退屈なLSD(ロング・スロー・ディスタンス)
下記で「LSD(ロング・スロー・ディスタンス)は退屈だ」と書いたのだけれど、これはわたしに限らないと思います。
別なことをする
耳を使う
ゆっくりだけど一応走っているので、同時に出来ることは耳を活用したことに限られると思います。 なお、わたしは平坦な運動場で行なっているので、耳を塞がれても特に危険はありませんが、公共の道路などでは注意が必要です。
Amazon Audible(オーディブル)
Amazon Audible(オーディブル)のように「朗読」に耳を傾けるのは、LSDに合っていると思います。近年流行の「自動読み上げ」を試してみましたが、読み上げ品質が今ひとつで「慣れ」が必要ですし、脳の違うところも働かせられる気分でした。走りながらには向いていないと思います。
ラジオ
ラジオも合っていると思います。ラジコを利用すればオンデマンドの再放送を活用できます。わたしは文化放送の「大竹まことのゴールデンラジオ」は好きですが、時々深刻な話があり、そのような話題のときは合わないです。
音楽
音楽も良さそうに思うかも知れませんが、LSDの運動強度が低いため、アップテンポな曲などはまったく合いません。合わないとヘンなもどかしさを感じてかえって邪魔でしょう。
わたしにとっては「ウィーンフィル・ニューイヤーコンサート1989, 1992 – カルロス・クライバー」がベストです。まったく退屈せずに気分よく過ごせます。ウィーンフィル・ニューイヤーコンサートは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が毎年1月1日に行なう、ワルツやポルカのコンサートです。YouTubeで「carlos kleiber new year」で検索すれば映像もありますが、著作権の確認が取れなかったので、ここに動画を貼付けるのは断念しました。
分かりやすく喩えると、LSDが映画「2001年宇宙の旅」で流れる「美しく青きドナウ」といった感じになります。なお、ニューイヤーコンサートのアンコール2曲目は「美しく青きドナウ」がならわしとなっています。
余談
わたしがクラシック音楽ファンであることは、知り合いのほとんどは知らないです。そんな話題になりませんから。
わたしの場合、指揮者カルロス・クライバーの追悼盤「Carlos Kleiber – Tribute To A Unique Artist」を2004年に購入したのがクラシック音楽の始まりでした。その後、
- CDを何百枚?か購入した
- 有名な海賊盤を探して手に入れた
- 公開リハーサルに何度も行った(神奈川フィル@神奈川アートホール)
- (忙しかったので、クラシックコンサートには数えるほどしか行かずに済みました)
- スピーカの自作を真剣に検討した(「新装版 世界でただひとつ自分だけの手作りスピーカーを作る (講談社の実用BOOK)」)
スポーツをする人でクラシック音楽に無縁でいられる人は、間違ってもカルロス・クライバーに触れてはならないでしょう。わたしのように虜になってしまうかもしれません。「ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」、第7番 – カルロス・クライバー」が特に危険だと思いますので、お気を付けください。「運命」が特に危険だと思います。
カルロス・クライバーは変人であることも有名で下記のの他、検索すればいくらでも逸話がでてきて楽しめます。わたしもそうですが音楽の素養が無くても愉しめます。