脱臼はちゃんと治そう!

  • 指の脱臼、ちゃんと治していますか?

この記事は、指の脱臼の正しい治療について、反面教師的な内容を含む説明です。

わたしは、これまで1度しか指の脱臼を経験していませんでした。そのときは、医師に整復してもらい指示通り固定していたので、現在に至るまで後遺症などありません。そのためか、脱臼を甘く見ていました。

今回の脱臼では、(信じられないことに)特別治療が要らないと思い込んでいました。念のため受診した整形外科で医師の説明を受け、治療していただいたことで、正しい理解をしていないことに気付かされた次第です。

本記事を最後までご覧になり、あなたの理解の助けになることがあれば、幸いです。そして、医師の診察を受ける習慣をオススメします。なお、わたしは、医療関係者ではありませんので、本記事について責任を持てません。

現場は間違いだらけ

医療による正しい治療と、実際のスポーツ現場で行われていることにギャップがあることは良くあることでしょう。

足首を捻挫したのに、練習後の宴会でアルコールを飲み、腫れてしまったのは、つい数週間前のアホな後輩です。その先輩も・・・

オレがヒドイ捻挫したときには、◯◯さん(女性)に飲みに連れて行かれたなぁ・・・

タツさん(仮名)。アホな先輩。

わたしが脱臼した後、固定のためにテーピングしながら・・・

わたし       :脱臼は何日で治る?
アホなチームメイトK :んー、3日かな
わたし       :3日じゃ無理な気がするけど、1週間は掛からないかな・・・

ロッカールームでの無駄話。まぁ、信じていませんでしたが。

誰しも医療技術が嫌いなのではなく、医師の言うことは、ときどき安全を見込み過ぎる感じがして面倒に思い、手を抜いたり、間違った行動をするのだと思います。

脱臼グセ

よく「脱臼グセがある」と言って、脱臼予防のためにテーピングしている人がいるでしょう? 実は、あの人たちは、関節に構造的欠陥(じん帯損傷)を抱えているのです。

わたしは、構造的欠陥(じん帯損傷)には気が回らず、単に関節が外れやすくなっているのだと誤解していました。関節が外れやすくなっているのは、靭帯が損傷したままだからです。

脱臼してしまうと、関節を安定させている小さな靭帯が激しく傷んでいます。この損傷を治癒させるためには、指を伸ばした状態で3週間程度固定しなければなりません。

指関節の固定

整形外科医による「一度脱臼してしまったのだから、3週間程度固定しなければならない」という説明を受け、指を固定してもらいました。

ギプスの上からテーピングで固定しています。

熱可塑性のメッシュ状になった樹脂でギプスを作ってくれました。通気性があり、軽量なのでとても快適です。

板状のメッシュ素材を温めて、指に巻き付けます。そのまま、冷えるのを待つとギプスの完成です。

この超快適な熱可塑性ギプスの正体を確かめたくて、医療関係者向けの通販サイトなどで探してみましたが、見つからないです。

治療を受けて、その快適さに感銘を受けた記事は見つかるのですが。リンク先をご覧になれば、ギプスの写真を確認できるでしょう。私のと同じに見えます。

その他、こんな説明も見つけました。

でも、こんな便利なのがどこの病院にでもある訳じゃないそうで、我が施設になんでも舶来の細心技術に目がない方がいて、いろいろなものが入っているんだそうな。

指の骨折の味方!?こんなのあるんだ、、軽くて、コンパクトで便利な新型シーネ から引用

施術していただいた整形外科医が「ウチにはプラスチックの熱で加工するギプスがありますから・・・」と言っていた気がします。もしかしたら、最先端の快適なモノを苦労して導入してくれているのかもしれません。

テーピングの交換

整形外科医院では、指の付け根部分から、テーピングで固定してくれました。当然、ときどきテーピングを交換しています。

わたしは肌トラブルは滅多に無いですが、24時間テーピングでは皮膚に不快感があります。こんなとき、ピュアバリアは便利です。

シッカリと潤うのに、塗った上からテープを貼れる逸品です。人工透析などにも使えるように開発されたものです。ピュアバリアについては、すでに別の記事で紹介しています。

整形外科医院は、幅1.5cm程度の伸縮するサージカル・テープでしたが、ドラッグストアで探しても、通販サイトで探しても見つかりません。仕方が無いのでキネシオ・テープで代用しています。

固定は安静という意味ではない

固定し終わったときに、「受傷した指を除き、受傷した側の手を積極的に使うように」とのことです。

こういう意味? やり過ぎでということは、決してないだろう!

