このページは、(初めて)トレーニングベンチを買うときのガイドです。
どんなベンチを買うか、迷いますよね?
これから初めて自宅トレーニングするなら、どんなベンチを選べば良いか迷うと思います。
トレーニング経験がある人は、あまり悩まないかもしれません。でも自宅トレーニングには、自宅ならではの不自由があります。
小売店やメーカーさん、トレーナーさんには背景(売りたい商品/サービス、トレーニングメニューの想定)があります。アドバイスをもらっても判断に困ることも多いのではないでしょうか。
このページでは、ベンチがあればできるトレーニングメニューを少し紹介します。あなたが自宅トレーニングを想像する手助けになれば幸いです。
最後までご覧になれば、あなたのトレーニングに合わせて、購入するベンチを検討できると思います。
最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
はじめに
このページはトレーニングベンチ購入のガイドです。ベンチを紹介する前に、ベンチにより広がるトレーニングを少しだけ紹介しましょう。
ブルガリアンスクワット
ブルガリアンスクワットは、ベンチでなくても適当な台や椅子でも代用できます。
ヒップスラスト
ヒップスラストは近年とっても人気です。安定してウエイトが扱えるのでバーベルで行うのが普通です。
軽いウエイトで行なっている動画を紹介します。
軽量のダンベルで始めてみれば、すぐにバーベルを扱いたくなるでしょう。
ワンハンドローイング
下記の動画は18分ありますので、長く感じるかもしれません。しかし、中身が濃いのに分かりやすい展開なので、むしろ短く感じるかもしれません。
ワンハンドローイングだけでトレーニングの楽しさと難しさ、安全に行うための注意点、強度を上げていくためのポイントなどが含まれています。
3種目ほど紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ウエイトトレーニングのメニューでは、ベンチを使わないものよりも使うメニューの方が圧倒的に多いです。
ウエイトトレーニングを自宅で行うのなら、ベンチは絶対に欲しいグッズです。
自宅トレーニングの制限
自宅トレーニングでは、ウエイトの落下は絶対に許されません。限界ギリギリまで重量で追い込むことは無理です。
扱える重量でのトレーニングに限っても、自宅というスペースの都合で気をつけなければならないことがあります。
カラダのサイズ
身長が概ね185cmを超えるなら、道具選びは気をつけなければならないでしょう。
バーベルを使う?
バーベルは絶対にあった方が良いです。安定してウエイトが扱えます。バーベルを使用するなら、ベンチの選び方に影響します。
まずは、バーベルに使うシャフトについて説明します。
オリンピックバー
(オリンピックシャフト)
ホンモノのバーベルシャフトは、オリンピックバー(オリンピックシャフト)と呼ばれます。220cm, 20kgです。
本格的に高重量で日々鍛えている人たちが使用しています。
自宅トレーニングを想定すると、オリンピックバーは、普通の人には長過ぎて重過ぎます。トレーニング・メニューによっては、20kg未満のバーベルを扱いたいのに、シャフトだけで20kgあるのでは困ってしまうかもしれません。
普通の部屋では、オリンピックバーの重さよりも長さが邪魔になります。自宅に220cmの棒があることを想定して検討した方が良いでしょう。
ほとんどの人にとっては、自宅トレーニングでオリンピックバーを使うのはやめておいた方が無難だと思います。
普通の人用のバーベルシャフト
自宅トレーニング用に販売されているバーベルシャフトのほとんどは、オリンピックバーよりも短くて軽いです。
下記の記事でオススメした、ホームトレーニングセットのバーベルシャフトは、180cm, 9kgです。
私が使っているのは、145cm, 7.5kgしかありません。私のリーチは177cmですが、ちょうど良いサイズです。これ以上シャフトが短いと困ります。
短さの限界は、厳密にはシャフトの長さによるものではなく、グリップ(握る部分)の幅です。手を広げた時の肘から肘までよりも長くないと困ります。
短くて軽いものの方が、自宅トレーニングでは好都合です。
バーベルを使おう!
