
このページは、キャンドゥ「ツボ押し ツインボール」のレビューです。
テニスボールを2個つないだ形状のマッサージ器具は、数多く売られています。
その中でもキャンドゥ「ツボ押し ツインボール」は最安です。最近では、ダイソーでも同じ製品を見かけます。
「ツボ押し ツインボール」はとても地味な見た目ですが、あれば便利なセルフマッサージのグッズです。
カラダの各所に使えます。わたしは仙腸関節ストレッチに使うのが気に入っています。
最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
はじめに
テニスボール2個をつなげた形状のマッサージ器具は、人気があるので数多くの製品が市販されています。
入手しやすい製品を下表に揚げました。
硬さはわたしの主観です。
サイズ (mm) | 素材 | 硬さ | |
キャンドゥ ツボ押し ツインボール | 幅:133 奥行:70 高さ:70 | ポリスチレン | すごく硬い |
La・VIE ストレッチ ボール かたお | 幅:140 奥行:65 高さ:65 | ノンフタル酸塩化ビニール | テニスボールより少し硬め |
トリガーポイント マッサージボール MB2 | 幅:127-165 奥行:65 高さ:65 | EVA | テニスボールより少し硬め |
パワーポジションボール | 幅:130 奥行:65 高さ:65 | EVA | テニスボールより少し硬め |
La・VIE ストレッチ ボール やわこ | 幅:140 奥行:65 高さ:65 | ノンフタル酸塩化ビニール | テニスボールぐらいの柔らかさ |
リフレッシュツインボール ノーマル | 幅:130 奥行:60 高さ:60 | ノンフタル酸塩化ビニール | 不明 |
ツボ押し ツインボールは、いわゆるポリスチレン(プラスチック)の硬さです。
パワーポジションボールのEVAは、サンダルの底材によく使われます。
硬さを想像しやすいでしょう。
塩ビ(塩化ビニール)は配管パイプの硬さですが、添加剤でアヒルのおもちゃの柔らかさにできます。
「ノンフタル酸」は有毒な「フタル酸エステル」を添加剤に使っていないという意味です。
硬さの刺激とマッサージの効果
好みの硬さ(刺激)は人それぞれです。
ただし、気をつけなければならないのは、マッサージしたときの心地よさ(「効く〜!」)と、マッサージによる改善度合いは必ずしも一致しないことでしょう。
わたしはあまり効かない程度の刺激で、ていねいにマッサージしたときに、より良く改善されている感触です。
つまり、わたしにとっては、あまり効かない程度がちょうど良いです。
マッサージの心地よさよりも改善度合い
1番のおすすめ
「ツボ押し ツインボール」ではなくパワーポジションボールをおすすめします。
テニスボール2個をつなげた形状のマッサージ器具は、硬さの違いのみならず、マッサージしやすさなども大事な性能です。
フロアやカーペット、洋服との間で滑りすぎるものは、扱いづらいです。
ツボ押し ツインボール

「ツボ押し ツインボール」は、すでに高評価を得ている商品でしょう。
簡単に言えば、「安価で効く〜!」商品でおすすめです。
真っ黒なプラスチック(ポリスチレン)でチープな光沢があります。
100均の商品は、値段を合わせて考えれば無敵です。少々問題があっても安価であることで評価が高くなってしまいます。
そこで、ここでは安価であることを差し引いてレビューします。
サイズ

テニスボール(中)
パワーポジションボール(右)
写真を見てわかるように、「ツボ押し ツインボール」、テニスボール、パワーポジションボールの大きさはほぼ同じです。
大きい順に並べると、「ツボ押し ツインボール」、テニスボール、パワーポジションボールとなり、「ツボ押し ツインボール」が一番大きいです。

