中指と薬指は、走るのに特別な足指なのか?

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走ったりスポーツをするとき、足指をどのようにコントロールすれば良いか悩んでいませんか?

この記事では、足の中指と薬指に意識を向けやすくなる方法を紹介します。

わたしはスポーツをするとき、足指をどのようにコントロールすれば良いか、分かっていません。しかし、この記事で紹介する、中指と薬指を意識しやすい方法を使うと、バランスが取りやすく、パフォーマンスが向上する気がします。誰でも容易に試すことができますので、是非、あなたも試してみることをオススメします。

足指に意識を向けられるようになってはじめて、コントロールについて考えることが出来ると思います。

なお、本記事では個人的な感想が含まれますので、すべての人にあてはまるものではありません。


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走るのに適した足の形

ヒトの足は直立時、かかとを付けます。しかし、対象を動物に広げると、かかとを付ける動物は多くありません。

動物も走りますが、狩りであったり、逃げるためのものです。走ることが得意な動物の足は、ヒトとは大きく異なります。

ほ乳類の歩行

進化の過程で走るのに特化した動物は、蹄(ひづめ)を持ちます。しかし、ヒトには蹄(ひづめ)も肉球もなく、足指があります。足指は動くので、小さくまとめて固めることも(ひづめの真似?)、大きく広げてつかむ感じにも出来ます。

走る動物が得た足が、蹄(ひづめ)や肉球なのだから、ヒトが走るときには、足指を積極的には関与させないのだと予想します。そうすると、ヒトが走ることに対するアドバイスとして、足指で地面をつかむといった表現を見掛けることがありますが、とても信用できません。

下記の表は、「奇蹄類vs偶蹄類」から引用した現在のほ乳類の歩行の仕方です。

蹠行性
(しょこうせい)
ヒトやクマのように、かかとを地面に付けながらぺたぺたと歩く。
早さに劣るが安定性に優れる。
趾行性
(しこうせい)
イヌやネコのように、肉球で体を支えて歩く。
それなりのスピードを出せ、静かに忍び寄ったり、急旋回が可能。
蹄行性
(ていこうせい)
ウマやウシのように、指先だけで体を支える。
最もスピードが出るが、足は走る以外の用途を持てない。

スポーツにおけるシューズの着用を考えると、肉球や蹄(ひづめ)になっているのが正しいのかもしれません。実際、シューズの外からは「足指の存在」など感じられないし、シューズを着用すると、足指は少し動かせるけど、つかむ感じは失われます。

有蹄類の立ち方は、指を真っ直ぐ伸ばし、その先だけで支えていると考えれば、分かりやすいと思います。

奇蹄類vs偶蹄類」から引用

スポーツシューズを履いても、つま先立ちしている感覚にはなりませんが、素足に比べれば自由度が失われた蹄(ひづめ)になっているような気がします。

蹄(ひづめ)は何指?

奇蹄類は第3指の一本だけで体を支えるように進化し、偶蹄類は第3指と第4指の二本で体を支えるように進化しました。

奇蹄類vs偶蹄類」から引用

つまり、蹄(ひづめ)は元々、中指、または、中指と薬指です。

中指を意識する

蹄(ひづめ)が中指(と薬指)であるなら、中指を意識できると、走る能力に影響するのでしょうか? シューズと靴下の中にある中指は、なかなか意識しづらい存在です。

蹄(ひづめ)を持つ動物が得ている接地感は、中指の接地感だと思うのですが、ヒトが中指を意識できたからと言って、何も得るモノが無さそうにも感じます。しかし、偶然にも興味深い、実験をしている記事を見つけました。

中指テープ

大雑把には、中指にテープを貼ることで、中指を意識しやすくする。そうすると、パフォーマンスが向上するのではないか? という実験です。

『中指テープあなどることなかれ』
以前ブログの中で「中指テープ」について紹介いたしました。 この中指テープの発見するきっかけになったのは、高齢者の裸足歩行教室でした。歩行が不安定な方の歩き方を…
『中指テープ実践報告とハイアーチ!』
皆さん、あけましておめでとうございます!北海道の年明けも穏やかな良い天気です。何となく、今年も「裸足な1年」になりそうな予感です。 年越しから年明けにかけて、…
『中指テープまとめ』
 高齢者の裸足歩行教室から偶然見つけた中指テープ。 色々調べたり、様々な方に実験してもらったりで、私なりに一定の結論に至ったので今回書いてみようと思います。 …

実感を伴う効果があるらしいので、わたしも早速、テープを貼ってみたところ、これは凄い! とても良い感触があります。バランスが取りやすく感じます。とても不思議な感覚です。

しかし、ヒトの足は蹄(ひづめ)ではないので、動作においては関わる部分が限定されるとのこと。つまり、足を接地させるところに効果があり、蹴るところは大きく丈夫な母指球が大きく関与するので、テープの効果は薄いのではないか、ということです。

また、多方向に動くスポーツでは、偶蹄類のように、中指と薬指にテープを貼った方が良いのではないか、としています。

テープ?

