優秀な外科医は、「日常生活においても、ミスを排除すべく動く」という話を聞いたことがあります。
例えば、飲み物が入ったカップが手前にあって、その先にあるモノを取るとき「必ず、先にカップをどかす」とのこと。モノに容易に手が届き、カップを倒す危険がほとんど感じられなくても「必ず、先にカップをどかす」そうです。
そうして、徹底的にミスを排除する習慣を身に付けているそうです。「例外なく、間違いのより少ない手順に従う」ことを、日常生活でも自分に強要する。かっこいいけど面倒くさい、必ずそうすることは大変なスタイルです。
間違いが許されない作業をするとき、わたしは外科医のスタイルを思い出します。そして後悔しないように、間違いのより少ない手順に従うようにしています。
ルーチンワークといわれるような日々の作業においても、大切な作業は、間違いのより少ない手順にルーチン化すべきでしょう。例えば、自動車の乗車前の確認など、(確認順序も含めて)ルーチン化することで、より見落とす危険の無い確認作業になると思います。
再び、フリースローの改善
チームのフリースロー成功確率が低過ぎるので、その改善を願って、1月半ほど前に記事を書きました。シューティング・フォームにはほとんど触れずに、それ以外のこととして、意識、身体意識、ルーチンなどについて書きました。
チーム内に直接訴えたワケではないです。この記事を読んでくれた人が、どれくらいいるか分かりません。そのためか、目に見えるほどには、改善が進んでいるとは思えない状況です。
先日、チームの長老のひとり、S藤さん(仮名)と二人でお話したときに、フリースローの成功確率が悪過ぎる人について、語り始めました。
そもそもルーチンになっていないからダメだと思う。どの場所に、どちらの足から位置を合わせる、から始まって、動作が決まったルーチンになっていない。あれでは、集中して打てないから、安定した結果など望めない・・・
S藤さん(仮名)は、このブログは見ていません。そもそもインターネットとは、あまり接することのない生活です。(メールさえ、滅多に書きませんので、試合の出欠確認は「返信無しの毎回出席者扱い」となっています)
S藤さん(仮名)は、すぐれたシューターであると同時に、すぐれたフリースロー・シューターです。そのためか、低過ぎるフリースロー成功確率に対して、容易に改善できる部分を感じているのでしょう。
でも普段は、ガミガミ言うことなど、決してありません。
温厚で寛大な長老は、個々のプレイヤーに、こまかいことを注意することはマレです。しかし、粗末な結果を生む、未熟な手順に、プレイヤーの未熟さを感じているかのようでした。
ガンバレ!タツさん(仮名)
失礼いたしました。
コメント