
このページは、小さなボールを使うことでバスケットボールのスキルトレーニングを効率的に行う試みの報告です。
私にとっては、主にシュートに効果があると思い込んでいます。
小さなボールが精度を向上させる!
最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
下記のボールは高級なフェイクレザー
グリップ性が良くコントロールしやすい
各種サイズあり
3号:直径18.1cm, 重さ300~340g
4号:直径20.6cm, 重さ370~410g
5号:直径22cm, 重さ470~500g
6号:直径 22.6cm, 重さ510~550g
7号:直径 24.6cm, 重さ600~650g
ページの最後で他のボールも紹介しています。
はじめに
ほとんどのプレイヤーは、納得できるほど十分に練習できていないでしょう。
時間が足りなかったり、練習できる環境がないためだと思います。
練習の機会が足りないのなら、練習の質を向上させることに取り組むべきでしょう。
ここでお伝えするのは、小さなボールを使ってスキルトレーニングを改善させる提言です。
私のように不器用であればあるほど効くと確信しています。
女子には上手いシューターが多い?
さて、あなたは(有名選手じゃないのに)上手い女子選手を見たことがあるでしょう。
- 6号ボールでも7号ボールでも高確率で3ポイントを決める女子選手を見たことがありますよね?
- 同じように高確率で3ポイントを決められる、男子選手はなかなかお目にかかれないですよね? なぜ?
理由は、6号と7号ボールの両方で練習しているから?
それもあるでしょう。
6号と7号ボールのどちらも扱えるのみならず、(7号ボールしか扱えない男子選手よりも)高確率でシュートを決められるように見えます。それはなぜ?
6号と7号ボールの両方で練習することで、どちらのボールでも技術が向上するのではないでしょうか。
両手打ちの方が優れている?
両手打ちの方が優れているから、上手い女子選手が多いのでしょうか?
それはないでしょう。
単純な話ではありませんが、両手打ちは距離を出しやすいですが、コントロールは片手より難しいです。
両手打ちの難しさや特性を、定性的に分かりやすく説明しています。
シュートの基本から詳しく解説している良書です。
規格外のボールを扱えるか?
中学生以上の男子なら、7号ボールが試合で使われるボールです。
では、7号ボール以外なら何が起きても構わないでしょうか?
次のようなことが起きるのなら、理屈に合っていないフォームや感覚が身に付いていると思います。
- 少し重いボールを使うと、シュートが極端に短くなる
- 少し軽いボールを使うと、シュートが極端に長くなる
- 少し小さい(大きい)ボールを使うと、シュートが右(左)にそれる
本来、規格から外れたボールで何が起きようと関係ありません。
中学生以上の男子なら、7号ボールでの正確な技術が欲しいのです。
5号や6号ボールは関係ありません。
5号ボールで3ポイントを打ったら、遥か遠くにエアボール!
でも問題なし!
本当に問題ないでしょうか?
理屈に合ったシュートフォームや感覚ならば、シュートが極端に短くなったり長くなったり、左右にそれることはないと思います。
理屈に合ったシュートフォームなら、そこそこマトモなシュートになるのではないでしょうか。
規格外のボールが精度を向上させる!?
- 理屈に合っているシュートフォームが望ましい
- 理屈に合っているシュートフォームなら規格外のボールでもOK
→ 規格外のボールでシュートフォームや感覚をチェックできる
理屈に合っているシュートなら、調子の波がなく安定して高確率で決まるのではないでしょうか。
トレーニング・ボール
世の中には競技の規格から外れた、大きい/小さい/重い/軽いトレーニングボールが市販されています。
すべてのトレーニングボールで練習したことがあります。
私にとって今回の主旨に良く合うトレーニング・ボールは、軽い小さなボールです。
6号や5号ボールなど、ちょっと軽くて小さなボールではなく、圧倒的に軽くて小さなボールです。
それぞれの詳細は下記をご覧ください。
・ビッグボールで練習する
・バスケットボール、重いボールでスキルトレーニング! 練習に使える適切な重さは?
・小さいボール(だけど7号球の重さ)
・バスケットボール、小さなボールでスキルトレーニング! どのような効果が期待できる?
