恐怖管理理論によりパフォーマンスは向上する?!刹那に生きたい!

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いつも百発百中にしたい
  • 試合で、自分の持っている能力を引き出したい! と悩んでいませんか?
  • スポーツに限らず、必要なときに自分の能力を発揮したいと思いませんか?

私はバスケットボールをプレイするとき、いつもゾーンに入りたいと思っています。

控えめに言えば、いつでもムラのない安定したパフォーマンスのプレイヤーになりたいです。

このページでは、そのヒントになるかもしれない”死のほのめかしによる「激励」の効果”、恐怖管理理論を紹介します。

最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。

はじめに

交通事故の恐怖が優れたパフォーマンスを生む

わたしのチームメイトは、気が付いているだろうか?

わたしが、サンちゃん(仮名)の運転する車に乗ったときよりも、タツさん(仮名)の運転する車で会場入りした方が、シュートタッチが優れていることを

サンちゃんもタツさんも、どちらも移動は早いです!

でもわたしの印象は、大きく異なります。

  • サンちゃんは、ベテランドライバーの優秀な状況判断による、速いスピード・・・安心して命を預けられる
  • タツさんのは、無謀な?速いスピード・・・手に汗握る恐怖
    • ホントに交通の状況を見てるの?
    • 路面はすべりやすいよ!分かっているのかなぁ?
タツさんは、ハイドロプレーニング現象とか知っているのだろうか?
雨でも激しい加速するんですけど
 

タツさんの運転では、万が一の交通事故、その恐怖を感じながら体育館に行くことになります。

そんなときは、シュートタッチが良いのです。

ところで、わたしはシニアプレイヤーになってから気が付いていました。

一旦心を奪われる不安な状況に陥ってから、落ち着きを取り戻したときに高いパフォーマンスを発揮できる

でも、わたしだけの問題だと思い込んでいました。

しかし、恐怖管理理論(terror management theory)によれば、普遍的な性質かもしれません。

恐怖管理理論(terror management theory)

死の恐怖が優れたパフォーマンスを生む

人は「死」を意識すると、本当にパフォーマンスが向上する:研究結果|WIREDでは、バスケットボール選手を被験者にしたアリゾナ大学の研究、1on1とシューティングでの実証実験が紹介されています。

研究チームは、こうした死のほのめかしによる「激励」の効果は、「恐怖管理理論」(terror management theory)によるものだと仮説を立てている。この理論は、人間は「死の恐怖」に直面してそれに対処しようとする際に、自尊心や意義、不死を象徴するもの──そしてこの場合では優れたアスリートになること──を追求するというものだ。

「死をほのめかされると、その恐怖に対処する必要性が生じます。その結果、作業により熱心に取り組むことが多くの研究からわかっています」

人は「死」を意識すると、本当にパフォーマンスが向上する:研究結果|WIRED から引用

わたしは「死の恐怖」を意図的に利用したことはありません。

日常生活で、「ああ!どうしよう!」「まいったなぁ!どうやってリカバリーする!」と感じるような不測の事態が偶然に起きたときに、その後、落ち着いてからパフォーマンスがよくなることに気が付いていました。

WIREDの記事では、残念ながら選手の実感は載っていません。

わたしの実感は、意識せずに動作できる”無の状態”になるときに、一旦心を奪われる不安な状況に陥ってからの方が”無の状態”の質が良いのかも、という感じです。

言い換えると、”その瞬間に集中する”のが上手くできるような感じです。

自分のコントロールで同じような状態に持っていきたいのだけど、再現性のあるメソッドを見つけられずにいます。

恩師 M教諭

ブロック塀を飛び越える恐怖が優れたパフォーマンスを生む

研究者たちは、スポーツのコーチのなかにはこのような方法で選手のやる気を喚起している者がすでにいるかもしれないと語り、さらなる研究によって、人々が抱く「死に対する恐怖」を活用する新たな方法が開拓されるかもしれないと示唆している。

人は「死」を意識すると、本当にパフォーマンスが向上する:研究結果|WIRED から引用

40年前に既にそんなコーチがいました。

恩師M教諭は、高跳びの練習として「ブロック塀を飛び越える」価値を度々熱弁していました。バスケットボールのコーチなのに。

ブロック塀を飛び越えることは、「失敗したら大けがをする」恐怖と対峙することになり、その真剣さがパフォーマンスの向上を生むらしい。

同様の真剣さでバスケットボールの練習をしなさい、と伝えようとしていました。

当時高校生だった私は、まったく理解できませんでした。

今ならもう少しうまく理解できてます。

  • 「ブロック塀を飛び越える」は、たとえ話である
    • 危ないだけだからやめた方がよい
  • 「ブロック塀を飛び越える」ような恐怖を利用して集中する
    • その気持ちのまま、目的の練習をする

スポーツそのもので死やケガの恐怖と対峙するのではなく、恐怖と対峙する心を利用すれば、コントロール下でゾーンに入れるのかもしれません。

おわりに

恐怖管理理論(terror management theory)の一端を紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?

恐怖管理理論は、社会認知心理学の分野で研究されています。

まだ、スポーツのトレーニングにフィードバックできるほど、研究が進んでいるとは思えません。

一方、スポーツで功績を残した知識人、室伏広治教授がゾーンに言及しています。

スポーツドクター、辻秀一医師もゾーンに言及しています。

私にとってはゾーンに入るどころか、その準備や集中する方法でさえ、終わりがない探求です。

”今”に集中し、その瞬間を愉しみたいです。

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