保土ケ谷公園に残る台風15号の爪痕

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台風15号は各地に被害をもたらせました。被害にあわれている方、お見舞い申し上げます。

保土ケ谷公園にも台風の影響がありました。台風から5日経過して、交通の障害になるものや、危険なものは、とっくに片付けられていますが、危険の少ないものはまだ多数残されています。

場所によっては落ち葉がたくさん集まっているためか、秋の寂しさと重なって悲しい光景に感じます。


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保土ケ谷公園

保土ケ谷公園(1949〜)は、県内初の運動公園で、下記の設備があります。

以降の写真は、公園内の遊歩道から見ることができる、ほんの一部に過ぎません。

ネムノキ

記事冒頭の写真はネムノキです。

バス停近くの遊歩道から見ることができ、根元付近から大きく湾曲した芸術的な形をいつも観察していたものです。

とても気に入っている樹のひとつでした。周囲の樹木は、これほど大きな被害を受けているものはありません。

大きく湾曲していたために、暴風に耐えられなかったのかもしれません。折れたところを観察すると、少しだけ立ち枯れていて、朽ち木になっている部分があったのかもしれないようにも見えます。

ネムノキの名前が眠りから由来していることは有名かもしれませんが、生物として体内時計による概日リズムに従って就眠することは、あまり知られていないかもしれません。

ネムノキ(合歓木、Albizia julibrissin)はマメ科ネムノキ亜科[1]落葉高木。別名、ネムネブ

(途中省略)

和名のネム、ネブは、夜になると葉が閉じること(就眠運動)に由来する。漢字名の「合歓木」は、中国においてネムノキが夫婦円満の象徴とされていることから付けられたものである。 ネムノキの就眠運動は、葉の付け根の膨らんだ部分(葉枕)の内部圧力を変化させる仕組みにより葉を開閉する。周囲が暗くなると葉を閉じるが、光を当て続ける実験を行ったところ、体内時計による概日リズムに従って就眠することが判明している[4]

Wikipedia から引用

観葉植物のエバーフレッシュもネムノキの仲間ですが、耐寒性がありませんので日本の屋外では生育できません。室内でも春から夏に、黄色い丸い花を咲かせます。

その他

樹そのものは大丈夫そうなのですが、大きな枝が折れています。

同じように大きな枝を失っているシーンは、ところどころで見掛けます。

大きなキノコが突然に現れました。梅雨時の暑い日に見掛けるシーンです。これまでは秋に見た記憶はありません。

台風による高温多湿で、生えてきたのでしょう。

公園の隣の団地では、ソメイヨシノの街路樹(大樹)が倒れました。危険な状態だったため、すぐに片付けられています。痛々しい切り株が残されています。

倒れた街路樹が寄りかかった自販機(右側)は、自販機が変形しています。台風の破壊力の恐ろしさが良く分かります。

保土ケ谷公園には木々がたくさんあります。春の草木を愉しんだのが、つい先日のように感じます。

2019/9/17(8日後)

公園の近隣、急勾配な斜面では、作業しにくいためか、車のシートのようなものが放置されています。

電線に引っ掛かっているのではなく、補助的なワイヤーに引っ掛かっているので、今は問題ないかもしれません。しかし、放置しておいてはいけないと思います。

2019/9/24(15日後)

保土ケ谷公園内の遊歩道です。遊歩道の脇に生えていた大木が、遊歩道のアスファルトを巻き添えにして、崖に向かって倒れています。(分かりにくい写真で申し訳ないです。真ん中に移っているのが木の根で、奥に向かって倒れています)

半月経過しても片付けに手が回らないほど、公園管理の皆さんは忙しいのでしょう。

この場所は遊歩道の幅があり、公園利用者にとって、特に危険な感じはしません。

大木が倒れたことで、隣り合う木々の大きな枝も巻き添えになったのでしょう。写真のように枝を失った姿を確認できます。

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