- 握力だけでなく、指を開く(指を反らせる)トレーニングもしていますか?
指のケガからの回復では、指を反らせるトレーニングも大切です。
指使いの点でも、開く能力はとても大切でしょう。
このページでは、手を開く/指を開く/運指(指使い)のトレーニング器具を紹介します。
最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
はじめに
指を開くトレーニングは、大切だけれども軽視されているように思います。
同じ箇所の突き指を繰り返したくなければ、指を開いて反らせるトレーニングも大切です。
しかし、指を開く大切さは、あまり知られていないように感じます。
突き指のリハビリについては、「突き指のリハビリ」をご覧ください。
ハンドリングや運指(指使い)においても、指を開く能力は大切です。
でも、あまり知られていないように感じます。
楽器演奏における運指で、指を開く大切さを訴えている動画を後ほど紹介します。
メトリウス グリップセイバープラス(Metolius GripSaver Plus)
医療機器を起源とするグリップセイバープラスは、握ると開くの動作を連続してトレーニングできる点がユニークな器具です。
強度はハード/レギュラー/ソフトの3種類
グリップセイバープラスは、とても魅力的なトレーニング器具です。
メーカーの製品説明の動画をご覧になれば、どのような器具か一目瞭然です。
グリップセイバープラスは、握るときのための球体と開くときのための交換可能なパーツ「グリップセイバーリプレイスメント」で構成されています。
グリップセイバーリプレイスメントの形状は独特です。
親指と引き合うのではなく、他の指とも引き合う形状になっています。
グリップセイバーリプレイスメントは、単独で指を開くトレーニングができますが、それでは、グリップセイバープラスの特徴をまったく活かしていないでしょう。
楽器演奏
楽器演奏での指の使い方は、運指とか運指法と言われます。
下記の動画ではギター演奏の運指について説明し、グリップセイバープラスが勧められています。
握ることなしにグリップセイバープラスを勧めている理由は、リプレイスメントの形状にあるのではないでしょうか。
握らないのなら、グリップセイバーリプレイスメントを勧めればいいのにとも思いましたが、指の「自然なポジション」が球体によってもたらされるのでしょう。
ラッキーウエスト フィンガートレーナー
ラッキーウエスト フィンガートレーナーは、手と指の可動域いっぱいに動かせる便利なトレーニング器具です。
使い方
指を通して、セットします。
そして、めいっぱい開きます。人差し指はリハビリ中のため、まだ、十分に反ることができません。
「ラッキーウエスト フィンガートレーナー」は、強/中/弱の3種類のセットです。私にとっては、リハビリ以外では強しか使わないです。
3週間固定すると、最初は動かすのがやっとです。このとき、弱は重宝します。
弱をしばらく使えば、無理なく中/強に移行できます。
フィンガーエキスパンダー
秦運動具工業(株)さんの「フィンガーエキスパンダー」は、ハード/ミディアム/ソフトの3種類あります。
セットではなく、別の商品です。
先ほど紹介した「ラッキーウエスト フィンガートレーナー」と似ていますが、構造が全く異なります。
親指以外の指が親指と引き合う作りになっています。
例えば、人差し指と中指の間を広げても、力が掛からないです。この点を十分に理解した上で選びましょう。
おわりに
手を開く/指を開く/運指(指使い)のトレーニング器具を紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?
ある程度「売れる商品」が登場すると、類似品の価格競争が始まります。
手や指のトレーニング器具も、安くて魅力のある商品が出回っています。
強度について拘らないなら、無駄ではないかもしれません。
実際に使ってみることで、トレーニング器具の問題や課題が実感できるかもしれません。
ところで、ケガのリハビリ経験で次の点が大切だと実感しています。
- 「驚くほど弱い強度で使えるか?」が決め手
- ただし、最初の1〜2週間しか使わない
今度脱臼したら、まずは、グリップセイバープラスのソフトを使いたいです。
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