(余談)たまごっちとポケベル
90年代中頃に流行っていた、たまごっちとポケベル、たまごっちが進化を重ね、3回目のブームを迎えようとしている一方で、来秋にポケベルがサービスを終了するそうです。
今秋発売された5千円もする新しいたまごっちは、Bluetooth接続でスマホ・アプリと連携し、ユーザー同士のコミュニケーション・・・流行らないと思いますが、どうなんでしょう。
たまごっちもポケベルも触ったことすらないので、懐かしさも何もないのだけど、長生きしてしまった感じがするのはなぜなのでしょう。
ポケベル・メッセージ
この機会に、当時のポケベル・メッセージを見ていたところ、「999(サンキュー)」「-015(ボーリング行こう)」・・・苦労していたのですね。で、知り合いのメアドが気になりました。
xxxxx999basket@xxxxxx.xx.xx
「サンキュー・バスケットボール」でしょうか。ヤスオ先輩(仮名)のバスケットボールに対する感謝の意をメールアドレスに盛り込んだのですね。きっとそうだ。すばらしい姿勢だと思います。
でも、老眼で最初「9999(苦しい)」に見えちゃって「(走るのが)苦しいバスケットボール」かと思いましたよ😃
ところで、昔は999の部分が55だったような・・・「55(Go Go)」とご自身を鼓舞されていたのでしょうか?それとも、更にひねって「55(Go Go)〜(行く行く)〜(逝く逝く)」と苦しさを表現したとか・・・そんなワケ無いですね。失礼しました。
葉書
さて、バスケットボール・チームの中には、設立から何十年も継続して活動しているチームがあります。何十年も継続・・・それだけでも偉大なことだと思います。
わたしがお世話になったいるチームの一つも、そうした歴史あるチームですが、10年ほど前の練習案内は、ポケベルでも電話でもなく葉書でした。手書きの葉書で次回の練習場所&時間が届くのです。
もう既にケータイも普及しているし、メールも使われている時代ですから、手書きの葉書には驚きました。
連絡手段の実際
昔話はさておきまして、現代において、各チームの連絡手段は、メール/メーリングリスト/LINE/Webサイトなどを活用していると予想されることでしょう。出欠管理のWebサービスを利用できるから試合や練習の出欠管理も、昔に比べ手間が掛からないと予想されることでしょう。
ところが、そう簡単なものではありません。特にシニアチームでは。もちろん、(大抵は少人数で、割と若い世代で構成されるチームでは)LINEのグループを活用しているところもあります。メーリングリストや、出欠管理のWebサービスを活用しているところもあります。
メールでさえ
しかし、そうではないチームが大半なのではないでしょうか。 活用できないチームの実情を挙げてみます。
- メールを使えない人がいる
- ショートメールしか使えない人がいる
- ケータイ・メールの受信拒否設定ができなくて、ケータイ以外からは届かない人がいる
- ケータイ・メールの受信拒否設定が不適切になっている人がいる(広過ぎる設定になっている)
- 筆無精過ぎる人がいる(受信だけの人がいる)
- ガラケーの人がいる(LINEが使えない場合がある)
以上は、世代で似たような傾向を示すのではなく、個人によるものだと思います。
大会主催者からの連絡
そして、大会主催者も同じような問題を抱えていると思います。 例えば、
- 参加チームへのアナウンスにLINEのグループを十分に活用できているところはなさそう。
- 試験運用中のところはあるが「受け取った」ことをレスポンスしなければならないことに気付いていない。
- LINEのグループ担当係を設けてしのいでいるところがある。しかし、漏れ/間違い/即時性で小さな問題が生じている。
- 試合スケジュールの変更のために、影響がある数チームでの調整をメールで行い、時間が掛かっていた。
- 調整の進捗が各チームからは不明なので、変更する/しないが分からずに困っていた。
- Webサイトで情報を公開しているけど、更新タイミングを知らせる手段がないと思っているためか、郵便も出している。
今後に期待できるか?
時間が経てば、より便利なものを利用できるようになることを期待したいのですが、その人が日常生活にまったく不満がなければ、時間は解決してくれません。だからといって、そのままでは不便なのは明らかです。
連絡手段は、なるべく1通りでないと、管理する人の手間が増えます。手間が増えること自体、作業時間が増えて大変ですし、手段の使い分けが忘却や漏れの発生につながります。
というワケで連絡手段ひとつとっても、難しい問題です。 チーム毎に多少事情が異なると思いますが、多くのチームが同様な問題を抱えていることでしょう。
事実上の標準となるような技術/サービスが登場して、世の中は便利になっていくのですが、完全に浸透するワケではないので、集団が活用できることは稀です。しかし、長い眼で見れば、連絡手段の発達が、大会数/試合数の増加、シニアチームの増加を支えていると思います。
ご参考
