安静時心拍数と心拍トレーニングとの関係
心拍トレーニングは、最大心拍数と安静時心拍数から算出したターゲットゾーン(心拍数の範囲)をコントロールすることで行ないます。
LSD(ロング・スロー・ディスタンス)
例えば、LSD(ロング・スロー・ディスタンス)トレーニング中に維持する心拍数が次の式で得られることを以前書きました。
([最大心拍数] − [安静時心拍数]) × [0.5(運動強度)] + [安静時心拍数]
LSD(1) から引用
これを言葉で表現すると「『心拍数の取り得る範囲の真ん中』の心拍数に維持する」となるでしょう。
つまり、LSDでは心拍数が『取り得る範囲の真ん中』になっていることを監視しながら、(ゆっくり)走り続けることになります。心拍トレーニングは効率的にトレーニングするための方法で、リアルタイムに(運動強度を測定したいけどできないから、代わりに)心拍数を測定しながら運動している・・・とも言えるでしょう。
最大心拍数
さて、心拍トレーニングに必要な「最大心拍数の計測方法と算出方法」については、以前書きました。
安静時心拍数
安静時心拍数は、安静にしているときの心拍数です。
人間の場合、男性で60~70程度、女性で65~75程度。
Wikipedia から引用
しかし、個人差もありますし、運動習慣のある人はもう少し低いと思います。ですから、心拍トレーニングのためには安静時心拍数をときどき測定すべきだと思います。
安静時心拍数の測定
時計さえあれば、例えば「20秒測って3倍する」ことで容易に測れます。容易に測れますが、わたしは寝起きに横になったまま測るのは面倒です。一度測定すれば良いのではなく、トレーニング効果で安静時心拍数が変化するので再度測定する必要があり、更に面倒です。
ライフロガーの利用
そこでオススメするのは、近年流行の心拍計付きライフロガーの使用です。既に、心拍計付きスマートウォッチ/スポーツウォッチ/ライフロガーを利用している人もいらっしゃるでしょう。
わたしはスポーツウォッチ、adidas「miCoach FIT SMART」を持っていますが、完全にトレーニング用のコンセプトなので電池が持たず、キツく着用する必要があり、寝起きの計測には不向きです。miCoachに関する件(サービス停止/移行の愚痴?恨み節?)はまた別に。
ライフロガーは着けっぱなしが必然であることもあり、とても楽に測定できます。Xiaomi Mi Band 2では寝起きに数回ボタンに触れるだけです。
Xiaomi Mi Band 2
主な特徴
- Xiaomiは中国のメーカー
- 安価
- 20日間、充電不要
- 専用スマホアプリあり
- 活動量計(心拍数、歩数、移動距離など)
- 睡眠時間、睡眠の質を計測できる
- スマホとBluetooth接続で各種アプリからの通知(電話、ショートメール、LINEなど)を受け取れる
購入動機
購入動機は「良く眠れていない」という悩みから睡眠の時間と質の計測でした。睡眠の計測ほか、Xiaomi Mi Band 2についてはまた別に書きたいですが、既に後継モデルが発売されているので、このモデルについては書く必要がないかもしれないです。
参考資料
入手
大手通販サイトなどで入手できます。
替えバンド
毎日24時間装着して、1年ちょっとでバンドが壊れました。バンドは、シリコン・ベルトの内側にプラスチック樹脂があり、本体機器を安定してマウントする構造です。プラスチック樹脂が剥がれてきましたので、交換しました。
製品が安価過ぎるので、バンドが少し割高に感じます。サードパーティ製のバンドは、カラーバリエーションが豊富ですが、安心できる純正品を購入しました。純正品のカラーバリエーションは3色(ブラック/グリーン/ブルー)です。