この「応急処置のマニュアル」をチームメイトに届けたい!

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Alexas_FotosによるPixabayからの画像

応急処置のマニュアルをお探しでしょうか?

スポーツ安全協会がpdfドキュメントを公開しています。もっと短い物でしたら、日本整形外科スポーツ医学会が2ページのpdfドキュメントを公開しています。その他、動画などでも役に立ちそうな情報源は沢山あります。

しかし、目を通しておくのに、無理がない分量のまとまった資料は案外ないかもしれません。今回、ちょうど良い分量の冊子を手に入れましたが、残念ながら公開できません。

この記事では、公開できなかった経緯をお伝えします。とてもツマラナイ話です。


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バスケットボール向け応急処置のマニュアル

県のバスケットボール協会の内部委員会が作成した「応急処置のマニュアル」が、下部組織を通じて、大会参加チームに一部ずつ配布されました。スポーツにケガはつきものですので、「応急処置のマニュアル」はありがたいです。

でも、「応急処置のマニュアル」は20ページほどの小冊子ですが、紙がとってもゴージャス!

テーピングや包帯、副え木などの写真がありますから、ある程度上質な紙でないと、記載内容が分からなくなり、役に立たなくなってしまうかもしれません。だから、ゴージャスな紙でもいいのかな。

必要なときにあるか?

応急処置については、特別、新しい情報はありませんが、こうしてまとまっていると、万が一のときに役立つかもしれません。でも、万が一のとき、そこにこの冊子がありますか?無いと思います。

万が一のときに使えるようにするためには、誰かがいつも持参していなければなりません。そのような役割の人はいませんから、ムリな話です。仮に、いつも持参するとしたら、どんなに丈夫な冊子であっても、ボロボロになってしまいます。

いつでも参照可能に!

紙の冊子ではなく、スマホ・アプリか、Webサイトに「応急処置のマニュアル」があった方が、ずっと使い勝手がいいと思います。ここに書くまでもなく、だれでもそう思いますよね?

では、チームメイトのために、このきれいな冊子を写真に納めて、このブログに載せれば、良さそうです。

著作権の確認

本書の無断複写、複製(コピー)及び内容の無断転載を禁じます。

冊子の最後に例の決まり文句がありますが、許可をもらえるかもと思い、「複写をWebサイトに載せていいか?」問い合わせました。

許可いただけるか?

わたしも単純なバカではありませんので、無条件にOKされるとは思いません。しかし、「Webサイトへの掲載は、許可できないけど、チーム内でのコピーはOK」とか、「閲覧制限を掛けられるWebページならOK」とかはあり得るかもと思っていました。

すぐに回答がいただけて、Webサイトへの掲載はNG。

まぁ、そうですよね。で、代わりの案が「他のメンバーに配布したい場合は、有償で対応できるように検討する」でした。それは少しヘンでしょう。

「交通の教則」のようにはなって欲しくない

「応急処置のマニュアル」が、ベストセラー書籍「交通の教則」のようになれるかも・・・いや、そんなことはないでしょう。「交通の教則」については、分かり易い記事を以下に抜粋しました。

仮に5年に1度更新するとすると、約1,600万人であるから、「交通の教則」が年間に1,400万部も発行されていることには納得できる。

運転免許を持っている以上、道路交通法を遵守した運転を行わなければいけないが、法律は生き物であるので毎年改訂を重ねている。
ということで、せめて免許更新の時くらいは法律を少しばかり勉強してもらいたいとのことで、講習の機会と教則を準備しているのであろう。

(途中省略)

10年間更新時の講習を受ける必要がないということで、この「交通の教則」ももらうことができない。

最新の道交法を勉強するためにも、私は欲しいんですが・・・
(免許センターに技能試験を受けに行った時に、ゴミ箱に捨ててあった「教本」をもらって来ちゃいました。)

隠れたベストセラー「交通の教則」 | 何となく今日も過ぎて行く から引用 赤は追記

つまり、学ぶために必要な人が手にするのは容易ではないけど、学ぶ気がない人に届くと、即座にゴミ箱に放り込んでしまう。自動車運転免許証の更新経験がある人にはおなじみの光景です。

今回の「応急処置のマニュアル」が同様なことになりそうで、危惧しています。

協会は営利団体ではありませんし、バスケットボールの振興をサポートしてくれるはずの団体だと考えると、少々残念な気持ちになります。掛かる費用の回収など、面倒な問題があるのかもしれません。しかし、応急処置については、多くの人が事前に学習し、いざというときに対応できることこそが大切だと思うのです。

著作権を放棄する必要はありませんが、周知される手段や再配布できる手段を検討して欲しいと、切に願います。

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