パワーポジションボール(下)
大きさは、使用感に影響を与えるほどの違いはありません。
製品ラベル
特別有益な情報はありませんが、製品ラベルの写真を掲載します。

レビュー
それでは、「ツボ押し ツインボール」の使用感をきびしく評価します。
すべる!
製品説明には「転がすだけで簡単マッサージ」と書いてありますが、転がすには表面がツルツルですべり過ぎます。
転がそうとしても、すべることがあります。
硬い!
「ツボ押し ツインボール」は、硬い! 硬過ぎます!
硬過ぎますので、横になって体の下に置くときに神経質になります。
体の下に置くのによく使われるテニスボールは、気を使わずに体の下に置けます。
でも、「ツボ押し ツインボール」は、石を体の下に置くぐらいのつもりで扱わなければならないでしょう。
コリを強引にほぐすのに”即効的な快楽”を求める人には、この硬過ぎる強烈な刺激がありがたいかもしれません。
しかし、わたしは少し引いてしまうほどの”硬さ”に感じます。
仙腸関節ストレッチ
実際に仙腸関節をストレッチしてみた感想を述べます。
「ツボ押し ツインボール」を仙腸関節の下に置いて、3分間寝ます。
- 「ツボ押し ツインボール」は石のように硬いので、気をつけてゆっくり腰をのせます
- 最初のうちは硬さを感じますが、硬さはすぐに忘れます
- 終了後、特に違いを感じませんが、立ち上がるといつもよりスッキリしているかもしれません
硬すぎて、不快なのではと予想していましたが、予想よりはずっと良かったです。
パワーポジションボールの代わりになるか?というと微妙です。
たいていはパワーポジションボールを使います。
どちらか一方を選ぶとなら、使うのに構える必要がないパワーポジションボールを選びます。
パワーポジションボールとの比較

ツボ押し ツインボール(右)
パワーポジションボールの外観は、「ツボ押し ツインボール」によく似ています。
「ツボ押し ツインボール」のように気を使うことはありません。
「ツボ押し ツインボール」と違い、転がすときにすべりません。
パワーポジションボールの詳細は、仙腸関節のストレッチにはパワーポジションボール! 頸椎など他の部位にも便利をご覧ください。
「転がすだけで簡単マッサージ」として使用するのであれば、パワーポジションボールの方がはるかに優れたグッズでしょう。
すべりを抑える改造
ツルツルですべり過ぎる「ツボ押し ツインボール」のすべりを抑える改造をしてみました。
「ツボ押し ツインボール」を使ってみれば、どなたでも「すべらなければいいのに!」と感じるのではないでしょうか?
そこで、すべり止め加工を試しました。
キャンドゥ「スベリ止め液」

キャンドゥ「スベリ止め液」は、お子さんの靴下のすべり止め加工がもっとも高評価かもしれません。
靴下の接地面に「スベリ止め液」を点状に塗布し、滑り止めにします。
簡単にすべり止め加工できる、すぐれたグッズです。

裏面全体も載せておきます。

スベリ止め液を塗る
「ツボ押し ツインボール」が床に接するのは、球体の部分です。
「スベリ止め液」の性能はしっかりしていますので、どれかが床に接するように点状に塗りました。

乾くと半透明になります。24時間は乾かした方が良いです。

使ってみたところ、すべりにくくなりましたが新たな問題があります。
ときどき乾いたすべり止めが割れます。割れたすべり止めが、はがれることもあります。
「ツボ押し ツインボール」が硬すぎるので、乾いた「スベリ止め液」が割れるのでしょう。
つまり、長い目でみると「スベリ止め液」を塗り直す必要があります。
- 塗ったら24時間使えない
- 乾かすのに「ツボ押し ツインボール」は立つけど不安定
- 乾いた「スベリ止め液」は、ときどき割れる/はがれる
もっと良い、すべり止めの方法はないものでしょうか。
まとめ
ダイソー、キャンドゥ「ツボ押し ツインボール」のレビューをお届けしました。いかがでしたでしょうか?
パワーポジションボールと比較したら、断然、パワーポジションボールをおすすめします。
パワーポジションボールの詳細は、仙腸関節のストレッチにはパワーポジションボール! 頸椎など他の部位にも便利をご覧ください。
仙腸関節ストレッチや頚椎の矯正についても触れています。
でも値段を考えれば「ツボ押し ツインボール」もおすすめです。
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