・6号ボールで練習する
SKLZ(スキルズ)

SKLZ(スキルズ)は、ユニークな練習道具を多数リリースしています。
SKLZは、3種類のトレーニング・ボールを販売しています。(すでに販売終了しているかもしれません)
- 重いボール(7号の大きさで、7号の2倍強の重さ)
- 小さいボール(3号の大きさと重さ)
- 小さいボール(3号の大きさで、7号の重さ)
製品名とスペックは下表の通りです。
周囲 | 重さ | |
HEAVYWEIGHT CONTROL BASKETBALL ヘビーウエイト コントロール バスケットボール | 7号ボール | 3ポンド (約1.36kg) |
LIGHTWEIGHT CONTROL BASKETBALL ライトウエイト コントロール バスケットボール | 22.25inch (56.5cm) | 軽量(約350g) |
OFFICIALWEIGHT CONTROL BASKETBALL オフィシャルウエイト コントロール バスケットボール | 22.25inch (56.5cm) | 7号ボールの重さ |
SKLZの軽い小さなボール

SKLZの軽い小さなボールLIGHTWEIGHT CONTROL BASKETBALL(ライトウエイト・コントロール・バスケットボール)は、3号相当の大きさ・重さです。
3号ボールは、7号と同じシュートフォームでシュートを打てる限界の小ささ・重さだと思います。
2号ボールを使った経験はありませんが、手の大きさに対して2号ボールでは小さすぎると想像します。
人により限界の小ささ・重さは異なると思いますが、成人男子の場合、3号ボール程度が適切な限界なのではないでしょうか。
ライトウェイトコントロール・バスケットボールは、周囲約56.5cm(22.25インチ)。小さいボールでドリブル動作の向上に。バウンド間の反応を素早くすることでドリブルスピードを上げ、コントロールを高めます。公式ボールと同じようにバウンドし、効果的なトレーニングが可能。高品質な合成皮革で作られているので屋外でも屋内でもトレーニングができます。
https://sklz.jp/product/298/
トレーニング方法
目的は「7号ボールでのシュートを高確率で安定させる」です。
「3号ボールが自在に扱える!」をゴールにするのは間違っていると思います。もちろん、結果として3号ボールが自在に扱えるようになるのは構わないでしょう。
- 7号ボールで十分にウォーミングアップする
- 突然、3号ボールでシュートする
- そのときの感覚をしっかり把握する
このとき感じるシュートタッチが自然で、ボールの軌道が理想通り。スウィッシュでゴールを通過するなら、この練習をする必要はないでしょう。
手から自然に放たれた(入るであろう)シュートなのに、距離がはるかに長いのなら理屈に合っていないフォームと感覚だと思います。”投げている”のだと思います。
3号ボールのタッチがしっくり来るまで、数本シューティングしてはいかがでしょうか。その後、7号ボールを十分に使って、7号ボールの感覚に慣れてから3号ボールでのチェックを繰り返します。
シュートが左右にそれるのなら、フォームに問題がある可能性があるので、下記の技術書などを使って見直してはいかがでしょうか?
目的は、「7号ボールでのシュートを高確率で安定させる」ことなので、3号ボールに時間を掛けすぎるのは本末転倒でしょう。
7号ボールを使い慣れている感触の時に、チェックのために使うのがおすすめです。
3号ボールを細かいことを意識しなくても扱えるようにするのが目的ではありません。練習の最後の方で、3号ボールを使い続け3号ボールの感触を身に付けることはお勧めできません。
7号ボールを細かいことを意識しなくても正確に扱えるようにするのが目的です。
おわりに
小さなボールを使って練習の質を向上させる方法を説明いたしました。いかがでしたでしょうか?
アマチュアスポーツは、思い付いたことを思いのまま試せる自由があります。
さて、紹介したSKLZのトレーニング・ボールは入手困難か、高額で販売されているかもしれません。
Kuangmi(カウアミ)のバスケットボールなら容易に入手できます。ファミリー向けの製品ですが、それなりのバスケットボールです。
Kuangmi(カウアミ)のバスケットボール
Kuangmi(カウアミ)は、中国のスポーツ用品ブランドです。
インドア/アウトドアで使用できるバスケットボール(いわゆるストリートボール)を、多数販売しています。
下記のカラフルなボール(KMbb09)は、3〜7号まで揃っています。
ただし、人工皮革が経年劣化しますので、いつまでも使い続けられる耐久性はないでしょう。
インドアで使用した方が長持ちするでしょう。
各種サイズあり
3号:直径18.1cm, 重さ300~340g
4号:直径20.6cm, 重さ370~410g
5号:直径22cm, 重さ470~500g
6号:直径 22.6cm, 重さ510~550g
7号:直径 24.6cm, 重さ600~650g
ゴムボール
MIKASAやNikeからも3号ボールが販売されています。
各社から販売されているのは、もしかしたら玩具のみならず、トレーニング・ボールとしての需要があるのかもしれません。
スキル・トレーニングに向かないかもしれません。
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