バーベルを「使う/使わない」で迷っていますか? そんなときには、次の話が役立つかもしれません。バーベルの方が安定して、力を発揮できます。
例えば、40kgのバーベル・ベンチプレスが安定してできる人であっても、20kgのダンベルをそれぞれの手に持って、ダンベル・ベンチプレスはできないかもしれません。
逆に、20kgのダンベル・ベンチプレスができるのなら、まず間違いなく40kgのバーベル・ベンチプレスはできるでしょう。
ベンチプレス
ダンベル・ベンチプレスは、安定してウエイトを扱うための技術が必要になります。関節可動域も広くなります。
バーベル・ベンチプレスとダンベル・ベンチプレスでは、単純にどちらかが優れているとは言えません。
しかし、より高重量で大胸筋を刺激したいのなら、バーベル・ベンチプレスをした方が良いでしょう。
スクワット
スクワットをしたいのでしたら、担ぐことのできるバーベルをオススメします。ダンベルを安定して肩に乗せるのはムリです。
スクワットの技術情報もバーベル・スクワットを扱ったものがほとんどでしょう。
効果が期待できるクリーンやスナッチもバーベルが無いとできません。
チカラの程度
100kgのウエイトを扱いたいのなら、家は頑丈でなければなりません。床にはウエイトとあなたの体重が合わさって荷重されます。
トレーニングするたびに、同じ箇所に力が加わるのは、家具のような静止物によるダメージとは異なります。床が壊れるかもしれません。
高級品質のホームジムセット
家の強度を心配する必要がなく、トレーニング器具の設置場所が十分にあり、予算も十分(100万弱)なら、身体の大きさも力の強さも考慮せずに、安心できるショップから高品質の家庭用セットをオススメします。
紹介しておきながら、わたしには縁がないです。金も力もありません。
ベンチを選ぶ
いよいよベンチを吟味できる段階になりました。
バーベル・ラック付きベンチ
バーベルを使用するのなら、バーベルを載せるラックが必要です。ラックが無いとベンチプレスもスクワットもできません。
バーベルのラックが一体になったタイプのベンチは、ほとんどがフラット・ベンチです。(座って、背中を当てる面を斜めにできないタイプです)
ベンチ・プレスにおいては、ベンチの幅が重要です。幅が広過ぎると腕と干渉します。狭い方がベンチプレスをしやすいです。
トーエイライト H-7268のベンチ幅は27cmで、標準的なサイズの日本人が家庭で使うときの扱いやすさを考慮しています。
下記の記事でオススメしたホームトレーニングセットのベンチは、29cm幅です。こちらも標準的なサイズの日本人が、家庭で使うときの扱いやすさを考慮した形状になっています。
バーベルラックは、ベンチと別に購入することも可能です。少し割高になるでしょう。
パワーラック
パワーラックは、懸垂バーなども付いていますので完璧です。場所と予算があるのでしたら、パワーラックやホームトレーニングセットの購入も賢明な選択だと思います。
ラック無しのベンチ
本当にバーベルを使わないなら、バーベルラックを用意する必要はありません。
ダンベルでのトレーニングメニューのバリエーションを愉しむために、ベンチの角度が変えられる商品をオススメします。
BODYCRAFT F603 IIのベンチ幅は、動作を妨げないように特殊な形状です。一番狭いところは26cmです。
このベンチには、手を掛けるハンドルが付いています。ハンドルがあれば、憧れのドラゴンフラッグもチャレンジしやすいです。
おわりに
いかがでしたでしょうか? ベンチは頑丈で長い間使えますので、頻繁に買い換えるような製品ではありません。
あなたが思い描く将来の姿は、ご自身のプロポーションでしょうか? パフォーマンスでしょうか?
あなたの将来の姿に向けて、トレーニング内容を決め、トレーニングを継続されていくことを願っています。
トレーニングできるときに、トレーニングを習慣化することが、継続への近道だと思います。
新型コロナの影響で巣ごもりを強いられていますが、自宅トレーニングに切り替えれば有意義に過ごせると思います。
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