ゆっくり長く息を吐くエクササイズ

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ゆっくり吸って、ゆっくり長く強く吐く

この記事は、”ゆっくり長く息を吐く”エクササイズについての紹介です。

「ゆっくり長く息を吐きながら、腹圧をコントロールして体幹を安定できる」能力は、日常生活はもちろん、スポーツの局面においてもとても大切です。

そもそも”ゆっくり長く息を吐く”ことは、健康状態がある程度良好でないと行えないでしょう。それを何度も実行するには体力が必要です。

本記事では、”ゆっくり長く息を吐く”エクササイズとして、ロングブレス、風船ダイエット、ロングピロピロを取り上げています。

すでに公開している「身体を動かせないときにもできるダイエット方法」では、”腹式呼吸”に着目したエクササイズとして、風船ダイエットの他「ロングピロピロ」も紹介しています。

本記事を最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。なお、本記事には個人的な感想が含まれますので、すべての方に当てはまるものではありません。


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はじめに

ダイエット(diet)の本来の意味は、「(栄養価などから考えた人の)食物(food)」(新英和大辞典)なので、「健康に支障を来さないように体重を増やすこと」も含まれます。

だけど、世間では「やせるための食事制限」だったり「やせる方法」になってしまっています。

”ゆっくり長く息を吐く”エクササイズが、ダイエット法として注目されるのは、とても残念です。もっと奥深い身体能力の開発メソッドだと思うのに。

その点、俳優の美木良介さんが提唱する”ロングブレス”は、ダイエット法として流行ったけれども、ダイエット法ではなく健康法として捉えて欲しいとのことです。とても好感が持てる姿勢ですが、実際は(多分商売上の理由から)”ダイエット”という言葉が沢山使われています。

風船ダイエットは、昔から何度も流行っています。「風船を膨らませるだけー!」「手軽で簡単!努力不要でやせる!」みたいに言われていますが、とてもキツイと思います。楽に感じる人がいるのでしょうか・・・

他のエクササイズ中に、風船を膨らませる行為を組み合わせると面白いと思いますが、そんな試みは見たことがありません。

ロングブレス

美木良介さんのロングブレスは、もう既にとても有名で書籍も沢山出版されていますし、公式スタジオもあります。その上、ていねいな説明動画がYouTubeで公開されています。

ケガをしにくい方法である点がとても優れていると思います。

でも、(自分のカラダなのに認識しにくい)横隔膜や骨盤底筋を制御させようとしているし、”丹田”という言葉まで使われています。

だから、実はとても難しいエクササイズなのではないか?と思います。もしかしたら「站椿功(タントウコウ)」並みに難しいのではないでしょうか。

カラダの形を真似て呼吸法に従い呼吸するので、動作をなぞることに集中できて達成感がありますが、本当に感じなければいけないことがもっと奥深いところにあるような気がします。

昨年出版された下記2冊以外にも、書籍があります。

風船ダイエット

風船ダイエットのやり方を下記に引用します。

①仰向けに横になり、両脚を持ち上げます。この時、脚の付け根と膝を90度になるように折り曲げておきましょう。
②背筋を伸ばし、腰をなるべく床につけるようにしましょう。
③鼻から思い切り息を吸い込んで、お腹を膨らませます。
④息を吸い込んだら、一度息を止めてそのまま5秒程度息を止めたままにします。
⑤次に風船を口にくわえて、吸い込んでいた空気を勢いよく吐き出して風船を膨らませていきます。
⑥風船を既定のサイズまで膨らませたら、口から風船を離し、空気を抜きます。
⑦鼻から息を吸って口から息を吐く深呼吸を数回行って、呼吸をととのえます。
⑧④~⑦を30回繰り返しましょう。

風船ダイエットで小顔&スリムに!やり方やサイズをご紹介 から引用

(6)の規定のサイズは「25cm〜40cm程度」とされています。

トレーニングしているつもりの私にとって、とてもきついエクササイズだと思うのですが、多くの人にとって、スポーツ・トレーニングよりも”気軽にできる簡単なエクササイズ”なのでしょうか・・・

風船

”風船ダイエット用の風船”というものが世の中にはあるのですが、レビューを覗いてみると評価が低いものが散見されました。下記の商品は、”風船ダイエット用の風船”としても高評価で安価らしいです。

花山温泉整体院

和歌山にある花山温泉整体院の八木隆雄先生による方法は、前掲の”仰向け”とは異なり、椅子に座って行う方法です。

”風船を膨らませる”行為は、(キツイ動作だから)サボってゆっくり膨らませる心配があるのでしょう。そのため、「仰向けで脚を挙げたまま」だったりするのでしょう。

脚を挙げ続けることで腹圧が維持され、仮に吹く行為をサボっても、体幹コントロールはサボりにくいフォームにしているのでしょう。

結局のところ、サボらずに行う意志まで考えると、やはり努力を求められるような気がします。

ロングピロピロ

ロングピロピロは、子どものおもちゃ「吹き戻し(ピロピロ)」の強度を上げ、ロングサイズ(1メートル)にしたものです。数年前に流行ったダイエット・グッズです。

医療現場でも効果が注目されているとして、主婦と生活社は2018年にムックを出版しています。

「ロングピロピロ」は、今でも各所で売られているところを見ると、根強い人気の定番商品になっているのでしょう。

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