- テニスボールよりも、はるかに大きいストレッチボール/マッサージボールが気になりませんか?
調べてもレビューはあまり見つからず、メーカーの情報しかありませんよね?
わたしもマッサージボールに興味がありますが、情報がなくて困っていました。そこで、入手できる情報をまとめて、カタログ(商品目録)/大全を作成しました。
入手できるマッサージボールについて、公開されている情報を比較できるようにまとめました。
わたしは、いくつか実験してトリガーポイントのマッサージボールMB5を使っています。
最後までご覧になり、あなたの参考になりましたら幸いです。
はじめに
わたしはフォームローラーのファンです。
しかし、フォームローラーがカラダのすべて部位をマッサージしやすいとは思えません。
しっくりこない部位がある
よくマッサージしている部位と、使っている道具は下表のようになります。
しかし、最後の二つ(内転筋の膝に近いところ、臀筋、腰部)は、道具が合っていないような不満があります。
部位 | 道具(関連記事へのリンク) |
背中 | Rumble Roller |
脛 | バランスワン マッサージスティック |
ふくらはぎ〜足首 | 膝コゾコゾ体操 |
大腿前面 | ストレッチングポール |
大腿側面、ハムストリング、内転筋 | GRIDフォームローラー |
内転筋(膝に近い方) | GRIDフォームローラー |
臀筋、腰部 | ストレッチングポール、Rumble Rolle |
実験「カラダの部位によっては、フォームローラーより接地面が小さいボールの方が心地良いか?」
小さめのトレーニングボールを持っています。
マッサージボールよりは大きいですが、直径18cm(7インチ)と小さく、重さは検定球と同程度(約650g)のどっしりしたボールです。
このトレーニング用ミニボールについては、小さいボール(だけど7号球の重さ)をご覧ください。
内転筋や臀部、腰部にあてて試したところ、どっしり&しっかりした刺激が心地よく、フォームローラーよりもしっかりした刺激を感じました。
特に臀部と腰部は、深い刺激があります。
この結果、マッサージボールに期待した次第です。
可搬性(持ち運びやすさ)
フォームローラーは、超軽量なものまで用意しましたが、やはり”かさ”があるので、ときには移動先に持参するのが面倒に感じることがあります。
その点、マッサージボールは、フォームローラーに比べれば、とても小さいです。
マッサージボールの重さは各種あり、ものによってはフォームローラーを越えています。
重さはさておきまして、”かさ”はなく小さいです。フォームローラーよりは持ち運びしやすいです。
フォームローラーを持たずにマッサージボールだけで済ませるときもあります。
カタログ
メーカー
普通に入手できるのは、次の9製品です。
製品名のリンクは、メーカー公式サイトの商品説明か、公式オンラインショップ、販売代理店などへのリンクです。
メーカー | 製品名 | 価格(税込) |
トリガーポイント | グリッドボール | 3,780 |
トリガーポイント | マッサージボール MB5 | 3,888 |
SKLS | TARGETED MASSAGE BALL ターゲットマッサージボール | 2,160 |
バランスワン | ヨガバランスボール | 2,650 |
カワセ | 鉄人倶楽部 指圧ストレッチボール | – |
イナーメ | ヘビーマッサージボール | 4,900 |
Nike | リカバリー ボール | 3,240 |
Pro-Tec Athletics | The Orb Massage Ball-5 | 3,500 |
大きさ、重さ
直径はすべて13cm前後ですが、重さは大きく異なります。
軽量な3製品を緑で、ずっしりと重たい5製品を赤にしてあります。
製品 | 直径(cm) | 重さ(g) |
トリガーポイント(グリッドボール) | 13 | 48 |
トリガーポイント(マッサージボール MB5) | 12 | 141 |
SKLS | 約13 | 322 (?) |
バランスワン | 14 | 360 |
カワセ | 約12 | 約850 |
イナーメ | 13 | 800 |
Nike | 13 | 558 |
Pro-Tec Athletics(The Orb Massage Ball-5) | 13 | 118 |
硬さ、材質
製品名の色付け(軽い:緑、重い:赤)はそのままに、公開されている「硬さ」と「材質」を追記しました。
その上で、硬さの予想を(◎:超硬、◯:硬い、△:やわらかい)追記しました。
予想は材質と見た目の印象からなので、参考程度にお願いします。
製品 | 硬さ (予想) | 硬さ | 材質 |
