コロナ禍における社会生活では、検温が大流行です。
私の周囲でも学校や会社で検温されたり、体温を報告している人が多いです。
面倒な作業を強いられています。
スポーツ大会の試合でも基礎体温(起床時体温)の提出を求められることがあります。
このページでは、基礎体温を計測し、計測結果を記録して共有する方法を紹介しています。
基礎体温に馴染みがない男性や、データの記録や共有とは縁がないような人向けに説明しました。
最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
はじめに
新型コロナウイルス感染症の感染予防策では、感染者を隔離するために感染を判定したいです。
けれども、現状の検査費用や実施可能数を考えると、感染者を識別できる現実的な手段がありません。そのため、検温で代用しようとしています。
新型コロナウイルス感染症は、発症前に感染力があることが分かっています。検温は発熱しないと識別できないので、不十分な対策です。
検温は、今できる対策に過ぎません。それでも重要な施策だと思います。
- 検温では無症状感染者がわからない
- 検温では発症前の感染者がわからない
スポーツ大会においても、参加の条件に検温を加えて「37.5度以上はNGなど」としていることがあります。
十分な対策ではありませんが、関係者が互いに協力していくしかありません。
私がバスケットボールの大会で経験した、もっとも厳しい体温報告のルールは、14日前から試合当日までの15日分の起床時体温(基礎体温)を報告するものです。
15日分の基礎体温は、個人情報や簡単な設問(「新型コロナウイルス感染症者との濃厚接触がない」など)と一緒にGoogleフォームで提出します。
基礎体温を測る
基礎体温の測り方を知らない男性は多いと思います。
スポーツ大会で提出する検温では、起床時体温(基礎体温)が指定されていても、ここまで厳密に計測する必要はないかもしれません。
「試合に出場するため」と考えると、毎日継続して計測するのが面倒に感じる作業です。
ときどき行うと面倒です。毎日欠かさず起床時に行う習慣が身につけば、簡単な作業になるのではないでしょうか。
体温計
コロナ禍では、非接触体温計での計測は見慣れた光景になりました。
しかし、非接触体温計では基礎体温を測れる精度がないと理解しています。オムロンで非接触体温計を一般向けに販売していないのも、そのためではないでしょうか。
Q: オムロンで非接触体温計は販売していますか?
よくあるご質問 | OMRON から引用
A: 現在のところ、一般向けの販売は予定しておりません。
非接触で体温測定ができる、皮膚赤外線体温計 MC-720 は、自治体や商業施設、企業および医療機関等での感染症対策としてのスクリーニング(発熱の有無を選別すること)を目的とした商品です。 現在のところ、一般家庭向けの販売は予定しておりません。
体調のバロメーターとしてカラダの内部温度を測りたいのに、接触せずにほんの数秒で測るのは無理でしょ?
環境温度や活動に影響される非接触体温計で、基礎体温の精度を求めるのは無理があると思います。
計測時間を短くしたいのでしたら、予測式の体温計を使うのが良いと思います。
現在主流の予測式電子体温計ならば、10秒〜30秒程度で測れます。
計測時には、わきの下でしっかり固定し続けたり、舌の下に入れて口を閉じていなければなりません。
それでも、実測検温(わきで10分、舌下で5分)に比べれば、ずっと短時間で楽です。
オムロンの製品は、予測式体温計であっても実測検温(わきで10分、舌下で5分)できる作りになっています。
下記の製品は、予測式の電子体温計です。わき専用で約15秒で検温できます。そのまま計測し続ければ、実測検温(10分)できます。
わき専用ですが、口中で実測検温(5分)できます。(「わき専用」の意味は「予測式で計測できるのは、わきに限る」です)
基礎体温の記録
基礎体温を測ったら、記録しておかないと意味がありません。
記録してグラフで参照できるようなスマホ・アプリはたくさんあります。
しかし、記録した体温をチームで共有したり、提出できるアプリはあまりありません。
以降で紹介する「たいおんログ」アプリは、計測データをチームで共有できるアプリです。
例えば、Googleフォームで送信するのが不得手なメンバーがいる場合、代行するために「たいおんログ」アプリが使えるのではないでしょうか。
共有・伝達
チームスポーツや組織などでは、メンバーの体温を把握したり、メンバーの体温を提出することが必要な場合があります。
メンバーが計測した基礎体温をメールやLINEなどで集めるのも、1つの方法です。しかし、とても面倒です。
「たいおんログ」アプリでは、自分のスマホで計測結果を登録(入力)するだけで、チーム内で共有することが可能です。
- 無料(広告もナシ)
- Android / iPhoneの両プラットフォームに対応
- グループの参加コードを入力するだけで共有できる
操作は簡単で説明がいらないかもしれませんが、以降で簡単に説明します。
使い方
インストール
下記のアプリをダウンロードしてインストールします。
たいおんログ
PLACEHOLDER, INC.無料posted withアプリーチ
アプリを開く
アプリを開き、利用規約とプライバシーポリシーを確認後、チェックボックスにチェックを入れます。
グループに参加
「グループに参加する方はこちら」の「こちら」をタップすると、グループの参加コードを入力するダイアログが表示されます。
チームの管理者から知らされている「参加コード」を入力すればグループに参加できます。
メンバーを追加
グループに参加すると、メンバーの一覧が表示されます。
あなたのデータがまだない状態なら、追加ボタンでメンバーとして追加できます。
ニックネームはフルネームの方が運用しやすいかもしれません。
体温を入力
体温の入力は、左右にスクロールして選ぶ方式です。
日付&時間をタップすれば、過去のデータも入力できます。
毎日の習慣で入力すれば、過去のデータを入力する必要はないでしょう。
チームの管理者による設定
グループを作成して、グループの参加コードをメンバーにお知らせすれば、チーム内で共有できます。
操作方法は省略します。
おわりに
基礎体温、測定方法、「たいおんログ」アプリを説明いたしました。いかがでしたでしょうか?
新型コロナウイルス感染症の感染を容易かつ頻繁に検査できる日が来れば、対策としての基礎体温の管理は、不要になる日が来るかもしれません。そうなることを期待します。
コロナ禍での不便な日常は、(基礎体温の計測と管理が充実していくように)グループで管理することが発展していくのかもしれません。
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