写真のフィンガーグリッパーが気になりますか? とっても優れた道具です。

使えない指が人差し指の場合に限り、ヒトは手を強く握ることができます。

そのため、バーベルも扱えます。プッシュ/プルどちらの種目でも扱えます。ですが、不慣れな感じがするので、普段あまり扱わないほど重たいモノは避けた方が良いと思います。

ケトルベルも扱えますが、伸ばして固定した指が引っ掛かる危険があります。クリーンやスナッチなどのように、重りを手の甲側に回転させることが無理かもしれません。指が短い私は、引っ掛からずに扱えます。

バスケットボール

医師によれば、バスケットボールのシューティング程度はOK、とのことです。「無理しないように」と付け加えられましたが。

わたしのロール・プレイヤーとしてのスタイルは概ねシューティングだから、実質的に制限はないじゃない! 

タッチタイピングは無理

受傷した指についても、PCの打鍵などはOKとのことです。しかし、PCのキーボードを打鍵できないことに気付かされました。何か突起をつけないと無理です。

ジャグリング

手を使うことが奨励されているのなら、この機会に、健身球をもう少し扱えるようになりたいです。

しかし、指を1本固定されるだけで、さらに難しいです。

受傷したとき

今回は、試合中に脱臼したのですが、指に痛みを感じながらも、眼で見るまでは脱臼していることに気が付きませんでした。

眼で見るまで気が付かなかったという落ち着いたよりもむしろ、見た瞬間に「ゲッ!折れた?」と思うのと同時に反対の手で軽く押さえていました。軽く押さえたその瞬間、整復され、痛みもそれほどなく落ち着いた気持ちになりました。

指が脱臼して曲がっていたときは、レフリータイムで選手交代するつもりでしたが、整復されてしまうと「このまま続けるテストをしてみよう!」と気持ちが切り替わったのは、なぜでしょう? 自分でも分かりません。コービー・ブライアントがアキレス腱を断裂してもフリースローを沈めたことが脳裏にあったからかもしれません。

NBAでは、脱臼したらすぐに骨に異常がないことを確認した上で、テーピングで固定してからゲームに復帰することが多いみたいです。コービー・ブライアントのスパーズとの最終戦2019プレイオフのステフィン・カリー

でも、そのままプレイを続けてはダメで、テーピングで固定する必要がありますね。

私の指を脱臼させた相手選手が、審判にレフリータイムが必要なことを申告してくれたみたいで、審判から「指は大丈夫ですか? 交代しなくていいですか?」と尋ねてくれました。みなさん、お気遣いありがとうございます。

RICEではなく、ICEになってた

応急処置は、必要な処置の頭文字を並べたRICEと表現されますが、すぐに処置しなかったのでICEになってました。

試合後には、もちろん冷やして(Ice)、圧迫して(Compression)、高く挙げて(Elevation)いました。安静(Rest)が少々遅れたためでしょうか、腫れがヒドかったです。

皮膚の限界まで腫れてしまった。

固定がゆる過ぎた

連休中の受傷でしたが整復されていましたので、休み明けを待ってから整形外科に行きました。その間、固定していたつもりでしたが、少々緩すぎたかもしれません。

というわけで、下記のテーピングは、ゆる過ぎる間違ったものでしょう。

プレイするためのテーピングではなく、日常生活で無駄に動かないようにしたつもりでしたが、全然固定が足りないと思います。

伸びたであろう側副靭帯に対して斜めに非伸縮テープを貼り、

1枚目のテープに交差させて、2枚目のテープを貼り、

X字の上に補強のテープを貼り、

アンカーとして、伸縮テープでゆるく留めました。

腫れがヒドイこともあり、非伸縮テープではなく伸縮テープでゆるく留めました。

なお、参考にしたテーピングの方法は、ニチバンさんが公開している分かりやすい方法です。

【battlewin】指のテーピング 指(痛みが残っている状態)

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