指のリハビリテーション

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この記事は、指のリハビリテーションについての雑感です。

脱臼をしてしまい、リハビリテーションをしています。受傷後1ヶ月と少しの間は特に問題も無く、だけど決して「すごく順調で早い回復」ということもありませんでした。

そろそろ1ヶ月半になろうとしているのですが、指の拘縮(関節可動域が狭くなっている状態)があまり改善されず、担当の作業療法士さんが真剣になりはじめました。

私的には、もう日常生活で出来ないことはないので、今後とも特に困ることは無さそうだと思っています。しかし、リハビリテーションは真剣に行っています。

本記事を最後までご覧になり、何かの参考になりましたら幸いです。

指は精密で複雑

下記に引用した「手のリハビリテーション」は、言われてみれば納得できる内容です。リンク先の記事は、職業性外傷に関するものですが、簡潔にまとまっていて読み易いです。

 手はきわめて繊細な知覚を有しており、単純な運動から精密で複雑な運動まで自由自在に行う機能を持っています。その機能を発揮するために、手指には狭い範囲に腱、神経、血管、骨・関節などが密に存在しています。
 したがって職業性外傷においてはそれらの組織が複合損傷を受ける場合が多く、高度で専門的な手の外科治療が必要であると同時に、損傷の状態・治療方法・手術方法に合わせたきめ細かなリハビリテーション(作業療法:ハンドセラピー)が必要となります。
 一見、軽度の外傷に見えても、治療にあたる手の外科医との連携がうまくいかなければ予想以上に重度の障害が残される場合もあり得ます。手の外科医と緊密に連携を取り合って、早期にリハビリテーションを開始することにより、浮腫の軽減や固定による二次的合併症(拘縮・筋萎縮・骨萎縮)の予防が可能となり、出来るだけ短い治療期間で機能を回復、もしくは再獲得させ、職業復帰させることが出来ます。

手のリハビリテーション から引用

わたしは、単純な亜脱臼をして3週間固定しただけなのに、(固定によって、受傷後よりも)関節可動域が狭くなっています。

面白いことに、受傷した第2関節(PIP関節)よりも第1関節(DIP関節)の方が、可動域が狭くなっています。組織のつながりが直感的には良く分からないです。

リハビリ

リハビリは、作業療法士にマッサージされては、指示に従って動かすことの繰り返しです。

動かすときに、作業療法士がどこかを固定していて、かつ、動かすときの抵抗も担ってくれます。やっていることをシッカリ覚えておき、後からじっくり考えたいのですが、多くのメソッドが実施されるので、とても覚えておけません。

自分で行う

作業療法士の指導は、自分で行う場合「痛みの出る直前まで、曲げて(あるいは伸ばして)いき、7秒間静止を10回程度繰り返してください」です。

「痛みの出る直前まで曲げる」と違和感を伴った痛みを生じます。そして、ときどき腫れます。なかなか厄介な段階です。

「ばね指」と同様

自覚はまったくできないのですが、作業療法士によれば「腱鞘をうまく通れなくなっている」とのことです。「ばね指と同様」との説明です。

指の曲げ伸ばしの際の動きが悪かったり痛んだりすることが多い疾患です。手のひら側の指のつけ根の腱の通り道に、腱鞘と呼ばれるものがあります。これは、腱が浮き上がらないようにするためのベルトのような役割をしており、指をスムーズに動かせる構造になっています。この腱鞘と腱の間で炎症が起こると、指の動きのスムーズさが失われます。いわゆる指の腱鞘炎のような状態です。「ばね指」と呼ばれる所以は、スムーズさが失われた部分を通過した時に急に指が伸びる「ばね現象」が起こることがあるためです。ばね指の症状としては、「折り曲げた指を、もう片方の手で伸ばさないと伸ばしにくくなる」、「指に腫脹や熱感、押さえた時や動かしたときに痛みが出現する」などがあります。最初のうちは手のひら側に痛みが出るだけです。症状が進んでいくと、「ばね現象」が出現するようになり、さらに進むと自力では指の曲げ伸ばしがまったくできなくなり、日常生活にも影響が出てくるようになります。

ばね指 – 松岡整形外科・内科 リハビリテーション から引用 赤は追記

自覚としては、手のひら側に問題を感じることはありません。もちろん「ばね現象」が起きることもありません。関節可動域の範囲では、スムーズに動かせているつもりです。

それでも、腱鞘と腱の間で問題を生じているのなら、そのことを思い描きながら、リハビリをする方が盲目的にリハビリをするよりも効果がある気がします。

つまり、腱鞘を思い描きながら「痛みの出る直前まで、曲げて(あるいは伸ばして)いき、7秒間静止」をするのが良いのでしょう。

解剖学

リハビリを必要とするような体験をしても、手の複雑な構造を理解するのはとても難しいです。

感覚的に自分の手の構造を感じ取れないし、その上、理解できない・・・自分のものなのに。生物はとても面白いです。

下記の動画は、とても良質な講義だと思います。手の構造には、驚かされます。芸術的で神秘的です。

機能解剖学:手首と指の間動きと筋肉の働き

おわりに

受傷後3ヶ月を経過した頃から、リハビリでグイグイと力を入れて指の曲げ伸ばしが出来るようになりました。

それまでは、力の加減が今ひとつ分からないため、自制してのリハビリになっていました。もっと早くから、激しくリハビリしても壊れないらしいのですが、「壊れそうで怖い」感覚が邪魔をしていました。

約4ヶ月経過したところを報告します。

概ね曲げられるようになった指

受傷した第2関節は、曲げる方向の可動域を取り戻しています。人差し指の自力では、まだムリですが。第1関節は、まだ何10度か曲がりません。これは、もう戻らないかもしれないし、あるいは、もっと良くなるかもしれないとのことです。

伸ばす方向は、まっすぐには伸びますが、指を反らせることができません。これも、、もう戻らないかもしれないし、あるいは、もっと良くなるかもしれないとのことです。

反らない人差し指

日常生活においては、まったく不自由はありません。深く曲げると少し痛いですが問題ないです。

私的には、「指が反らないことにより、外傷を負いやすくなっている」のが不満です。

作業療法士によれば、「可動域を取り戻すことで、今、分厚くなっている第2関節が元通りの厚さになる場合がある。そうなることで、反らせるようになるかもしれない」とのことです。

期待を持ち続けて、毎日、指を暖めてから、力を入れて曲げ伸ばしに励んでいます。

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