにくかったり、長すぎてジャマになったり、すぐに切れたりするでしょう。
さらにバイクウェアであることを考慮すると、ジッパータブに求める条件が厳しくなります。
- 雨にも負けず
- 濡れてもつかみやすい
- 風にも負けず
- 風でばたつかない
市販品なら全てを満たす商品が簡単に入手できます。
アップにした写真では、不恰好に見えるかもしれませんが、実際は目立たない存在です。
交換したのは、1個60円程度の地味なものです。
余談ですが、バイクに乗るときに袖口より手袋を外側にしようとして苦労していませんか? 逆の方が楽で、まったく問題ありません。
雨でも問題ありません。
袖口。袖口をしっかり締めないと、雨はそこからどんどん入ってきます。
レインラン2 雨の装備 – 聖地巡礼-バイクライディングin北海道- から引用
バイクの種類にもよりますが、基本はレインウエアを最後に外側からしっかり絞る。
グローブを外側に出したほうが走行風で襟から入る水を遮断できそうですが、意外とレインウエアの袖を伝って水は流れ落ちているもの。袖の下側、手首側から、グローブの中に浸水してきます。
袖の絞りをしっかりしていれば、中は無風なので、グローブから袖の中には殆ど水は入ってきません。
チョイ乗りであっても、バイクジャケットが(プロテクター装備で)安全で、風雨に悩まされることが減ります。
通販なら入手が容易!
ジッパータブは、手芸店や山用品を扱っているアウトドアショップに置いてあります。
しかし、通販サイトの方が品揃えが豊富です。
普通のジッパータブ
先ほども紹介した普通のジッパータブは、安価でたくさんあります。
交換しない方が良い、例外もあります。
バイクのライディングジャケットには、ジッパータブとして質素な布切れが付いているときがあります。
コストダウンのためだけにジッパータブが質素なのではなく、風によるバタつきを抑えるためにファスナー部分にしまえる構造になっています。
手袋をつけたままでは使わないポケットなら、交換しない方が良いでしょう。
視認性を向上させるジッパータブ
夜間のランニングに使用するウェアにジッパータブをつけるのなら、反射材付きのジッパータブにすれば、視認性が向上して安全に走れるでしょう。
カラーバリエーション
本来は、目立たない存在のジッパータブですが、目立たせるような色使いにできます。
そのために、複数のカラーをセットにしているジッパータブもあります。
ブランド品
一部のブランドは、ジッパータブを販売しています。
装着方法は一通りではない!
機能に特化したメッセンジャーバッグの老舗「Timbuk2」は、機能性に優れた商品が多いです。
写真のバックパックには、大きめのジッパータブが付いています。大き過ぎず、つかみやすいジッパータブです。見た目もスッキリしています。
ファスナーの取っ手には、ファスナー側と反対側の2箇所に穴があります。
2箇所の穴を利用して、ジッパータブを装着すれば、見た目も変わりますし、紐の長さを少し短くすることができます。
バイク用ウェアの袖口は、2箇所の穴を利用した方が、扱いやすくちょうど良い長さになりました。
写真では分かりにくいですが、1箇所の穴では少しだけ長過ぎます。
おわりに
ジッパータブを紹介しました。いかがでしたでしょうか?
ジッパータブはバッグやウェアを安価にカスタマイズできるファッション・アイテムであり、機能も向上できます。
あなたもカスタマイズしてみませんか?
ところで、なぜジッパータブと呼ばれるのでしょう?
商標由来のジッパーとチャックは、ファスナーの意味でよく使われます。
「ジッパー」は登録商標ではなくなったため、現在では一般名称となっている。 チャックは、1927年に尾道で製造販売された「チャック印」という商標登録名で、「巾着」をもじった造語である。 チャック印のファスナーは、丈夫で壊れにくいものであったことから、ファスナー(ジッパー)の代名詞となった。
「ファスナー」「ジッパー」「チャック」 – 違いがわかる事典 から引用
ジッパータブのことをチャックタブとか、ファスナータブと呼ぶことがないのは不思議です。
単純に、語呂が良くて言いやすいジッパータブが使われているだけだと想像しています。
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