忘れ物キング
シンちゃん(仮名)はバスケットボールが上手い、だけどそんなことはさておき、忘れ物キングなのです。キングは背はそんなに高くないけど、行動はビッグマンそのものです。というより、更にエクストリームされています。
例えば、行動様式の第5条は「ビッグマンはユニフォームの色(白または濃色)を気にしない」であり、並のビッグマンは、現地についてから確認します。
ビッグマンが試合会場に到着して「今日、何色っすかぁ?」と何度聞いたことだろう。事前の案内に書いてあるのに
ビッグマンの行動様式から引用
ところがキングはひと味ちがう。テキトーに着てしまう。着替え終わっているチームメイトの姿を見ていることもあるのに、テキトーに着てしまう。そして、ほぼ毎回外れる。(誰かが言った「ある意味すごい確率で当てている」)更に、上下が異なるときもある。ホントだよ。
話が逸れて失礼しました。キングのビッグマンぶりは話が尽きないのです。
キングの偉人伝
さて、話を忘れ物に戻すと、普通、多くのスポーツマンはジンクスも手伝って、行動が決まった方式に落ち着いていくものでしょう。それは道具の準備や片付けも例外ではありません。
ところが、キングは違います(いや、忘れ物をする行動が形式化されているのだろうか?)
- 財布を置き忘れる・・・忘れるのに、なぜ置く?なお、頻繁に置き忘れるからカードは入ってない
- 携帯を置き忘れる・・・忘れるのに、なぜ置く?毎年機種変更する事になるから、奥さまがスマホを買ってくれない。当たり前だ!
- 脱いだ服をシャワールームに忘れる・・・シャワー後、手ぶらでブラブラ戻っているのか?
- 持参したシューズが左足用、二つだった
競技規則4-4-3
「持参したシューズが左足用、二つだった」という偉人伝を思い出したのには、ワケがあります。どんなスポーツだって競技規則を守ることは大切なことです。しかし、中には守りたくても規則の意味が理解し難いものがあります。
4-4-3 ゲーム中にプレーヤーが着用するシューズは色の組み合わせは自由であるが、左右は必ず同じものでなければならない。点滅するライト、反射素材やその他の装飾物は認められない。
バスケットボール競技規則 – JBA 第4条 チーム 4-4 その他身に着けるもの 4-4-3
左右は必ず同じもの
この左右必ず同じものって何でしょう?何のための規則なのか、最初まったく分かりませんでした。
- まったく同じもの(同じ製品ではなく、同じモノ)・・・両足を一つの(片方の)シューズに入れるの?無理だし、解釈が間違っていますね。
- 同じもの(左右の違いさえ失くす)・・・右右、または、左左を履くの?あり得ないしょう(で、偉人伝を思い出しました)
- 同じ製品(カラーバリエーションの相違)・・・時折見掛けるけど、何か困ることがあるのかな?
で、規則の意味が分かったような気がします。プレイヤーの両足を審判が間違いなく認識したいのでしょうね。そうだとしたら、規則をもう少し丁寧に書いて欲しいと思いました。
色の組み合わせは自由
色の組み合わせは自由って何だ?色が自由なのではなく、色の組み合わせは自由ってさっぱり分からないです。左右で異なるカラーを着用することなのかな・・・
規則は分かりやすくして欲しい
私の想像では、「審判が判定するにあたって、紛らわしいシューズの着用は排除したい」ということなのでしょう。だとすると、もう少し、規則の目的や意義が分かるように書いて欲しいです。そうすれば、紛らわしさを排除できるのに、どうしてそうしてくれないのかが謎です。