ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」のレビュー

3.5
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このページは、ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」のレビューです。

握る能力をトレーニングするボールは、たくさん売られています。でも、100均で買える商品はそんなに多くありません。

ダイソーの「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」について、使用感を中心にレビューします。

最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。


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はじめに

もしも、ご高齢者のトレーニングやリハビリにダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」を検討されているのでしたら、あきらめてください。

ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」は、とても硬いのでご高齢者の使用には、絶対に適していません。

リハビリなどには、異なる強度(硬さ)がセットになっているものが便利です。

リハビリに使える製品を2つ紹介します。

IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部)のレベルアップ グリップボールは、直径5cmの球体です。
 

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IRONMAN CLUB(鉄人倶楽部)

弱(ピンク):約5kg
中(グリーン):約10kg
強(ブルー):約15kg

球体の問題点は、落とすと転がってしまうことでしょう。

北欧のThe Friendly Swede(ザ・フレンドリー・スウィード)のエッグエクササイズボールは、落としてもそれほど遠くまでは転がりません。

3種類のサイズから選べます。

強度(硬さ)の異なる3個セット
 

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The Friendly Swede(ザ フレンドリー スウィード)


ラージ:7.6cm × 5.6cm
スモール:6cm × 4cm
エクストラスモール:5cm x 3.5cm

それでは、ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」のレビューをお届けします。

ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」

ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」のカラー・バリエーションは、レッドとブルーの2色です。

鮮やかなレッドとブルーなので、陳列されているときにも目立ちます。

好みの色ではありませんが、これはとてもきれいです。少し光が差し込む感じで、ブルーはみずみずしい輝きがあります。

材質は、熱可塑性ゴムです。

使用感

とにかく硬い!

「硬いのがダメ、柔らかいのがイイ」ということはありませんし、使用目的に応じて好みの硬さを選べば良いと思います。

しかし、それにしてもとても硬いゴムボールだと思います。

ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」の硬さは1種類ですが、「1種類なのにこの硬さ?」という感じです。

ダイソーさんには、是非、ソフトな商品を追加して欲しいと思います。

ソフト/ミディアム/ハードというラインナップを揃えている商品ならば、ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」は、ハード(をはるかに超える?)に相当する硬さだと思います。

硬さ

硬さを説明するために、ソフトな製品と比較します。

左のブルーがダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」、右のオレンジが秦運動具工業「セラピーエッグ」のソフトです。「セラピーエッグ」は、ソフト/ミディアム/ハードのラインナップがあります。

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HATAS(秦運動具工業)

 
硬さは3種類
 
ソフト(オレンジ)
ミディアム(グリーン)
ハード(ブルー)

ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」は、握力約50kgで潰そうとしてもほとんど変形しない硬さです。

「セラピーエッグ」のソフトは、ちぎれるのではないか?というくらい潰れます。

わたしは、突き指のリハビリに使っていますので、「指の関節が十分に動く柔らかさ」を求めています。

ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」では、潰れないので指の関節はほとんど動きません。

その代わり、どこまでも力を掛けることが可能です。握力を鍛えるためや、ストレスを発散するためには良い硬さかもしれません。

滑らない(表面加工)

そもそも材質が滑らないのかもしれませんが、表面加工によるデコボコが良い感じで滑ることはないでしょう。

ゴムやシリコンはベタつくことがありますが、「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」はベタつくことも無いです。

滑らないのにベタつかないので、とても良い感じです。

ただし、経年劣化でベタつく可能性があります。

でも、安価な製品に耐久性を期待するのは、間違いです。

おわりに

100均の商品は、値段の割に品質が良く「どうしてこれが100円で作れるの?」というモノが多いです。

ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」もそういった品質の良いモノの1つだと思います。

「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」は、平均的な硬さより硬いと思います。つまり、平均的なユーザー向けとは思えません。

一方、キャンドゥ「ハンドグリップボール(Hand grip ball)」は、名前は似ていますがとてもソフトな製品です。

握力を鍛錬するために、ハンドグリップボールを使用することに反対しませんが、とても効率が悪く感じます。

しかし、100均ですので買いやすく、気軽に利用できます。

単純に握力を強化するなら、ハンドグリッパーフィンガーグリッパーを使った方が、ずっと効果があるでしょう。

手ではなく、指に何らかの問題があって改善したいのなら、ハンドグリップボールを使うのではなく、フィンガーグリッパーを使うべきだと思います。

フィンガートレーナー「Meideal MFX5」に握るところが5つあるのは、手のあらゆるサイズに対応するためです。
 

リハビリに使うことを考えているのでしたら、握る動作ばかりでなく、手を開く動作にも注力した方が良いでしょう。開く動作もトレーニングできる器具を使うと便利です。

METOLIUS(メトリウス)のGripSaver Plus(グリップセイバープラス)は有名なトレーニング/リハビリ器具です。

指をかける部分は、壊れたら交換部品(リプレイスメント)が市販されています。

通常はハード(オレンジ)でOK
迷うのでしたらレギュラー(レッド)でOK
ギプスで固定するようなケガからの回復ならソフト(ブルー)
 

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医師が開発した、指、手首、前腕の筋力をバランス良く強化するトレーニング器具
・ハード(オレンジ)
・レギュラー(レッド)
・ソフト(ブルー)

握力は演奏やスポーツに限らず大切です。

健康状態のバロメーターに使われることもあります。

握力トレーニングが血圧を下げる効果は有名でしょう。

いつまでもシッカリ握れるように! さあ、始めましょう!

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