トリガーポイント(グリッドボール) | ◯ | MID-HARD | 柔らかな素材 |
トリガーポイント(マッサージボール MB5) | △ | SOFT | EVA |
SKLS | △ | – | PU |
バランスワン | ◯ | ハードタイプ | – |
カワセ | ◯ | 硬度:40~45 テニスボール マッサージでは できない硬さ | EVA樹脂 スチール ABS樹脂 |
イナーメ | ◯ | – | – |
Nike | ◯ | – | ABS 55% TPE 43% 鉄1% ラバー1% |
Pro-Tec Athletics(The Orb Massage Ball-5) | ◯ | – | EVA (エチレンビニールアセテート) |
マッサージボールは、フォームローラーと比較して、身体に当たる面積が小さくなります。
そのため、柔らかい製品であっても、刺激は強く深く感じます。
時間をかけてカラダをメンテナンスする場合、やわらかいフォームローラーを選びます。
あまり時間がないときには、硬いフォームローラーを使って時間を短縮するために、最初やわらかいフォームローラーを使います。
一つの種類ですべての部位をカバーしようとは考えていません。
マッサージボールを主に使うのは、内転筋と臀部、腰部です。
臀部と腰部は多少硬いものでも問題無さそうですが、内転筋は柔らかめが好みです。
当たる面積が小さいことも合わせて、超硬なマッサージボールを最初に選ぶのは勇気が要るでしょう。
重いボール? or 軽いボール?
重たいと、移動先への持参が億劫になってきます。
”扱いやすい!”と理由付けして、重たいマッサージボールが多いです。
重ければ扱いやすくなるとしていますが本当でしょうか?
重いものが転がりにくいのは明確ですが、実際のところはどうなのでしょう? 検討してみました。
フォームローラーは軽いほど扱いやすい
同じように身体を乗せてマッサージするフォームローラーでは、軽ければ軽いほど扱いやすく感じます。
フォームローラーは円柱上なので転がる方向が決まっていて、好き勝手な方法に動いてしまうことはありません。
転がる方向を微調整するために、フォームローラーの向きを少しだけ動かすことがあります。このとき、軽ければ軽いほど微調整しやすく感じます。
フォームローラーでマッサージするためには、身体の下でフォームローラーを転がします。このとき、重いフォームローラーは鈍重な動きにくさを感じます。
短か過ぎるフォームローラーは安定しない
フォームローラーが短か過ぎると、転がる方向が定まりにくくなります。
長さ10cmしかないフォームローラーでは、転がる安定性が低いです。
身体を乗せて転がすと、勝手に意図しない方向に転がろうとします。(慣れれば、それなりです。)
グリッド・フォームローラー・ミニは、長さ10cmしかなく軽いので安定性が低いです。詳細は、グリッドフォームローラーミニ(GRID Mini)のレビューをご覧ください。
実験「軽いと扱いにくいのか?」
都合が良いことに、表面の材質と形状が同じで、重さの異なる二つのボールを持っています。
詳細はそれぞれ、小さいボール(だけど7号球の重さ)、小さいボールをご覧ください。
ただし、直径約18cm(7インチ)と、調べたい大きさ約13cm(5インチ)より大きいです。
実際に腰、臀部、大腿などを乗せてマッサージしてみたところ、重たい方が安定しています。
しかし、それほど重さの違いを感じません。軽い方であっても、扱いにくいことはまったくありません。
マッサージボールでマッサージする場合、フォームローラーのように転がすことによって効果を感じるというよりも、あてがうことの刺激を強く感じ、ゆっくりと当たる箇所を変えていく感じです。
そのため、フォームローラーのように動かすのではなく、とてもゆっくり動かすので扱いにくさを感じにくいのでしょう。
実験結果として、「軽いボールであっても扱いにくいことはない」ことが分かりました。
まとめ
マッサージボールを紹介し、重さや硬さについて説明いたしました。いかがでしたでしょうか?
わたしのオススメは、軽量&やわらかめです。
わたしの使い方は、主に内転筋と臀部、腰部です。マッサージボールを持ち運ぶこともあります。
臀部と腰部は多少硬いマッサージボールでも問題ありませんが、内転筋は硬過ぎると不快に感じます。
重さは、慣れれば軽くても使いにくいことはありません。移動先でも使用することを考えているのであれば、絶対に軽いものをオススメします。
あなたがご自宅でしか使わないのであれば、重たいマッサージボールでも全く問題ないでしょう。
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