元の記事では、テーピングテープを貼っている人が多そうですが、他のものを利用している人もいます。メクリッコという指サックを流用している人がいました。

マメ・タコの保護用サックも良さそうです。

かかとを踏む

蹄(ひづめ)を意識しすぎると、かかとを上げたつま先立ちをイメージします。しかし、やはり、ヒトはかかとを踏まなければならないのではないでしょうか? スポーツでは、予備動作を消したいことが多々あります。そうすると「かかとを踏む」のが正しいことに感じます。

武道では、つま先で蹴って歩きだすとどうしても予備動作が必要となり、相手に察知されてしまうので、避けなければならないことである。踵で歩をすすめると、自分の体の倒れるときの重力を使って進むので、予備動作がなく相手は対処が難しくなる。また地球が引っ張ってくれる力を使うので、力が出るし、疲れないものだ。 

道場での稽古のときだけでなく、日頃から踵で歩く習慣をつけるべきであろう。最近は、多くの稽古人がつま先で歩を進めている。これは技をかけるのに力が出ないだけでなく、膝に負担がかかりすぎて膝を痛めてしまうことになる。早急につま先歩きを変えないと、稽古もできなくなってしまうだろう。 

つま先歩きから踵歩きに変えたいなら、一番いい方法は山歩きであろう。つま先では登るのも下るのも難しいので、必然的に踵に重心を落として歩くようになるからである。特に疲れてくれば踵でしか歩けなくなる。さらに、街を歩く際も踵で歩くように心がけなければならない。坂や階段も踵で上ると速く、そして楽に上れるものだ。勿論、この際はナンバ歩きで手と足が連動して動いて、重心と支点が踵に落ちるようにし、その重心・支点の移動で歩かなければならない。通常の歩法が踵歩きでなければ、道場での踵歩きは難しいだろうし、技の進歩も難しくなる。くれぐれも日頃の歩き方が大切である。

踵 | 佐々木合気道研究所 から引用

しかし、このとき、足指はどうあればよいのだろう? 蹄(ひづめ)では適さない動きなのだろうか?

動物武術

足指に言及している興味深い記事を見つけましたので、紹介します。引用文中に使われる「発勁(はっけい)」とは次の意味です。

発勁(はっけい)とは、中国武術における力の発し方の技術のこと。元々中国語には発勁という熟語はないが、発と勁で「激しく力を発する。」という意味ともとれる。

Wikipedia から引用

動物(の足)、足指について言及しています。引用文中、赤字は私が追記しました。

*足指は地面をつかむ?
*いえいえ、そんなことをしてはいけません。それは大間違いです。絶対にやってはいけません。少なくとも、動物武術の虎鷹拳院ではそんなことをやってはいけません。

(途中省略)

*姿勢勁力の足は指行性です。しかし、ヒトは踵を使う蹠行性(せきこうせい、しょこうせいは間違い) なので、骨格も蹠行性です。ですから、姿勢勁力は隠れ指行性となります。
*指行性とは動物の立ち方・歩き方の一種で、ネコ科、イヌ科、恐竜=鳥類、などに見られます。それらは足指と趾球で立ち歩きます。
*指行性動物は、足指で地面をつかむことをしません。近所のネコちゃんを観察してみてください。足指で地面をつかんでいますか? そんなことはしません。爪も普段は出ていません。

(途中省略)

*では足指はなにをするのか? 足指はなにもしません。足指はただ有るだけです。それでいいんです。
*足指を使って歩く、とは、足指で地面をつかむことではありません。足指に体重の載る時間が存在する、ということです。
*そして、足指に体重の載る時間が存在する時、勁力が発生します。その時、発勁できます。

(途中省略)

*日常生活で指行性になるのは、階段を下る時です。その時、足が着地する時、足指に体重が載ります。一瞬のことですが、指行性になります。

(途中省略)

*足が伸びると、身体が浮いてしまいます。ランニング状態です。ジャンプ状態です。それは、姿勢勁力の死です。
*足指で地面をつかむと、身体は浮いてしまいます。身体を浮かせてはいけません。
*どんなに低い姿勢でも、身体を浮かすことは可能です。低ければ身体は浮いていない、というのは大間違いなのです。
*浮いていない身体の条件は二つだけです。鼠蹊部が折れ曲がる(同時に尻を収める) こと、足首が折れ曲がること、の二つです。それは相撲の蹲踞の姿勢に通じます。

(途中省略)

*世間の常識に呪縛されている人は、なかなか納得できません。指行性四足歩行動物を理解することです。前腕の筋肉は前肢となり、下腿三頭筋は後肢となります。そして、足指は地面をつかみません。 

足指は地面をつかむ??? : 動物武術の虎鷹拳院日誌 から抜粋

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