このページは、ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」のレビューです。
握る能力をトレーニングするボールは、たくさん売られています。でも、100均で買える商品はそんなに多くありません。
ダイソーの「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」について、使用感を中心にレビューします。
最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
はじめに
もしも、ご高齢者のトレーニングやリハビリにダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」を検討されているのでしたら、あきらめてください。
ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」は、とても硬いのでご高齢者の使用には、絶対に適していません。
リハビリなどには、異なる強度(硬さ)がセットになっているものが便利です。
リハビリに使える製品を2つ紹介します。
球体の問題点は、落とすと転がってしまうことでしょう。
北欧のThe Friendly Swede(ザ・フレンドリー・スウィード)のエッグエクササイズボールは、落としてもそれほど遠くまでは転がりません。
3種類のサイズから選べます。
ラージ:7.6cm × 5.6cm
スモール:6cm × 4cm
エクストラスモール:5cm x 3.5cm
それでは、ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」のレビューをお届けします。
ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」
ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」のカラー・バリエーションは、レッドとブルーの2色です。
鮮やかなレッドとブルーなので、陳列されているときにも目立ちます。
好みの色ではありませんが、これはとてもきれいです。少し光が差し込む感じで、ブルーはみずみずしい輝きがあります。
材質は、熱可塑性ゴムです。
使用感
とにかく硬い!
「硬いのがダメ、柔らかいのがイイ」ということはありませんし、使用目的に応じて好みの硬さを選べば良いと思います。
しかし、それにしてもとても硬いゴムボールだと思います。
ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」の硬さは1種類ですが、「1種類なのにこの硬さ?」という感じです。
ダイソーさんには、是非、ソフトな商品を追加して欲しいと思います。
ソフト/ミディアム/ハードというラインナップを揃えている商品ならば、ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」は、ハード(をはるかに超える?)に相当する硬さだと思います。
硬さ
硬さを説明するために、ソフトな製品と比較します。
左のブルーがダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」、右のオレンジが秦運動具工業「セラピーエッグ」のソフトです。「セラピーエッグ」は、ソフト/ミディアム/ハードのラインナップがあります。
ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」は、握力約50kgで潰そうとしてもほとんど変形しない硬さです。
「セラピーエッグ」のソフトは、ちぎれるのではないか?というくらい潰れます。
わたしは、突き指のリハビリに使っていますので、「指の関節が十分に動く柔らかさ」を求めています。
ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」では、潰れないので指の関節はほとんど動きません。
その代わり、どこまでも力を掛けることが可能です。握力を鍛えるためや、ストレスを発散するためには良い硬さかもしれません。
滑らない(表面加工)
そもそも材質が滑らないのかもしれませんが、表面加工によるデコボコが良い感じで滑ることはないでしょう。
ゴムやシリコンはベタつくことがありますが、「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」はベタつくことも無いです。
滑らないのにベタつかないので、とても良い感じです。
ただし、経年劣化でベタつく可能性があります。
でも、安価な製品に耐久性を期待するのは、間違いです。
おわりに
100均の商品は、値段の割に品質が良く「どうしてこれが100円で作れるの?」というモノが多いです。
ダイソー「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」もそういった品質の良いモノの1つだと思います。
「ハンドグリップボール(HAND EXERCISE BALL)」は、平均的な硬さより硬いと思います。つまり、平均的なユーザー向けとは思えません。
一方、キャンドゥ「ハンドグリップボール(Hand grip ball)」は、名前は似ていますがとてもソフトな製品です。
握力を鍛錬するために、ハンドグリップボールを使用することに反対しませんが、とても効率が悪く感じます。
しかし、100均ですので買いやすく、気軽に利用できます。
単純に握力を強化するなら、ハンドグリッパーやフィンガーグリッパーを使った方が、ずっと効果があるでしょう。
手ではなく、指に何らかの問題があって改善したいのなら、ハンドグリップボールを使うのではなく、フィンガーグリッパーを使うべきだと思います。
リハビリに使うことを考えているのでしたら、握る動作ばかりでなく、手を開く動作にも注力した方が良いでしょう。開く動作もトレーニングできる器具を使うと便利です。
指をかける部分は、壊れたら交換部品(リプレイスメント)が市販されています。
通常はハード(オレンジ)でOK
迷うのでしたらレギュラー(レッド)でOK
ギプスで固定するようなケガからの回復ならソフト(ブルー)
握力は演奏やスポーツに限らず大切です。
健康状態のバロメーターに使われることもあります。
握力トレーニングが血圧を下げる効果は有名でしょう。
いつまでもシッカリ握れるように! さあ、始めましょう!
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